※本サイトで紹介している商品・サービス等の外部リンクには、アフィリエイト広告が含まれる場合があります。
- オートキャンプ場ってなに?
- オートキャンプ場で何ができるの?
- オートサイトとフリーサイトの違いは?
オートキャンプ場とは、テントの横に車を停められるキャンプ場のことです。
重いキャンプ道具を持ち運ぶ必要がなく、初心者でも手軽にキャンプが楽しめます。
でもオートキャンプの最低限の知識や注意点を知らないままだと、キャンプ場で思わぬトラブルを起こすことも。
この記事では、オートキャンプの魅力や楽しみ方⇩、利用時の注意点⇩などを解説します。
最後まで読めば、キャンプのハードルがぐっと下がり、キャンプに行きたくなりますよ!
オートキャンプ場とは?
オートキャンプ場とは、テントを立てる場所(サイト)まで車を乗り入れられるキャンプ場のことです。
荷物を降ろしたその場でテントを設営できるので、時間も手間もかかりません。
いっぽう通常の(従来の)キャンプ場は、駐車場からテントを立てる場所(サイト)まで荷物を運ばなくてはなりません。
運搬の時間がかかるうえ、体力も消耗します。
「サイト」とは、住宅でいう「敷地」のこと
キャンプの「サイト」とは、テントやタープを設置して過ごすスペースのこと。
住宅で言うところの「敷地」。
オートサイトとフリーサイトの違い
オートサイトとフリーサイトの特徴はつぎのとおり。
- オートサイト
- テントのとなりに車を停められるサイト。
- フリーサイト
- テントを立てる位置が決まってなく、どの場所でも自由にテントを建てられるサイト。
(逆に、立てる位置が決まっているサイトを「区画サイト」と呼ぶ)
≫ フリーサイトと区画サイトの違い
キャンプ場が「オートサイト」かつ「フリーサイト」であれば、車をキャンプ場内の好きな場所に停めて、その車の横にテントを立てられます。
オートキャンプ場以外のキャンプ場の種類
オートキャンプ場以外にも、キャンプ場にはいろいろな種類があります。
キャンプ場の種類をまとめると、つぎのとおりです。
- オートキャンプ場
- 車をテントのすぐそばに停められるキャンプ場
- 高規格キャンプ場
- トイレや風呂など設備が整ったキレイなキャンプ場
≫ 高規格キャンプ場とは - 電源付きキャンプ場
- 屋外用AC電源があるキャンプ場。
キャンプで扇風機やホットカーペットなど家電が使える。 - ロケーションの違い
- 周辺環境(ロケーション)による違い。
林間キャンプ場、川沿いキャンプ場、湖キャンプ場、高原キャンプ場、海辺(臨海)キャンプ場に分けられる。
≫ ロケーション別。キャンプ場の種類と特徴
初心者は「オートキャンプ場」、「高規格キャンプ場」あたりの特徴があるキャンプ場がおすすめです(このあとくわしく解説⇩)。
オートキャンプの楽しみ方
オートキャンプは駐車場からテントサイトまで荷物を運ぶ必要がありません。
時間や手間が節約できて、キャンプの楽しみ方の幅が広がります。
楽しみ方を挙げるとキリがありませんが、ここではつぎの4つを紹介します。
楽しみ方1:ハンモック
ハンモックセットを持って行き、リラックスするのもオートキャンプの楽しみ方の一つです。
通常ハンモックはくくり付ける木がないと設置できませんが、自立式のハンモックセットならどこでも組み立てて楽しめます。
自立式のハンモックはある程度かさばるので持ち運びが手間ですが、オートキャンプなら車から降ろしたその場で組み立てられます。
キャンプ場でゆったりした時間を愉しんでみたい人にはオススメの楽しみ方です。
楽しみ方2:車中泊
オートキャンプは車中泊との相性がバツグンです。
日中は通常のキャンプと同じように過ごし、寝るときはテントではなく車に移動して寝ます。
テントの設営や片付けの必要がないので、さらに手間や時間が節約できて、よりキャンプの時間を楽しめます。
- 『車中泊に興味があったけど、これまで機会がなかった』
- 『テントを立てられるか不安』
という人にはおすすめの楽しみ方ですね。
最近は車に繋げてカンタンに立てられるテントやタープもあります。
これがあれば、手軽に車中泊キャンプが出来るようになります。
(オートキャンプに必要なアイテムはこのあと⇩紹介します。)
車中泊の注意点として、持っている車が、
- フラットになるか
- 寝られるほどのスペースが確保できるか
などは確認しておく必要があります。
車中泊禁止のオートキャンプ場もあるので、やるときは事前に確認しておきましょう。
楽しみ方3:温泉や観光地巡り
オートキャンプでは温泉・観光地巡りがよりカンタンにできます。
従来のキャンプ場ではテントから駐車場まで距離があり、キャンプ場の外に行くにもひと苦労でしたが、オートキャンプ場なら一瞬です。
ほとんどのキャンプ場では、チェックイン後も自由にキャンプ場外に車で出かけられます。
キャンプの合間に温泉に寄ってみたり、観光地を巡ることで、さらに充実したキャンプの時間を過ごせます。
事前にgoogleマップで、近くの観光スポットや温泉を調べてキャンプ計画を立てましょう。
楽しみ方4:本格的なキャンプ飯にチャレンジ
オートキャンプでは車を使ってたくさんの荷物を運べるので、
- 重めのバーベキューグリル
- ダッチオーブン
なども持って行けて、そのぶん本格的なキャンプ料理に挑戦できます。
ただし、初キャンプではなるべくシンプルな料理のほうが無難です。なぜなら慣れないテント設営で時間が足りなくなりがち。
最初はシンプルな料理にして、キャンプに慣れた2回目以降に凝った料理に挑戦していきましょう。
【メリット】オートキャンプの良いところ
快適で初心者向けなオートキャンプ。
オートキャンプのメリットはつぎの3つです。
メリット1:荷物を運ばなくて良い
オートキャンプでは車とテントが隣接するので、荷物を持ちはこぶ必要がありません。
いっぽう通常のキャンプでは駐車場からテントの場所まで荷物を運ばなくてはなりません。
重いテントは10kg以上あります。これを持ち運ぶのは大変。
とくに初心者や子ども連れのファミリーにとって、オートキャンプは必須と言っても良いです。
メリット2:天候の急変に対応しやすい
オートキャンプでは、急な天候の変化にすぐに対応できます。
天候が変わりやすいキャンプ場では、突然のゲリラ豪雨や雷はよくあります。
そんな緊急時でも、オートキャンプならすぐに車に避難できます。
身の危険を感じて撤収する場合でも、隣に車があるので手早く片付けられます。
イノシシやクマなどの野生動物に遭遇しても、瞬時に逃げる場所があるので精神的にかなり楽です。
メリット3:移動が楽
すぐに車に乗れるオートキャンプ場では、キャンプ場の外にも気軽に出かけられます。
- 食材の買い忘れで近くのコンビニやスーパーに行きたい
- 近くの温泉や銭湯に行きたい
- アクティビティ(カヌー・ハイキングなど)に出掛けたい
- ケガをしたので病院に行きたい
いっぽう通常のキャンプ場ではテントから車までの距離があるので、気軽にキャンプ場の外に出掛けられません。
『すぐにどこにでも出かけられる』のはオートキャンプの大きなメリットです。
【デメリット】オートキャンプの悪いところ
初心者におすすめのオートキャンプですが、把握しておきたいデメリットがあります。
オートキャンプのデメリットはつぎの3つです。
デメリット1:利用料金が高め
オートキャンプ場は普通のキャンプ場より料金が高めになる傾向があります。(1,000~2,000円程度。正確には他にも色々な要素で料金が決まるので一概には言えません)
オートキャンプ場内に車が乗入できるよう舗装や管理がされています。
舗装や管理がされているキャンプ場では利用料が高く設定されやすくなります。
デメリット2:自然を感じにくい
オートキャンプ場はいつも車の出入りがあります。
食事中やくつろいでいる時でも、エンジン音がうるさくて自然を感じにくいことがあります。
『完全に自然のなかでキャンプをしたい』という人には向かないかもしれません。
キャンプに慣れてきたら、車の乗り入れができないキャンプ場にも挑戦してみましょう。
デメリット3:キャンパーのマナー問題
オートキャンプ場は初心者が手軽にキャンプができる一方、キャンパーのマナー問題が目立ちます。
例えば騒音(夜中まで騒ぐ)やゴミの放置など。
学生グループが夜中まで騒いで眠れなかった、なんて話もよく聞くよ。
対策として高規格なキャンプ場⇩を選ぶと、ルールやマナーが徹底していてキャンパーのマナーも良い傾向があります。
オートキャンプ利用時の注意点
初心者向けで便利なオートキャンプですが、利用時に注意しておきたい点が2つあります。
注意点1:悪路に注意
キャンプ場内の車道の整備状況は様々です。
- コンクリート舗装されている
- 砂利が敷き詰められている
- 未舗装でデコボコ
未整備だと雨天時には「ぬかるみ」や大きな水溜まりが出来ることもあります。
- 悪路の運転に慣れていない人
- 街中走行に適した「オンロード車」
こんな場合はキャンプ場のHPや電話で、車道の状態を事前に確認しておくと安心です。
注意点2:門限に注意(入口ゲートが閉じる)
多くのキャンプ場には門限があり、夜は入口の車用ゲートが閉まることがあります。
近くの温泉に車で出かけて門限を過ぎてしまうと、キャンプ場に入れなくなってしまいます。
(門限以降はキャンプ場管理人が不在になることも多い)
車でキャンプ場外に出るときは、門限を必ず確認しておきましょう。
オートキャンプ場のマナー・ルール
キャンプ場内を車が走るオートキャンプ場では、守るべきマナーやルールがあります。
よくあるオートキャンプ場のルールはつぎの4つ。
くわしくはキャンプ場ごとに定められたルールに従いましょう。
マナー1:キャンプ場内は徐行
キャンプ場内では、徐行運転が基本です。
テントの影から人が急に出てくることもあります。
とくにキャンプ場に来た子供はテンションが高く、どのような行動をとるか分かりません。
木々が密集しているところやテントの近くなど、死角が多い場所は十分に注意しましょう。
キャンプ場内での運転中は、自分のテントサイトを探したりして注意力が散漫になりがちです。
マナー2:決められた場所を走行
ほとんどのオートキャンプ場では、車の通れるルートが決まっています(一部のフリーサイトでは指定されていないこともあります)。
場所によっては一方通行のルートもあります。
チェックイン時に説明があるので、指示に従いましょう。
マナー3:アイドリングストップ
キャンプ場では、車のアイドリングをできるだけ控えましょう。
オートキャンプは車とテントが隣接しているので「キャンプ感」が薄まりがちです。
周りのキャンパーが少しでもキャンプを楽しめるよう、アイドリングは必要最小限にしてエンジンは切りましょう。
マナー4:夜間のエンジン音・ライト
夜間は車のエンジン音やライトで他のキャンパーに迷惑を掛けないようにしましょう。
多くのキャンプ場では「サイレントタイム」が設定されています。
サイレントタイムとは
夜間、他のキャンパーの睡眠を邪魔しないよう、声や音、明かりを最小限に抑えるよう決められた時間帯のこと。
夜9時以降に設定されていることが多い。
この時間帯は、
- エンジン音
- ドアの開閉音
- 車のライト
- 車の鍵開閉音(「ピピっ」という音)
これらを最小限におさえましょう。
オートキャンプ場の選び方
オートキャンプ場にも色々な種類があります。
(キャンプ場の種類は先ほど解説⇧したとおり)
初心者がキャンプ場を選ぶときは、つぎのようなオートキャンプ場を選びましょう。
これらキャンプ場の探し方はあとで解説⇩しますね。
近場
初心者は自宅から1時間くらいで行けるキャンプ場を探しましょう。
近場のキャンプ場なら、
- 時間に余裕ができる
- 精神的・体力的にラク
- 土地勘がある
といったメリットがあります。
「何かトラブルがあっても最悪自宅にすぐ帰れる」というのは、かなりの安心感です。
【近場のオートキャンプ場】は何より優先して選びたいキャンプ場です。
高規格キャンプ場
高規格キャンプ場とは、トイレやシャワー、炊事場などの設備が整っているキャンプ場のことです。
初心者や、女性・子供がいても安心して快適にキャンプができます。
ただし高規格キャンプ場が近くに無いことも多いです。その場合は「近場」と「オートキャンプ場」を優先して探しましょう。
そのほか初心者向けのキャンプ場の特徴はこちらをご覧ください。
オートキャンプ場の探し方
オートキャンプ場を探す場合、つぎの2つの方法がおすすめです。
「なっぷ」を利用
キャンプ場検索&予約サイト「なっぷ」で検索してみましょう。
「なっぷ」は日本最大級のキャンプ場検索・予約サイト。
「地図で探す」を使えば、オートキャンプ場を地図上で探せます。
絞り込み画面で「乗り入れ可能車両」にチェックを入れれば、オートキャンプ場のみを表示できます。
「高規格キャンプ場」で検索
高規格キャンプ場を探したい場合は「高規格キャンプ場 + 〇〇(エリア名) 」でネット検索しましょう。
目的のエリアの高規格キャンプ場がいくつか出てくるはずです。
またこちらの記事では、「関東」と「関西」を中心に高規格で初心者向けのオートキャンプ場を22つ紹介しています。
≫ 初心者向けキャンプ場22選
オートキャンプに必要な持ち物
オートキャンプに必要な持ち物は、通常のキャンプと同じです。
ここでは最低限必要なもの⇩と、効率の良いそろえ方(レンタル)⇩を解説します。
最低限必要なもの
オートキャンプの基本的な持ち物はつぎのとおりです。
これらは最低限必要な道具で、キャンプをするための必須アイテムです。
キャンプの持ち物をくわしく解説した記事がコチラになります。
≫ 10年目キャンパーの持ち物リスト
最初はレンタルもあり
初キャンプで道具をすべてそろえるのは大変です。
キャンプ道具を一式そろえるには、目安として10万円ほどかかります。
そこで最初はレンタルサービスを利用するのもおすすめです。
レンタルなら高価な道具を買う必要がなく、手軽にキャンプを楽しめます。
まずはレンタルでキャンプを試してみて、キャンプが楽しければ少しずつキャンプ道具を揃えていくのもおすすめです。
オートキャンプ場に適した車種
どの車で行くのかも重要なオートキャンプ。
ここでは「軽自動車などの小型車でも行けるか?」と「どの車種がオススメか」について解説します。
軽自動車など小型車でも行ける?
軽自動車などの小型車でもオートキャンプは可能です。
ただし、つぎの2点を注意しておきましょう。
小型車の注意点1:積載量の制限
軽自動車は積載量が少ないので、キャンプ道具の持ち運びには工夫が必要です。
具体的にはつぎのような工夫をしてみましょう。
- 大型のキャンプ道具はレンタル⇧を活用
- コンパクトなキャンプ道具を選ぶ
- ルーフキャリアを付ける
- レンタカーを活用
とくにファミリーキャンプでは荷物が多くなりがちなので、レンタルを活用して持って行く荷物を最小限に抑えたいところです。
≫【キャンプ場で受取り・返却】hinataレンタルの特徴と口コミ
小型車の注意点2:悪路に注意
軽自動車は悪路に適していない車種が多いです。(スズキのジムニーやハスラーは除く)
深い「ぬかるみ」があると、スタック(泥にはまって動けなくなる)の危険性が増します。
高規格キャンプ場などの整備されたキャンプ場ではスタックの心配はありません。心配であればキャンプ場に車道の整備状況を確認しておくと良いでしょう。
オートキャンプに適した車種の特徴
キャンプに適している車種は、「荷物の積載能力」と「走破性」が高いことが重要です。
セオリーとしてはミニバンやSUV。
とくにキャンプ場でよく見かける車種を挙げます。
タイトル | タイトル |
トヨタ ランドクルーザー | 高い走破性とラグジュアリーな内装を兼ね備えたSUV。過酷な環境でも安心して走行可能。 |
日産 エクストレイル | 広いラゲッジスペース(565L)を持ち、オフロード性能も高いミドルサイズSUV。 |
三菱 デリカD:5 | SUVとミニバンの特性を併せ持ち、悪路走行も得意。広い室内空間で車中泊にも対応。 |
ジープ ラングラー | 本格的なオフローダーで、悪路走行に優れた性能を発揮。アウトドアに最適。 |
トヨタ ハイエース | 大容量の荷室があり、カスタマイズしやすく、車中泊にも対応可能。 |
三菱 アウトランダーPHEV | ハイブリッドシステム搭載で燃費性能が良く、静粛性も高いSUV。 |
日産 セレナ | ミニバンとして広い室内空間を持ち、家族でのキャンプにも適している。 |
トヨタ ハイラックス | ピックアップトラックで、荷物をたくさん積める上にオフロード性能も高い。 |
ぼくはトヨタのVOXYです。ファミリーキャンプでも十分な大きさ。
FF(前輪駆動)の二輪駆動ですが、スタックしたり困った経験は無いですね。
いっぽう、ソロキャンプや少人数では軽自動車やコンパクトカーで来ている人も見かけます。
キャンプ場でよく見かける軽自動車はスズキのジムニー。軽自動車ながら高い耐久性と走破性があって、小回りも利くのでソロキャンプには最適です。
小型車やコンパクトカーでも工夫しながら状況に合わせて来ている印象です。
まとめ
この記事では、オートキャンプ場について解説し、オートキャンプ場の楽しみ方⇧や注意点⇧、探し方⇧などを解説しました。
安心感が高くて快適に過ごせるオートキャンプの楽しみ方は多彩⇧。
自然の中でリラックスするもよし、本格的なアウトドア料理に挑戦するもよしと、キャンプの楽しみ方の幅が広がります。
ただし高規格で設備の整ったオートキャンプ場は人気が高く、連休や夏休みのハイシーズンはとても混雑します。早めに計画を立てて予約を入れましょう。
まずはさきほど紹介⇧したキャンプ場検索サイト「なっぷ」で、自宅の近くにどんなオートキャンプ場があるか調べてみましょう。
『これからキャンプを始めてみたいけど、何から始めればよいか分からない』という方はこちらの記事をご覧ください。
キャンプの基礎知識やノウハウを体系的にまとめています。
本サイト『なおきゃん』では、これからキャンプを始める人に向けて、
についての記事を作成しています。
この記事やサイトの情報が、キャンプを始めるときの参考になれば幸いです。
キャンプの始め方やこの記事の内容について、なにかご質問やご意見がございましたら、下記フォームよりお問い合わせください。