【初心者なら区画サイト】フリーサイトと区画サイトの違いを徹底解説!

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【初心者なら区画サイト】フリーサイトと区画サイトの違いを徹底解説!

キャンプ場には「区画サイト」と「フリーサイト」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。
キャンプ場に行く前に、この2種類のサイトの特徴を理解しておかないと、キャンパー同士のトラブルに発展してしまうことも。

キャンプに慣れていない初心者は、区画サイトでキャンプを始めるのがオススメです。

この記事では区画サイトとフリーサイトの違いや特徴を解説しながら、区画サイトが初心者向けである理由も解説します。

ジュン
ジュン

記事の最後では、熟練キャンパーが「区画サイト」と「フリーサイト」それぞれ選ぶ理由も紹介します。

区画サイトとフリーサイトの違いをまとめると、次の表のとおり。


区画サイト


フリーサイト
料金割高
(500~1,000円増)
割安
設備整っている傾向不十分な傾向
場所取り不要必要
プライベート感バツグンイマイチ
開放感イマイチバツグン
向いてる人初心者
ソロキャンプ
カップルキャンプ
グループキャンプ
ファミリーキャンプ

区画サイトとフリーサイトの違い

区画サイトとフリーサイトそれぞれの特徴を説明しながら、違いについて解説します。

「サイト」とは、住宅でいうところの「敷地」

キャンプの「サイト」とは、テントやタープを設置して過ごすスペースのこと。住宅で言うところの「敷地」です。

大人数でキャンプをする場合、大きい「サイト」が必要になります。
キャンプでは、となり人やグループの「サイト」と重ならないようにするのが基本ルール。

区画サイトとは

「区画サイト」とは、テントやタープを設置できる敷地の形や大きさが決められているサイトのこと。ロープや樹木でサイトが区切られています。

妻

「大きな駐車場」なんて表現する人もいるね

区画サイトの特徴

・サイトが正方形や長方形で区切られている。

・決められたサイト内に、テントやタープを収めるように設営。

・大きさは「5m×5m」「7m×10m」など、サイトごとにさまざま。

・予約するとき、区画の場所までは指定できないことも多い。

ジュン
ジュン

ロープや樹木からはみ出さないようにテントやタープを設置するのが基本的なマナーです。

妻

他のキャンパーの区画(敷地)に入ったり、跨(また)いだりしないのもマナーだね

フリーサイトとは

「フリーサイト」とは、テントやタープを設置する敷地が決まっていないサイトのこと。
キャンプ場内であれば、好きな場所にテントを自由(フリー)に設置できます。

ジュン
ジュン

「フリー」とは「無料」という意味ではありません。

フリーサイトの特徴

・サイトが区切られていない。

・キャンプ場内であれば、基本的にどこにテントやタープを立ててもOK。

・宿泊や利用の予約はするが、設営場所の予約はできない。

・キャンプ場に着いてから、現地で設営場所を決める。

・どれだけ広くスペースを使うかも自由。周りのキャンパーとの境界は曖昧(あいまい)

ジュン
ジュン

フリーサイトの場所取りは早い者勝ち。遅く到着すると良い場所は無くなってしまいます。

「区画サイト」と「フリーサイト」の割合はキャンプ場ごとに異なる

「区画サイト」と「フリーサイト」がどれくらい用意されているかは、キャンプ場ごとに違います。

  • 区画サイトだけのキャンプ場
  • フリーサイトだけのキャンプ場
  • 区画サイトとフリーサイトが両方あるキャンプ場

気になるキャンプ場があれば、そのキャンプ場の「区画サイト」と「フリーサイト」の配置状況がどうなっているのかをホームページで確認してみましょう。

初心者のキャンプデビューは区画サイトがオススメ

キャンプ初心者が初めてキャンプに行くなら、「区画サイト」を予約しましょう。
その理由は、おもに次の4つ。

オススメの理由1:トラブルが少ない

「区画サイト」は隣のキャンパーとの境界が明確なので、トラブルに発展しづらいのが特徴。
いっぽう「フリーサイト」の場合、次のようなトラブルになることも。

となりのキャンパーが近すぎる!もっと離れたところにテントを立ててほしいんだけど・・・

この場所にテントを立てたら、となりのキャンパーに迷惑かな・・・?

良い景色の場所が取れたのに、後から来たキャンパーのテントが邪魔で、景色を楽しめなくなった・・・

知識や経験がないと、まわりとの距離感が分からず不安になってしまいます。

アンケート:「フリーサイトでイラッとしたこと、ある?」

キャンパーにアンケートをとったところ、15人のうち7人が「フリーサイトで近くにテント設営をされて、イラっとしたことがある」と回答しています。

敷地が明確に決められている「区画サイト」であれば、設営する位置でトラブルになることもありません。初心者でも安心してテント設営ができます。

オススメの理由2:場所取りの知識や経験が不要

「区画サイト」はテントを張る敷地が用意されているため、良い場所を見定める知識や経験が無くても問題ありません。

いっぽう「フリーサイト」では、キャンプ場の状況を見ながらその場で設営場所を見定めることになります。ある程度キャンプを経験していないと、場所の良し悪しの判断がつきません。

≫ フリーサイトで立ててはいけない場所。罠ポイント6つ

また設営場所は早い者勝ち。良い場所が分からずウロウロしていると、他のキャンパーにどんどん取られてしまいます。
ハイシーズンなどの混雑時には、テント設営には適さない場所しか残っていない可能性も。

どこに設営すれば良いか、初心者は判断できない

区画サイトはテントを設営するのに適した場所を、キャンプ場が用意してくれています。その点で知識や経験が不要な区画サイトは、初心者にオススメです。

オススメの理由3:キレイに整備されている

区画サイトは、フリーサイトに比べてキレイに整備されている傾向にあります。テントを設営しやすく、また過ごしやすいため初心者向きといえます。
「キレイに整備」とは、具体的にいうと「整地」と「設備」。

整地

区画サイトはテントやタープを設置しやすいように、平らに整地されています。サイト内であれば傾斜やデコボコもありません

いっぽうフリーサイトは自然や地形をそのまま活かし、整地していないこともあります。
自然の雰囲気を味わえるメリットはありますが、地面が傾斜していたり、デコボコがあってテントが立てづらいことも。

キャンプに慣れていない初心者のうちは、整地されている区画サイトのほうがオススメです。

設備

設備の程度はキャンプ場により大きく異なりますが、区画サイトの方が設備が整っている傾向にあります。

  • 屋外電源が用意されている
  • 風呂やトイレがキレイ
  • サイトまわりの通路や道路が整備・舗装されている

すべてのキャンプ場があてはまるわけではありませんが、傾向として把握しておくとよいでしょう。

キャンプに慣れないうちは、利便性を優先しよう

整備されているぶん、フリーサイトに比べて区画サイトは料金が高くなる傾向があります。それでもキャンプに慣れていない初心者のうちは利便性を優先することをオススメします。

オススメの理由4:事前に泊まる場所のイメージがつかめる

「区画サイト」であれば、区画の大きさや形が事前に分かります。ホームページに区画の写真が載っていることも。泊まる場所のイメージがわき、初心者でも安心感が高まります。

いっぽう「フリーサイト」では現地でテント設営場所を決めるので、事前に泊まる場所のイメージが出来ません。

区画サイトのメリット

キャンパー30人にとったアンケートをもとに、区画サイトのメリットを解説します。
区画サイトのおもなメリットはつぎの5つ。

場所取りが不要。ゆっくり到着できる。

「区画サイト」は予約した時点で、宿泊するスペースが確実に確保されます。
遅めに到着したとしても、他のキャンパーに設営場所を取られる心配はありません
自分のペースで現地に到着して、マイペースでキャンプを楽しむことができます。

サイトがキレイに整備・整地されている

「区画サイト」では駐車場のように、平らに整地されています。
逆に「フリーサイト」では、自然のままデコボコしていたり、傾斜になっていたりすることも多いです。

妻

林間のフリーサイトだと地面が不安定なことが多いね。

林間のフリーサイト
  • テントを設営
  • 食事を作る、食べる
  • 寝る

これらシーンにおいて、少しでもデコボコがあったり傾斜があったりすると、かなり不便に感じます。
その点、「区画サイト」では平らに整地されていることが多く、快適に過ごせます。

プライベート感が高い

「区画サイト」は自分の敷地が明確なので、プライベート感が高まります。
いっぽう「フリーサイト」では周りのキャンパーとの境界が不明確であやふや。落ち着かない感が残り、プライベート感が下がります。

妻

ソロキャンプや恋人とのキャンプで、プライベートの雰囲気を楽しみたいときは区画サイトがオススメね。

他のキャンパーとの距離感で困らない

「区画サイト」は隣のキャンパーとの境界が明確なので、距離感で困ることがありません。
いっぽう「フリーサイト」の場合、

ココだと、となりのテントに近すぎる?怒られない?大丈夫?

こんな悩みが生じます。

設営する場所が見つからないほどキャンプ場が混んでいる場合はとくに大変。どうしても周りのキャンパーの近くにテントを設営せざるを得ません。

フリーサイトの混雑時は、距離感になやみがち

その点、境界が明確な区画サイトでは、立てる場所で困りません。

トラブルが少ない

「区画サイト」は境界が決められているため、トラブルになることは少ないです。
いっぽう「フリーサイト」の場合

後から来たキャンパーが、ずいぶん近い位置にテントを立ててきた!

なんていうことも。

区画サイトなら、こんなイライラをかかえたり、相手に思われてしまうことはありません。
初めてのキャンプなら、なるべく不安要素は減らしておきたいところ。区画サイトなら安心して設営が出来ます。

区画サイトのデメリット

キャンパー30人にとったアンケートをもとに、区画サイトのデメリットを解説します。
区画サイトのおもなデメリットはつぎの5つ。

自由度が低い

テントを立てる場所(敷地)が決まっている「区画サイト」では、テントやタープの配置がある程度決まってしまいます。
自由度が低く、配置をアレンジして楽しむことが出来ません。
でもアレンジのしようもない初心者にとっては、あまり関係ないデメリットです。

ジュン
ジュン

区画サイトでは奥側にテント、手前にタープ。これが基本的な配置です。

狭くてテントが入りきらないこともある

敷地の形や大きさが決まっている区画サイトでは「持参したテントが入りきらない」というトラブルもあります。
また、「テントだけなら収まるけど、固定するためのロープが収まらない」というパターンもよくあります。

ジュン
ジュン

ロープも含めて区画からはみださないようにするのが区画サイトのマナーです。

対策として、事前にテントとタープ、さらにロープまで入るか確認しておきましょう。
テントの種類にもよりますが、テントから前後左右にそれぞれ1mくらいはロープを張るのに必要です。

妻

実際に立ててみると、想像してたより狭く感じるよ。ゆとりは持ちたいね。

区画の指定が出来ない

キャンプ場によりますが、具体的な区画の指定が出来ないこともあります。その場合、大まかなサイトの大きさだけ選んで、あとはキャンプ場側が具体的な区画の位置を決めます

妻

好みの区画に宿泊できないこともあるよ。

ジュン
ジュン

キャンプ場によっては区画を指定できることもあります。

気になるキャンプ場があれば、区画の位置まで選べるかホームページで確認してみましょう。

一度決められた区画は替えられない

一度決められた区画は、「気に入らない」という理由では基本的に替えることはできません。たとえ区画の形状・大きさ・景色・隣人などに不満があったとしても

ジュン
ジュン

キャンプ場によっては融通を効かせてくれるところもあるかも。基本は区画替えは出来ないと思った方が良いです

いっぽうフリーサイトでは、途中でテントの場所を変えるのも自由です。
その点、どれだけ不満があったとしても場所の変更できないのは区画サイトのデメリットです。

利用料金がすこし高め

区画サイトはフリーサイトに比べて、利用料金がすこし高め。
キャンパーにとったアンケートでも、「割高」を区画サイトのデメリットにあげるキャンパーは一定数いました。

ジュン
ジュン

ザックリとした体感ですが、フリーサイトに比べて1泊あたり500~1,000円くらい高い印象です。

区画サイトの利用料金が高くなる理由としては、

  • 設備が比較的整っている(設備費や管理費がかさむ)
  • フリーサイトに比べて収容できる人数が少なくなりがち

このあたりかと思われます。

区画サイトが適してる人

メリット・デメリットを踏まえ、区画サイトが適しているのは、次のような人や状況です。

区画サイトがオススメな人

◆ 初心者キャンパー

◆ プライベート感を重視したい(他のキャンパーと関わりたくない)

◆ キャンプ場への到着が遅い

◆ ハイシーズン(夏や大型連休)にキャンプをする

初心者キャンパーは区画サイトでのキャンプデビューがオススメ。
その理由はさきほども解説したとおり、つぎの4点

  • トラブルが少ない
  • 場所取りの知識や経験が不要
  • キレイに整備されている
  • 事前に泊まる場所のイメージがつかめる

ほかにもソロキャンプやカップルキャンプといった「プライベート感」を重視したい人も、区画サイトがオススメです。

また、ハイシーズンや大型連休中のフリーサイトは、激しい「場所取り合戦」が繰り広げられます。
到着が少しでも遅れてしまうと、悪条件の場所しか残っていません。
ハイシーズンのキャンプや、遅い到着を予定しているキャンプでは、区画サイトを選んでおいた無難です。

フリーサイトのメリット

キャンパー30人にとったアンケートをもとに、フリーサイトのメリットを解説します。
フリーサイトのおもなメリットはつぎの5つ。

好きな場所にテントを立てられる

フリーサイトの最大の魅力は、なんと言っても自由度の高さ。
キャンプ場内であれば、基本どこにでもテントを立られます。

  • 自分の好きな景色が眺められる
  • 周りに人が居なくてボッチを楽しめる「すみっこ」
  • 人が多く、にぎやかな場所
  • 利便性の高いトイレや水道の近く

どこにテントを立てるも自由。
気に入らなければ途中から場所を移動することも出来ます。

ジュン
ジュン

全部自分で決めたい!という「わがままキャンパー」には最適なサイトです。

配置のカスタマイズが自由

「立てる場所」だけでなく、「テントやタープの配置」も、フリーサイトでは自由で融通がききます。

区画サイトでは敷地の形や大きさの制限があるので、どうしても配置が固定されがち。
いっぽうフリーサイトでは敷地の制限もなく、自分好みの配置を存分に楽しめます。

妻

2家族でファミリーキャンプするとき、【テント ー タープ ー テント】なんて面白い配置もできるよ。

割安


フリーサイトは区画サイトに比べて、料金が安めです。体感では、ザックリ500~1,000円くらい割安
フリーサイトは自然の地形を活かすので整地がされていなかったり、区画サイトに比べて設備が整っていない傾向があります。その分金額も割安となりやすい、という印象です。

ジュン
ジュン

リーズナブルにキャンプを楽しみたい人にはフリーサイトがオススメです。

妻

キャンプに不慣れな初心者のうちは、割高でも整備されている区画サイトの方がオススメだよ。

開放感があり、自然を感じられる

フリーサイトは立てる場所に制限がなく、開放感があります。
フリーサイトはあまり人の手を加えず、自然の地形をそのまま活かしていることが多いです。そのため「大自然の中で野営」という、キャンプ本来の開放感を味わえるのもフリーサイトの醍醐味。

ジュン
ジュン

区画サイトはキレイに整地・整備されているので、「人工物の感じ」や「窮屈感」が出てしまいます。

幅を気にせず、広々と使える

混雑状況にもよりますが、フリーサイトはどれだけ広くテントやタープを張るのも自由。
大人数のグループキャンプや、複数の家族で合同キャンプをする場合、広い面積が必要になります。このようなスタイルのキャンプをするにはフリーサイトが最適です。

妻

無駄に広く使ったり、周りに迷惑をかけるようなテントの張り方はダメだよ。

フリーサイトのデメリット

キャンパー30人にとったアンケートをもとに、フリーサイトのデメリットを解説します。
フリーサイトのおもなデメリットはつぎの4つ。

良い場所はすぐ取られる

場所の予約が出来ないフリーサイトでは、テントを立てる場所は早い者勝ち。キャンプ場への到着が遅いと、テント設営に適さない場所しか残っていません。

ジュン
ジュン

キャンプ場で場所を探している間にも、良い場所はどんどん取られてしまいます。

初心者のうちは良いポイントの見定めが困難。ウロウロしているうちに良い場所が無くなってしまいます。

≫ フリーサイトで避けたい罠ポイント6つ

混雑するとプライベート感がない

フリーサイトの場合、人が多くなるほど人口密度が高くなるのでキャンパー同士の距離も近くなります。ハイシーズンや大型連休のフリーサイトは、キャンパー同士の距離も近くなりがち。プライベート感がなくなります。

いっぽう区画サイトは位置が決まっているので、混雑してもキャンパー同士の距離は保たれます。

  • にぎやかな雰囲気が好き
  • ガヤガヤしている方がキャンプらしくて好き

このような人であれば、フリーサイトが適しています。いっぽうプライベートの雰囲気を重視したい人は、混雑時のフリーサイトは避けた方が無難です。

妻

キャンパーにアンケートをとると、「みんなでガヤガヤ」よりも「プライベートを楽しみたい」という人が多かったよ。

トラブルが起きやすい

フリーサイトはどこにでも自由にテントを立てられます。いっぽう「立てる位置」「キャンパー同士の距離感」が原因でトラブルになることも。

立てる位置によるトラブル

立てる位置によるトラブルとは、例えばこんな場合。

富士山が眺められる絶景ポイントに設営したのに、後から来たキャンパーがテントを立てて富士山が見られなくなった

日当たりの良い場所に設営したのに、大きいテントを立てられて日が当たらなくなった

恋人とプライベート感のあるキャンプを楽しみたかったのに、近くにグループキャンパーが来てうるさくて仕方がない・・・

立てる位置によるトラブル対処法

テントを立てる前に、周りのキャンパーに対してつぎの点を意識してみましょう。

  • 良い景色を妨げないか?
  • 日当たりを遮らないか?(とくに寒い季節)
  • グループキャンプで来た場合、ソロキャンパーやカップルキャンパーが近くにいないか?
ジュン
ジュン

フリーサイトである以上、迷惑をかけるのもお互い様。後から来たキャンパーに迷惑を掛けられたとしても、ある程度の割り切りも必要です。

距離感によるトラブル

テントを張る位置が自由なフリーサイトでは、他のキャンパーからどれくらい離れるかは、各キャンパーの判断に任されます。
自分では「十分離れている」と思っても、となりのキャンパーからは「近すぎる!」と思われることも。

キャンパーに「距離感」についてアンケートをとった結果が次のとおり。

ジュン
ジュン

多くのキャンパーは2.5m以上離れていないと近すぎる、と感じるようです。

また、「隣のキャンパーの設営距離が近すぎてイラっとしたことがある?」という質問に対して、15人中7人が「ある」と答えています。

さらに「ある」と答えたキャンパーに、「どれくらい近くにテントを立てられてイラっとしたか」を尋ねたところ、回答はつぎのとおり。

ジュン
ジュン

2~3mあけておけば間違いないですね。

整地されていない

フリーサイトでは自然の地形をそのまま活かし、整地していないことが多いです。
「自然の雰囲気を感じやすい」という点では良いのですが、整地されていない分デコボコしていたり、傾斜していることがあります。

  • テントを設営
  • 食事を作る、食べる
  • 寝る

これらシーンにおいて、少しでもデコボコや傾斜があると、かなり不便に感じます。

妻

林間のフリーサイトだと、デコボコや傾斜が多いね。

対応策としては、「なるべく早めに現地に到着。平らで使いやすいポイントを確保する」しかありません。

ジュン
ジュン

どうしても傾斜地に設営しなくてはならない場合、「はっちー」さんの傾斜対策の記事が参考になります。

フリーサイトが適してる人

メリット・デメリットを踏まえ、フリーサイトが適しているのは、次のような人や状況です。

区画サイトがオススメな人

◆ キャンプに慣れている人

◆ 大人数や複数の家族間でのグループキャンプ

◆ にぎやかでワイワイしている雰囲気が好き

◆ キャンプ場に早く到着できる

◆ オフシーズンにプライベートな空間を楽しみたい


自分自身で良いポイントを探さなければならないフリーサイト。
ある程度キャンプの経験を重ねて、設営場所の良し悪しがわかる知識を持っている必要があります。

またフリーサイトは区画サイトに比べて密度が高くなりがちで、にぎやかな雰囲気に。
にぎやかな雰囲気を楽しみたいグループキャンプや、ワイワイするのが好きな人には向いているサイトです。

またオフシーズンでキャンプ場がすいている場合、自然を身近に感じるフリーサイトでは、プライベート感も高まりやすいです。ハイシーズンが終わり、秋以降のキャンプで静かに過ごすにはフリーサイトがオススメです。

先輩キャンパーへのアンケート調査では、「区画サイト」に軍配

キャンパー30人に、「区画サイトとフリーサイトのどちらをよく利用するか」についてアンケートを取りました。
結果はつぎのとおり。

妻

区画サイトを好む人がすこし多かったね。

それぞれのサイトを選ぶ理由についても聞き取りました。

区画サイトを選ぶ理由

キャンプ歴<br>1年<br>男性
キャンプ歴
1年
男性

フリーサイトでは遅く到着すると場所探しに苦労するので。

キャンプ歴<br>5年<br>男性
キャンプ歴
5年
男性

整備されているのでテントを張るのに楽

キャンプ歴<br>2年<br>女性
キャンプ歴
2年
女性

他者のことを干渉したくないし、されたくない。ゆっくり過ごしたいから。

キャンプ歴<br>2年<br>男性
キャンプ歴
2年
男性

陣地が決まっているのでトラブルになりらい

キャンプ歴<br>1年未満<br>男性
キャンプ歴
1年未満
男性

フリーサイトを利用するにはマナーなどの知識が少なく、不安だから

フリーサイトを選ぶ理由

キャンプ歴<br>10年以上<br>女性
キャンプ歴
10年以上
女性

自分の好みの景色が眺められる場所にテントを張りたいから。

キャンプ歴<br>2年<br>男性
キャンプ歴
2年
男性

フリーサイトの方がキャンプらしさを味わえて好きです。

キャンプ歴<br>10年以上<br>女性
キャンプ歴
10年以上
女性

自由で開放的にキャンプができるから

キャンプ歴<br>2年<br>男性
キャンプ歴
2年
男性

テントや車、調理スペースの配置の自由度が高いから。

キャンプ歴<br>3年<br>男性
キャンプ歴
3年
男性

料金が安い

キャンプ歴が長くても区画サイトを選ぶ傾向

区画サイトは初心者だけでなく、ある程度キャンプ経験がある人や熟練キャンパーでも人気、という結果に。

ジュン
ジュン

まわりとの距離感に悩まなくて気がラク、という意見が多かったですね。

妻

みんなでワイワイするより、プライベートを楽しみたいキャンパーの方が多いみたいだね。

初心者は区画サイトを選ぼう。慣れてきたら、自分に合うスタイルのサイトを探してみよう!

これまで解説してきたとおり、初めてキャンプに行く初心者なら、区画サイトのあるキャンプ場を選びましょう。
徐々にキャンプに慣れてきたらフリーサイトを試してみて、お気に入りポイントを探すのも一興です。

キャンプを始めるための手順や、キャンプ場の探し方についてはこちらの記事をご覧ください。