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- キャンプを始めてみたいけど、どんなリスクがあるのかわからず不安
- 起きやすいトラブルと対応策を把握しておきたい。
キャンプは楽しい反面、多くのリスクも潜んでいます。
どんなリスクやトラブルがあるのか知っておかないと、場合によっては命に関わることも。
僕はキャンプ歴10年、キャンプインストラクターの資格を保有してます。
この記事では、30人のキャンパーの意見と僕自身の経験をもとに、キャンプの注意点についてまとめました。
注意点を次の9つのカテゴリーに分け、計54つの注意点と、それぞれの対処法を解説していきます。
- 注意点のカテゴリー
- ・動物や植物に関する注意点
・天候に関する注意点
・キャンプ道具購入時の注意点
・準備に関する注意点
・テント等設営時の注意点
・料理やBBQに関する注意点
・火の取り扱いに関する注意点
・睡眠に関する注意点
・子連れファミリーキャンプの注意点
キャンプにおける様々な危険を避け、安全にキャンプを楽しむために最後までご覧ください。
動物や植物に関する注意点8つ
野生動物や植物を身近に感じられるのもキャンプの醍醐味ですが、その分トラブルも増えます。
知識がないまま動植物に接してしまうと、大ケガや病気になってしまう可能性もあります。
動物や植物に関する注意点は、次の8つ。
これらについて解説していきます。
蚊(か)
キャンパーをもっとも悩ます虫は蚊(か)です。
夏場で、特に水辺や湿気の多い場所は蚊が多く発生します。対策無しでは、まともにキャンプは出来ません。
寝るときにテントの内側に蚊がいたら、まともに眠れません。
蚊の対策は、次の7つ。
蚊(か)の有効な対策
◆スクリーンタープを使う
◆蚊取り線香は必須
◆テントは開けっ放しにせず、出入り時にも、開けるのは最小限に
◆テントはメッシュ素材に出来るものを選ぶ
◆夏や水辺のキャンプを避ける
◆ランタンの位置を工夫する
◆虫除けスプレー以外にも虫さされ時のキンカンなども持って行く
これら対策のうち、いくつか詳しく解説します。
蚊への対策:スクリーンタープを使う
料理や食事をするスペースを作る「タープ」にもいくつか種類があります。蚊をはじめとする虫対策のことを考えるとスクリーンタープがオススメです。
スクリーンタープは周りを布やメッシュで覆って閉めきることができます。虫が入ってこないので、虫対策には最適。
いっぽうスクリーンタープのデメリットとして解放感が少なかったり、設営が少し手間です。
女性がメンバーにいるなど、虫を少しでも遠ざけたいならば、多少のデメリットがあってもスクリーンタープが最適です。
虫嫌いな私は、夏だったらスクリーンタープじゃないとキャンプに行きたくないよ。
スクリーンタープふくめ、キャンプ初心者でも使いやすいタープはどれか?キャンパー170人にアンケートをとった結果を紹介した記事はこちらになります。
蚊への対策:テントはメッシュ素材になるものを選ぶ
テントを選ぶとき、なるべくメッシュ素材にできる面積が多いテントを選びましょう。
夏場のキャンプはテントを締め切ってしまうと暑くて眠れません。でも開けてしまうと蚊が入ってきてしまいます。
そこで網戸のようにメッシュになる面積が多いテントを選べば、虫も入らず夜に涼しい風がテントに入ってきます。
僕が持っているコールマンのテントやスクリーンタープは、十分その機能を満たしてます。
僕が所有してるテントやスクリーンタープについては、こちらの記事をご覧ください。
蚊への対策:ランタンの位置
メインランタンを、テーブルから離れた場所に設置しましょう。
ランタンは通常、2種類のランタンを使い分けます。
テント周辺全体を明るくする光量の強いランタン(メインランタン)と、テーブルや手元のみを照らすランタン(サブランタン)。
虫は強い光に引き寄せられる習性があります。光量の強いランタンを食事スペースから離れた場所に置くことで、自分のところに虫が寄りずらくなります。
蚊だけでなく、虫全般の対策としてオススメです。
アブ・ブヨ
アブとブヨはハエの仲間。
蚊より出現頻度は低いですが、遭遇すると危険度が高い吸血昆虫です。
アブ
体長1~1.5㎝ほど。
刺されると激しい痛みののち、腫れとかゆみが出てくる。飛んでるときの音が大きく、けっこう脅威に感じる。車の排気ガスや熱を帯びた物、黒い物に寄ってくる。
活動時期は、6月~9月頃。
ブヨ(ブユ)
体長は3~5㎜と小型。
刺されても痛みは少ないが、後ほど激しいかゆみが起こる。アブに比べて接近に気付きにくい。
活動が盛んな時期は、梅雨~9月頃。
アブやブヨの対策としては次の3つが有効です。
アブ・ブヨの対策
◆アブやブヨが出やすい場所と時間帯を避ける
◆肌の露出は少なめに、黒い服は避ける
◆虫除けグッズを活用
アブ・ブヨ対策:出やすい場所と時間帯を避ける
蚊・アブ・ブヨなど吸血昆虫が出やすいのは共通して水辺や湿気の多い場所。
川沿いや湖畔(みずうみ)のキャンプ場ではこれら昆虫に遭遇するリスクが高まります。
またこれら昆虫が出やすいのは明け方と夕方。薄暗い時間帯が一番活発に活動します。
一番確実なのはキャンプ場の管理人に聞くこと。
発生時期や場所は決まっているので、管理人が一番熟知してます。
アブ・ブヨ対策:虫除けグッズを活用
虫よけスプレーと虫除け線香を活用しましょう。
特にハッカ油は効果的です。
虫よけスプレーや線香は、商品ごとに効く昆虫の種類が異なります。必ずアブやブヨに効くか確認してから購入しましょう。
僕は8年のキャンプ経験のなかで、アブをよく見かけますが刺された経験はありません。
過度に恐れる必要はありませんが、刺されたときのダメージが大きいので対策はしておきましょう。
野生動物
テントから離れたり就寝する時は、食べものの出しっぱなしはやめましょう。シカなど野生動物が寄ってきてしまいます。
野生動物が近づくと、後ほど紹介するエキノコックスなどの動物由来の感染症のリスクも。
野生動物から攻撃を受ける可能性もあるので、なるべく寄せ付けない環境を作ることが大事です。
野生動物による被害の予防
寝る前や席をしばらく空けるときには、食べ物をクーラーボックスにしまったり、車やテント内にしまうように心がけましょう。
ウチも寝る前には食べ物は全部クーラーボックスか車にしまってるよ。
カラス・鳥
キャンプ場で害のある動物は、シカやサルといった地上の生き物だけでなく、カラスなど空のうえにもいます。
焼けた肉を鷹(タカ)に持ち逃げされた、なんてキャンパーもいるようです。
肉なら笑い話で済みますが、もし車のカギなどを盗まれたら笑い話では済みません。
鳥類からの被害は防ぐのは難しく、レアケースです。あまり意識する必要はないですが、一応注意点として覚えておきましょう。
盗難防止のためにも、貴重品は見えないところにしまった方が良いね。
スズメバチ
スズメバチはキャンプをするなかで最も危険な動物のひとつ。
登山やキャンプ中にスズメバチの被害にあった、というニュースは毎年のように聞きます。
スズメバチの被害が最も多い時期は6月後半~10月ころ。巣を守るために凶暴性が増します。
テントを張る前に近くにハチの巣がないか確認しましょう。
木の根元に巣を作ることもあります。林間のキャンプ場では頭上だけでなく足元にも注意しましょう。
スズメバチ被害の予防方法
◆ 6月後半~10月は狂暴性が増すため、特に警戒する
◆ テントを張る前にスズメバチがいないか確認。1匹でもいると近くに巣がある可能性あり
◆ 木の根元や地面に巣を作る可能性もあるため注意
野草やキノコ
野草やキノコは毒を持ったものもあります。なかには口にしなくても触るだけで有害な野草やキノコもあります。
もっとも危険とされているのがカエンタケという猛毒キノコ。
触るだけでひどくかぶれ、呼吸困難などの症状も引き起こすとんでもないキノコです。
僕の地元のキャンプ場でも目撃情報があり、絶対触らないよう注意喚起されてました。
野草で危険なのはイラクサ。
葉や茎に細かいトゲがたくさんあって、触れると強い痛みと痒みが出ます。
僕は大学時代に野草の研究をしてました。イラクサは触るととても痒(かゆ)くなります。
他にも触るだけで危険な野草やキノコはたくさんあります。
自分だけでなく、ファミリーキャンプの場合は子供には軍手をさせたり、知らない草やキノコには絶対に触らないよう言い聞かせましょう。
野草やキノコの注意点
◆ 知らないキノコや野草には触らない(子どもにも言い聞かせる)
◆ 森や林に入るときは軍手をする
◆ キャンプ場のホームページに注意喚起がされているときがあるので、確認しておく。
毒を持った樹木
山には毒を持った樹木があります。
毒を持った樹木として有名なのはウルシ。
症状としては「かぶれ」。触るのはもちろん、アレルギーが強い人だと近くにいるだけでかぶれるケースもあります。
もう一つ、毒を持った代表的な樹木として「キョウチクトウ」という低木があります。
沿道にも生えていて身近な植物ですが、葉・茎・根・花など、どの部分にも毒があります。
少量でも摂取するとめまいや嘔吐などの症状が出ます。
僕の家の近所にも生えてます。
このキョウチクトウの茎をバーベキューの串の替わりにして、死亡事故を起こした事例もあります。
これらヤマウルシとキョウチクトウは、絶対に焚き火の薪(マキ)などとして燃やさないよう注意です。
焚き火の薪(マキ)は市販のものやキャンプ場で売られているものを使用しましょう。
毒のある樹木の注意点
◆ 森や林に入るときは軍手や長袖を装着して肌露出を避ける。
◆ たき火用の薪(まき)は落ちている枝をむやみに使わず、市販のものを使用する。
エキノコックスのリスクと予防方法
北海道のキャンプ場を中心に注意したいのが、エキノコックスという寄生虫。
この寄生虫に感染してもすぐに症状が現れず、数年後に肝機能障害などを引き起こします。エキノコックスの詳細はこちら。
エキノコックスはキタキツネやイヌが保有する寄生虫です。
これら野生生物に触れたり、糞に接触する機会があると感染リスクがあります。
また川の水や土にもエキノコックスの卵が含まれている可能性があるので、キャンプ場では次のことに注意しましょう。
エキノコックスの予防法
手洗いを徹底する
川の水は飲まない
山菜やきのこをとった場合、よく洗い火を通す
キツネや野生動物を見かけても近づかない
エキノコックスは北海道が中心ですが、東京都や大阪府、山口県などでも症例報告があります。どの地域でもエキノコックス感染のリスクがあるので、上記予防法は徹底しましょう。
天候に関する注意点8つ
キャンプは野外での活動。天気の影響を大きく受けます。そのため雨・風・雷・気温といった天候に関する注意点は多いです。
天候に関する注意点やリスクは次の8つ。
それぞれの注意点やリスクについて解説します。
落雷
キャンプ中に雷の音が聞こえると、かなりの恐怖です。
雷に遭遇してしまった場合の緊急対処法としては、高木などの高い物体から4メートル以上離れた「保護範囲」に姿勢を低くしながら避難します。
雷に遭遇したときの正しい対処法は気象庁のHPで確認しておきましょう。
雷の対策
自動車は比較的安全な空間とされているので、急な落雷時には車に避難します。
その点からも、特に慣れていないキャンプ初心者は自動車をテントに横付けできる「オートキャンプ場」を選ぶのがオススメです。
ゲリラ豪雨
天気が変わりやすいキャンプ場では、ゲリラ豪雨に遭うリスクが高まります。
夏の山林や林間キャンプ場は、特にゲリラ豪雨のリスクが高まります。
テントやキャンプ場からしばらく離れる時は、大雨が降っても問題ないようにしておきます。
テントから離れるときの注意点
◆テントのベンチレーターを閉じておく
◆焚き火台やグリルなどキャンプ用品をタープ下に移動させる
強風
キャンプ場では雨だけなく、風もかなり厄介です。
熟練キャンパーであっても強風時はテントやタープの設営が困難。テントを立てたことが無いキャンプ初心者では、強風のなかテントを立てるのはほぼ不可能です。
強風のなかテントを無理に立てると、ポール(テントの骨格)が折れたり曲がったりしてしまう可能性もあります。
強風時は無理にテントを立てないようにしましょう。もし風が収まらなさそうならば、撤退(帰宅)することも検討しましょう。
テント設営時に風が吹いていないからといって、ペグ打ち(杭でテントを固定すること)を疎かにしてはいけません。
テント設営後、しばらくしてから強風が吹く可能性もあります。
吹き飛んだテントやタープが他のキャンパーに当たってしまうと損害賠償の問題まで発展します。
天気予報は雨だけでなく、風も意識するようにしましょう。
設営してるとき風が弱くても、ペグ打ちを疎かにしたらダメだよ。
またテントを立てるとき、テントの入口が風上にならないようにしましょう(テントが風に対して背を向けるイメージ)。風がテント内に吹き込み、テントが吹き飛びやすくなってしまします。
「テントの向きは、入口が風下」ということは覚えておきましょう。
強風の注意点や対処法
◆ 強風時には無理してテント設営をしない。
◆ テント設営時に風がなくても、ペグ打ちはしっかり行う。(設営後に強風が吹く可能性がある)
◆ 強風が続きそうなら、撤退(帰る)ことも検討する。
日中と夜の気温差に注意
キャンプ場の夜と朝は、初心者キャンパーが想像するよりずっと冷えこみます。
日中は日差しで暖かくても夕方になると日差しがなくなり、急激に寒くなります。
初めてのキャンプの失敗談で、夜寒すぎて眠れなかった、という話はよく聞きます。
昼夜の気温差対策
フリースやジャンバーなどの上着を1~2枚多めに持っていき、カイロや湯たんぽなど防寒具も用意しておきましょう。
撥水性のあるジャケットやカッパを用意しておけば、雨天時にも防寒用にも役立ちます。
「キャンプ場の夜は想像よりずっと寒い」という意識を持ってキャンプの準備をしましょう。
真夏の高原のリスク
真夏の高原は熱中症のリスクが高いです。
高原というと、「夏でも涼しい」という印象があると思います。
でも高原は日陰となる木が少なく、夏の日差しが直接ふりそそぎます。
「高原だから涼しい」と勘違いしてしまうと、熱中症になるリスクが高まります。
林間のキャンプ場だと、日かげが多くて比較的涼しいよ。
真夏の高原の熱中症対策
◆ 遮光性の高いタープを用意して、少しでも日光を抑える。
◆ 真夏の高原キャンプ場は避け、日かげの多い林間キャンプ場を選ぶ。
山の天気は変わりやすい
山の天気はコロコロ変わります。晴れていたのに30分後にはゲリラ豪雨、なんて事もよくあります。
普段町中で生活していると、天気の変化に気づきにくいです。
山の天気への対応
スマホで頻繁に雨雲レーダーを確認したり、近くに雨雲が無いか空模様の変化には敏感になりましょう。
天気予報が悪いときはキャンセルを検討
初めてのキャンプの場合、天気予報が悪いときは迷わずキャンセルしましょう。
ただでさえテントの設営や料理、火起こしに慣れていないキャンプ初心者。そんな初心者が雨や風が吹き荒れるなかキャンプをするのは無謀です。
初めてのキャンプで時間をかけて準備をしてきたので、「少しくらいの雨ならやりたい」と決行してしまうキャンパーも多いです。
雨でもキャンプ場のキャンセル料はかかるから、なおさらキャンセルしたくないんだよね・・・
それでも、雨や強風のなかキャンプをする事に比べればはるかにマシです。たとえ金銭的に損しても、当日晴れたとしても。
初めてのキャンプでは天気に対して臆病になるくらいで丁度良いです。
悪天候時には早めの帰宅
キャンプをしている最中でも、天気が悪くなったら早めの撤退を検討しましょう。
「せっかく来たのにもったいない」という理由だけでキャンプを続けるのは危険です。
ただでさえ慣れていないキャンプ。雨天となると難易度は格段に上がります。
1泊2日の場合、2日目が悪天候なら日帰りに変更するのもアリです。
撤退するかの判断はとても難しく、熟練キャンパーでも悩みます。
キャンプ場の管理人とか周りのキャンパーさんが「帰った方が良い」とか教えてくれるわけじゃないよ。
残るか帰るか、自分で判断するしかないよ。
初心者キャンパーは「無理をしない」という考えのもと、「早めに切り上げて帰る」という選択肢も候補に入れておきましょう。
キャンプ中の雨天時の対応
早めの撤退を検討する。
「1泊2日」→「日帰り」に変更するものアリ
「早めに切り上げて帰る」という選択肢は常に考えておく
キャンプ道具購入時の注意点2つ
キャンプ道具をそろえていくのはキャンプの楽しみのひとつ。
でも計画的にそろえていかないと無駄なものを買って損したり、置き場所に悩んだりと、後で困ってしまうこともあります。
そこで、キャンプ道具購入時によくある失敗と注意点として、次の2つを解説します。
- キャンプ道具購入時の注意点
- キャンプ道具の保管場所を考える
リストを作ってから購入する
キャンプ道具の保管場所を考える
キャンプ道具を購入する前には、どこに置くか、置ける場所があるのか確認しましょう。キャンプ道具を購入した後、保管場所に困ることがあります。
賃貸住宅だったり子供関連の生活用品が多いと、キャンプ道具の置き場を確保するのが大変です。
ネットで購入すると、どれくらい大きいかイメージが沸かないんだよね。
ネットで購入してキャンプ道具が届いたとき、大きさに絶句する、なんてこともあります。
置き場所が確保できないなら、レンタルサイトでキャンプ用品を借りるのもオススメの賢い選択です。
レンタルを検討する場合、こちらの記事もあわせてご覧ください。
≫【徹底解説】キャンプ用品レンタルの全てがわかるパーフェクトガイド
リストを作ってから購入する
キャンプ道具を購入し始める前に、何を買うのか一覧表(リスト)を作りましょう。
リストを作らず購入してしまうと、次のような失敗をしやすいです。
- 衝動で余計な物まで買ってしまう。
- キャンプに必須な道具を買い忘れる。
キャンプ用品店に行くと、すべての道具が魅力的に見えてきます。計画外の余計な物まで購入してしまいがちです。
最初にリストを作って、計画的に購入するようにしましょう。
初心者がリストを作るのは難しいです。先輩キャンパーの持ち物リストを参考に、自分オリジナルのリストを作りましょう。
≫ キャンプの持ち物リスト全82種類。写真と必要度判定つきで紹介。
準備でよくある失敗と注意点9つ
キャンプにおいて準備や段取りは重要です。
どれだけ準備できているかでキャンプを楽しめるか決まるといっても過言ではありません。
そこでキャンプの準備段階で気を付けたいポイントや注意点を解説していきます。
気を付けたいポイントや注意点は次の9つ。
- キャンプ準備時の注意点
- キャンプ場は予約が必要
購入したキャンプ道具は事前に試す
キャンプ場が直火禁止か確認
キャンプ場の設備やルールの確認不足
最初は安いキャンプ場を選ばない
防寒対策は万全に
早めの準備を心がける
区画サイトの場合は広さを確認しておく
雨具は必須
それぞれ解説していきます。
キャンプ場は予約が必要
キャンプ場の利用は基本的に予約が必要です。
予約が必要だと知らずにキャンプ場に行ってしまい、キャンプ場に入れずトラブルなんて初心者話も聞きます。
ホームページか電話で予約してね。
ホテルや宿の予約と同じイメージです。キャンセルするときはキャンセル料もかかるので注意しましょう。
人気のあるキャンプ場では、1ヶ月以上前から予約が埋まってしまうことも。特に設備が充実していて初心者にオススメの「高規格キャンプ場」は人気があって、予約が取りづらいです。
早めにスケジュールを組んで、予約をしていきましょう。
購入したキャンプ道具は事前に試す
購入したキャンプ道具はキャンプをする前に、事前に使ってみましょう。
キャンプ場で初めて開封してるキャンパーを、ときどき見掛けるよ。
キャンプ場でいきなり使おうとすると、次のようなトラブルも。
- 初期不良で使えない
- 電池など別途付属品が足りなくて使えない
- 使い方が分からず、現場でアタフタ
僕も、購入したランタンの光が弱くて現地で焦ったことがあります。
試す場所は自宅・近所の広場(火気使用やテント設置の可否は要確認)・もしくはデイキャンプです。
デイキャンプ(日帰りキャンプ)は、準備や火起こし、テント設営などキャンプの行動をひととおり試せるのでオススメです。
キャンプ場が直火禁止か確認
キャンプの醍醐味である「焚き火」。多くのキャンプ場では、地面に直接薪(マキ)を置く「直火」を禁止してます。
知らずにキャンプ場で焚火をしようとしたら直火禁止。焚き火台も無くて焚き火が出来なかった、という事もあります。
キャンプ場を選ぶときは、直火ができるか最初に確認。
直火禁止なら「焚き火台」を用意しましょう。
キャンプ場の設備やルールの確認不足
キャンプ場の「設備やルール」の事前確認が不十分で、現地であせることがあります。
キャンプ場ごとに、設備の程度やルールは大きく異なります。
ホテル並みにキレイなウォシュレット付きトイレのあるキャンプ場
プレハブの和式トイレしかないキャンプ場
大浴場が併設されたキャンプ場
風呂もシャワーもないキャンプ場
キャンプ場によって様々です。
あらかじめ確認しておかないと、、、
「キャンプ場に風呂もシャワーもなかった」
「トイレが使いたくないくらい汚かった・・・」
ということになりかねません。
Twitterやブログだと、リアルな設備の写真が載っているので、あらかじめ確認しておきましょう。
また子供がいるファミリーキャンプの場合、花火が出来るかも確認しておきましょう。花火のできる時間帯や場所が決まっていたり、そもそも花火禁止のキャンプ場もあります。
キャンプ場のホームページでルールを確認してから、キャンプ場を選ぼうね。
最初は安いキャンプ場を選ばない
初めてキャンプ場を選ぶときは利用料が安いキャンプ場ではなく、設備が整った高規格キャンプ場を選びましょう。
高規格キャンプ場とは・・・
風呂やトイレ、洗い場などの設備が充実しているキャンプ場。レンタルやサービスも充実していて、BBQ食材セットが用意されている場合もある。そのぶん利用料金は高めに設定されていることが多い。
初めてのキャンプではテントを立てるのも料理を作るのも手一杯。テント設営や料理や火起しなど、慣れない作業で体力をかなり消耗します。
少しでもサポート体制が整っている高規格キャンプ場を選んだ方が良いです。
安いキャンプ場に挑戦するのは、キャンプに少し慣れてからにしましょう。
防寒対策は万全に
キャンプ場の夜は、かなり冷え込みます。
十分な防寒対策グッズを持って行かないと、寒くてキャンプどころではなくなります。
日中は日射しで温かかったのに夜は凍える寒さ、というのはキャンプでは日常茶飯事。
セーターやジャンバー、フリースなど、2枚くらい多めに持って行きましょう。
またカイロや湯たんぽ、厚手の毛布なども持って行けば、かなり心強いです。
多く持っていくほど車のトランクスペースが圧迫されるよ。車に入れるスペースがあるなら、なるべく持っていこうね。
早めの準備を心がける
キャンプの準備は、少しでも早めに進めておくよう心がけましょう。
『キャンプ前日に準備が間に合わずバタバタ。夜中の1時まで準備して、キャンプ当日は寝不足』というのはよくある話です。
キャンプ当日までに準備することは
- キャンプ場の状況や天気予報の最終確認
- 車への荷物の積込み
- 忘れ物がないか最終確認
- 食材の購入と下ごしらえ
などなど、やることが多く、1日で全て終わらせるのはかなりキツいです。
キャンプ用品一式を車に積込むのも想像以上に疲れます。
出来れば車へのキャンプ用品積込みは、2~3日前に終わらせておくのがベスト。
前日は食材の購入だけで済ませられるように、数日前から少しずつ準備しておきましょう。
区画サイトの場合はサイズを確認しておく
ロープなどで自分の敷地が決まっている「区画サイト」の場合、利用する区画のサイズを確認しておきましょう。
小さい区画ではテントやタープが収まりきらない可能性もあります。
区画の大きさは、「10m×10m」、「7m×8m」などさまざま。大きさはホームページに載っていることが多いので、自分の持っているテントとタープが収まるか確認しましょう。
テントとかタープがギリギリ収まるくらいじゃ、たぶん足りないよ。
ロープを張ったり、テントのキャノピーを広げたりするので、1.5~2mくらいは余裕を持っておきたいところ。
雨具は必須
キャンプは屋外での活動なので雨は付きもの。必ず合羽やレインブーツ(長靴)などの雨具は必ず用意しておきましょう。
大雨のなかでテントをしまわなくてはならない時もあります。そのような時に合羽(かっぱ)やレインブーツがないと、撤収はほぼ不可能。
手がふさがってしまう傘(カサ)は、キャンプではあまり役立ちません。合羽(かっぱ)やレインコートを用意しておきましょう。
アウトドアをやるなら、雨具は車に常備しておきたいね。
設営でよくある失敗と注意点6つ
キャンプ場でテントやタープを立てる「設営時」にも気をつけたい注意点があります。
設営する場所が悪かったり、テントの立て方が不十分だとキャンプ中にトラブルに遭うことも。
設営時の注意点や気を付けたいポイントは次の6つ。
それぞれの注意点について解説します。
テントを立てる場所に注意
キャンプ場のどこでも自由にテントを立てられる「フリーサイト」の場合、環境の悪い「罠ポイント」、にテントを立てないよう注意しましょう。
具体的に挙げると、次のような場所が罠ポイント。
- 窪地
- 傾斜地
- トイレや洗い場から遠い
- 湿気の多いところ
- グループキャンパーが近くにいる
- スズメバチがいる
このようなポイントを避けて、設置場所を探しましょう。
罠ポイント①:窪地(くぼち)
キャンプ場によっては、まわりより低くなっている窪地があります。
窪地がテント設営場所に適さない理由は、水が溜まりやすいため。窪地は雨が降ると真っ先に水が溜まります。
少し雨が降っただけでテントが水浸しになってしまい、最悪テント内に浸水してしまいます。
水が溜まりやすい場所は、蚊(か)など吸血昆虫が発生しやすいポイントでもあります。
水が溜まりにくい高台を優先的に探しましょう。
罠ポイント②:傾斜地
傾斜地が設営場所に適さない理由はいくつかありますが、一番は寝づらいこと。
いつもは平らなところで寝ているので気付きませんが、傾斜地はとても寝づらいです。
5度程度の傾き(スキー場の超初心者コース程度)でも、睡眠障害になると言われています。(出典:日本建築学会住まい・まちづくり支援建築会議 情報事業部会)
足がむくみやすいのも難点。
テントも立てづらく、イスやテーブルも置きづらいなど、キャンプ中の快適性が大きく下がります。
なるべく平坦な場所を選びましょう。
どうしても傾斜地に設営しなくてはならない場合、「はっちー」さんの傾斜対策の記事が参考になります。
罠ポイント③:トイレや洗い場から遠い
なるべくトイレや洗い場から近いポイントを選びましょう。
トイレや洗い場から遠いとトイレや水くみ、食器を洗うたびに体力や時間を無駄に消耗してしまいます。
ただし、トイレや洗い場に近すぎる場所も避けましょう。
トイレのニオイが気になることも。さらにトイレや食器を洗いに来る他のキャンパーが集まるため、ガヤガヤして落ち着きません。
僕の経験上、水場から歩いて1分くらいのところが丁度よい距離感です。
罠ポイント④:湿気が多い。地面が濡れている。
湿気の多いところや地面が濡れているところが設営場所に適さない理由は、次の3つ。
- 蚊(か)などの吸血昆虫が多い
- ペグが抜けやすい(地面が柔らかいため)
- ぬかるんでいて、テントや靴が汚れやすい
蚊やアブ、ブヨといった吸血昆虫は湿度の多い場所を好みます。
キャンプではこれら吸血昆虫は、さきほども紹介したとおり、かなり厄介。これらに襲われるとキャンプ中の快適性は大幅に下がります。
ペグ(テントを固定する杭)は、地面が濡れていて柔らかい状態だとすぐに抜けてしまいます。
風が強い日であれば、テントやタープごと吹き飛んでしまう可能性も。
地面がぬかるんで泥のような状態では、テント、イス、テーブルなどが泥だらけに。撤収するときに泥を落とすのが、かなり手間です。
ペグの泥を落とすのはけっこう面倒です。
なるべく乾燥していてるポイントを優先的に選びましょう。
罠ポイント⑤:グループキャンパーが近くにいる
もし静かにキャンプを過ごしたいなら、なるべくグループキャンパーが近くに居ない場所を選んだ方が無難です。
若者同士や、2~3組のファミリーが集まるようなグループキャンプでは、宴会が始まり騒がしくなる傾向があります。
夜中の12時を過ぎても隣のキャンパーが大騒ぎ。うるさくて眠れない、なんてトラブルはよく聞く話です。
地形だけでなく、周りのキャンパーの様子も意識しましょう。
設営した後に近くにグループキャンパーが来るって可能性もあるけどね。こればかりは運頼み。
罠ポイント⑥:スズメバチがいる
キャンプ中で最も恐ろしい生物が、さきほども紹介したスズメバチ。
スズメバチは木の枝など頭上だけなく、木の根本にも巣をつくる場合もあります。
スズメバチの凶暴性が増す時期は6月後半~10月ころ。一匹でもいれば、巣が近くにある可能性があります。
テントを立てる前に確認しておきましょう。
空いているポイントは罠ポイントの確率が高い
遅い時間にキャンプ場に着いた場合、残っている場所は上記に挙げたような理由で空いている可能性が高いです。
フリーサイトのキャンプ場の場合、良い条件の設営場所を確保できるよう、早めの到着を心がけましょう。
初めての設営は予想以上に手こずる
テントやタープの設営は、慣れてくると30分~1時間ほどで出来ます。でも慣れていないと2時間近くかかることも。
スケジュールに余裕を持っておかないと、その後の予定が大幅に狂ってしまいます。
初めてキャンプの設営時間
余裕をもって、設営時間を1時間半~2時間くらい確保しておきましょう。
もし設営中にテントが立てられず無理だと感じたら、少しでも早めに周りの人か管理人に手伝いを頼みましょう。
夕方になると、各々夕食の支度などで忙しくなって迷惑を掛けてしまいます。
テント設営前に小石や枝を取り除く
テントを立てる場所に小石や枝がある場合、テントを立てる前に必ず取りのぞきましょう。
小石や枝を取り除く理由は2つ。
- テント内で寝たり歩いたりするときに小石が当たって痛い
- テントの底が傷つく
特に寝る場所に小石や枝があると、痛くて眠れません。テントに穴が空いてしまう事もあります。
テントを設営してペグで固定してしまった後では、テントの下にある小石を取りのぞくのは困難。
小さな石であっても、踏むとかなり痛いです。必ずテント設営前に取りのぞきましょう。
ペグ打ちは確実に
テントやタープを固定するための杭(ペグ)はしっかり固定しましょう。
テントがしっかり固定されていないと、強風でテントやタープが飛ばされてしまう可能性があります。となりのキャンパーをケガさせてしまったり、他人のテントを傷つけてしまうことも。
次のような状況では、より杭(ペグ)をしっかり固定しましょう。
- 風が強い日
- 高原など、風を遮るものがない場所
- 川沿いや湖の近くなど、地面が濡れていて柔らかく、ペグが抜けやすい場所
杭(ペグ)の正しい打ち込み方は次のとおり。
- ペグは、テント側と逆方向に傾ける
- 傾ける角度は60~90度
- 地面にハンマーで打ち込む
- 地面に石や固い根っこがある場合、一度抜いて打ち込みなおす
- ペグの頭が2~3㎝出てるくらいまで、打ち込む
設営時に風が弱いからといってペグ打ちをおそろかにするのは危険です。設置後に風が強まり、テントが飛ばされてしまう可能性も。
軍手をして、指のケガを防止
キャンプ全般に言えることですが、できるだけ軍手をして作業をしましょう。
テント設営時に最も多いケガが、ペグを打つ時にハンマーで指を叩いてしまうこと。ポールを組立てる時も、ポールの間に指を挟んでケガをしやすいです。
キャンプに慣れていても、けっこう多いケガです。
軍手は専用のものでなくてもOK。100均ショップで購入しても十分です。
出来る限り軍手をして設営しましょう。
ランタンの点灯チェックは設営時に
ランタンが点灯するかのチェックは、かならず設営時にしましょう。
もし夕方になってランタンが点かないことが分かっても、もう手遅れです。(夕方になると管理人が帰ってしまったり、受付棟も閉まってしまうため)
早めに分かれば、管理人に相談できたり受付でランタンをレンタルしたり、何かしら対応が出来ます。
ランタンなしでキャンプの夜を過ごすのは不可能です。ランタンのチェックは早めに行いましょう。
料理・BBQでよくある失敗と注意点3つ
BBQや料理はキャンプの楽しみのひとつ。
そのいっぽう、野外での慣れない料理や火起こしがうまくいかず、トラブルになってしまうこともあります。
ここではキャンプ中の料理やBBQの注意点について、次の3つを紹介します。
- 料理・BBQの注意点
- 最初から凝った料理を作らない
最初は炭を使わない
食中毒に注意
これら3つについて解説します。
最初から凝った料理を作らない
初めてのキャンプではインスタやブログで見掛けるような、凝った「キャンプ飯」を作るのはオススメしません。
理由は、野外での料理に慣れていなくて失敗しやすいため。
いくら料理が得意な人でも、使い慣れた台所で料理するのとキャンプ場で料理するのとは勝手が違います。
凝った料理に挑戦して、時間が足りなくなってアタフタ、というのはよく聞く話ね。
火加減に失敗してコゲてしまって食べられない、というのもよくあります。
初めてキャンプでオススメしたいのは、レトルト食品をメインにした料理。
お湯でボイルするだけで、ガスコンロと鍋があれば十分で、まず失敗しません。
「せっかくのキャンプなのに、これじゃつまらない・・・」と思うかもしれませんが、最初はこれで十分。
最近のレトルト食品は味もしっかりしていて、これらを外で食べるだけで十分贅沢です。
凝ったキャンプ料理は、キャンプに少し慣れてきてから挑戦しましょう。
僕は今でも基本はレトルト食品。カンタンで便利♪。
最初は炭火料理を避ける
加熱調理器具は多く分けて2種類あります。「バーナーを使う料理」と、「グリルを使う炭火料理」。
初めてのキャンプでは、炭を使うグリルよりも、バーナーを使う料理のほうがオススメです。
理由は、初心者は炭に火を点けるのに不慣れで、火点けに手間どりやすいため。キャンプの貴重な時間を無駄に消費してしまいます。
いっぽうカセットコンロは使い慣れている人も多く、カンタンで手軽。
カセットコンロはさきほど紹介した、初心者にオススメの「レトルト食品料理」と相性がバツグンです。
最初は「カセットコンロとレトルト食品」を中心にキャンプ料理のメニューを考えましょう。
食中毒に注意
キャンプ場は自宅の冷蔵庫やリビングとは異なり、衛生面では決して良い環境ではありません。そのためキャンプやBBQは食中毒のリスクが高く、十分な注意が必要です。
楽しいキャンプやBBQのハズが集団食中毒、なんて最悪の事態にならないよう、次のようなことを心がけましょう。
- 飲み物や食材を凍らせてクーラーボックスに入れる。
- ジュースや肉類を凍らせてクーラーボックスに入れれば、他の食材の保冷も出来るので便利です。
- 肉類を入れるビニール袋は二重にする
- 肉類は時間が経つと汁が出てきます。この汁が他の食材を汚染してしまわないよう、肉を入れる袋は二重にするなど工夫しましょう。
- 食材を洗うのに川の水は使わない
- 川の水は、綺麗に見えても有害な菌がいる可能性も。
食材を洗うときはキャンプ場の水道水を使用し、川の水で洗ったものをそのまま食べないようにしましょう。 - 生野菜に注意
- 生野菜も傷みやすく、食中毒のリスクがあります。
野菜を食べる場合は、クーラーボックスで十分な保冷環境を作るように心がけましょう。 - 食材、特に鶏肉は十分加熱する
- 鶏肉はカンピロバクターという食中毒を引き起こす細菌がいます。
中心部が白くなるまで十分加熱するか、なるべくキャンプ料理では鶏肉を避けるのも予防法のひとつです。 - 食後は2時間以内を目安に食べきる
- 特に夏場は食べ物も傷みやすいです。生ものの放置はさらに注意。放置したまま席を外すと、野生動物が食べたりして感染症のリスクもあります。
農林水産省が出している「BBQ時の注意点10つ」についても目を通しておきましょう。
火の取扱いに関する注意点4つ
キャンプでは焚き火やBBQなど火を扱うことが多く、火に関するトラブルも多いです。小さいケガから大きな事故まで、火に関するトラブルはさまざま。
これから紹介する注意点4つを踏まえて、安全な火の取扱いをしましょう。
焚き火の「火の粉」に注意
焚き火は「火の粉」が上がりやすく、火の粉がテントやタープ、イスや服に当たると穴が開いてしまいます。
自分の持ち物ならまだしも、レンタル品やとなりのキャンパーのテントに穴を空けてしまったらトラブルに。
焚き火は次の点に注意しながら楽しみましょう。
- 焚き火の火力に注意
- 薪(まき)を一気に入れすぎないよう注意。燃え上がって慌てないように。
- 湿った薪(まき)は使わない
- 湿った薪は爆ぜて火の粉が上がりやすいです。地面に落ちてる枝を使うときは要注意。なるべく市販の薪を使いましょう。
- となりのキャンパーのテントやタープから離れた場所で焚き火をする
- 「愛用してるテント」の近くで焚き火をされると、実害が出てなくても嫌がられます。
熱せられた鍋やフライパンに注意
火は目に見えて危険だと分かりますが、熱せられた鍋やフライパンは見た目で分かりづらく、ヤケドの危険が高いです。
僕はバーナーのゴトクを触って指を火傷した事があります。
小さい子がいる場合は特に注意ね。手の届かない場所に置くとか、工夫しよう。
カセットコンロは鍋やフライパンの大きさに注意
とても便利なカセットコンロですが、使うときに注意したいことがあります。それは大きすぎる鍋やフライパンを使わないこと。
鍋やフライパンがガスボンベの部分まで覆ってしまうと、カスボンベに熱がこもって爆発します。
火災や大やけどにつながるので、必ず知っておきたい知識です。
カセットコンロの事故事例は、富士山南東消防本部のHPで確認しておきましょう。
テント内の火気厳禁
テント内では原則、火気の使用はやめましょう。
例えば次のようなもの。
- ガスやオイルが燃料のランタン
- カセットコンロ
- 石油ストーブ・薪ストーブ
テント内での使用を勧めない理由は2つ。
- 一酸化炭素中毒の危険
- 密閉された空間で火気を使うと一酸化炭素が溜まり、めまいや嘔吐などの症状を引き起こし、かなり危険です。一酸化炭素は無色無臭で気づくのが困難。
- 引火によるテント火災の危険
- おもにオイルランタンの転倒による引火・火災。実際に火が出ているため、ランタンが倒れるとテントや周りの物に引火する可能性があります。
テント内の照明器具は、電気式ランタンを使うのが基本だよ。
薪ストーブや石油ストーブは、熟練キャンパーが十分な対策をとったうえで使用する場合もあります。キャンプに慣れていない初心者のうちは、使用を控えましょう。
睡眠に関する失敗と注意点8つ
いつもと環境が異なるキャンプ場では睡眠対策を取らないと、眠れず辛い夜を過ごすことになります。
僕も初めてのキャンプでは対策不足で、あまり眠れませんでした。
キャンプで眠れない原因や注意点は次の8つ。
これらを参考に、キャンプの睡眠対策をしましょう。
地面の固さと底冷えで眠れない
キャンプで眠れない一番の原因が地面の固さと冷たさ(底冷え)。
テントの床には、グランドシートやインナーシートを敷きます。でもこれだけでは薄く、地面の固さと冷たさが直に体に伝わってしまいます。
そこで重要なのが、寝袋の下に敷くパーソナルマット。このマットの良し悪しが、睡眠環境に大きく影響します。
僕が初めてのキャンプで眠れなかった原因が、薄いマットで地面が固くて冷たかったこと。
マットはなるべく分厚いものにすることをオススメします。
マットは優先的にお金を掛けた方がよいキャンプグッズです。
具体的な金額としては5,000円以上。空気で膨らむマットをオススメします。
折りたたみ(ジャバラ式)のマットもあるけど、少し薄くて心許ないね。
※ 地面が固く感じるかは個人差があります。また芝のキャンプ場では固さや冷たさが気にならない場合もあります。
うるさくて眠れない
「うるさくて眠れない」というのはキャンプではよくあること。
騒音の例は、次のようなもの
- 周りのキャンパーのさわぎ声
- 一緒にキャンプに来たメンバーのイビキ
- 雨が降った場合、雨がテントに当たる音
- 早朝の鳥のさえずり
多くのキャンプ場では、なるべく静かに過ごすよう決められた時間帯(サイレントタイム)が設定されています。
でもなかにはルールを守らないキャンパーもいて、「マナー問題」になることも。
騒音の対処方法は次のようなものがあります。
騒音の対処法
◆ サイレントタイムが設定されているキャンプ場を選ぶ
◆ グループキャンプ禁止のキャンプ場を選ぶ
◆ フリーサイトの場合、周りのキャンパーの様子を見ながら設置場所を決める
◆ 耳栓を持って行く
騒音対策のため、耳栓は必需品。僕もかならず、寝るときは枕元に置いてます。
寒くて眠れない
キャンプ場の夜は、とても冷え込みます。
初めてキャンプをする人の多くが、「思ったより寒くて眠れなかった」という経験をしてます。
キャンパーにとったアンケートでは、次のような寒さ体験談がありました。
10年以上
男性
はじめてのキャンプのとき、「こんなに冷えるものなのか・・・」と思いました。私自信が冷え性なのもあり、足が特に寒かったです。
4年
女性
夏、山梨にキャンプに出掛けた。日中は暑かったのに、深夜から明け方は急激に気温が下がって眠れなかった。翌日疲れが取れずに辛かった。
昼と夜の寒暖差が激しいのもキャンプ場の特徴ね。
ジャンバーやフリースなど、2枚くらいは多めに上着を持って行きましょう。
またカイロや湯たんぽを持って行くと、寝る時に役立ちます。
家で使ってる厚手の毛布を持って行くと、かなり心強いです。新たに購入する必要もないのでオススメ。
かさばるのが難点。車の荷台の容量に余裕があるなら、なるべく持って行きたいね。
蚊(か)の対策
寝ている時、蚊が一匹でもテント内にいたら、まともに眠れません。
蚊の対策として、次の4つを意識しましょう。
蚊(か)の対処法
◆ メッシュに出来るテントにする
◆ テントの出入り時はファスナーを開ける面積や時間は最小限に
◆ 蚊取り線香をテント入口に置く
◆ テントのなかに、インナーテント(蚊帳)を設置
テントをこれから購入するなら、なるべくメッシュ素材が多いテントがオススメ。蚊の対策のためにテントを締め切ってしまうと、夏は暑くて眠れなくなります。
そこでメッシュ素材に出来るテントであれば、蚊の侵入を防ぎながら換気できて、涼しい風もテントに入ってきます。
傾斜のある場所にテントを立てない
テントを立てる場所を選ぶときは、傾斜地ではなく、なるべく平坦な場所にしましょう。
少しでも傾いていると、思っている以上に寝づらいです。
女性は特に、足がムクむよ。
設営前に小石を取り除く
テントを立て始めるまえにはテント設置場所、とくに寝る場所を中心に小石や枝を取りのぞきましょう。
ほんの小さな石でも、寝る場所にあると痛くて眠れません。
テントを立てて固定した後では、テントの下にある石を取りのぞくことはほぼ不可能です。
小石や枝はテントを立てる前に忘れずに取りのぞきましょう。
お酒を飲みすぎない
「お酒を飲みすぎて、気持ち悪くて眠れない」
お酒好きでキャンプ歴が長いキャンパーなら、必ず経験があります。
自然のなかで飲むお酒は別格に美味しくて、つい飲みすぎてしまいがち。
僕も(何度も)経験してます。
キャンプ場で二日酔いになると、本当に辛いです。
眠れなくて辛いだけでなく、翌日は体調が悪いなか撤収作業をしなくてはなりません。
当然ですが、二日酔いで帰りの車を運転することも道路交通法としてNGです。
キャンプ場で飲みすぎないコツ
一番確実なのは、キャンプ場に持っていくお酒の量を制限すること。キャンプはお酒を多く持っていきがちです。あえて「缶ビールを1~2本のみ」にするなど、量を減らして行きましょう。
朝日が眩しい
テントはカーテンに比べて遮光性が低く、日の出と同時にテント内も明るくなります。眩しくて目が覚めてしまうこともしばしば。
ゴールデンウィーク(5月上旬)では、朝5時くらいにはテント内がかなり眩しくなります。
もう少し寝ていたいけど、眩しくて眠れない、ということも良くあります。
朝日による睡眠妨害の対処法は、つぎの3つ。
朝日の眩しさの対処法
- 遮光性のあるテントを選ぶ
- 購入するテントは遮光性のあるものにすれば、朝日の眩しさも軽減できます。
最近は各メーカーから遮光性の高いテントも販売されているので、調べてみると面白いです。
ただし遮光機能が付いてるぶん高価格になりがち。
- アイマスクを持参
- アイマスクはお手軽でカンタンに出来る日光対策。100均ショップで購入しても十分です。寝るとき、枕の横に置いておきましょう。
アイマスクも含め、初めてキャンプに持っていくべき「持ち物リスト」はこちらの記事をご覧ください。
- 早寝早起き
- 道具に頼らない対策方法は早寝早起き。
早く寝れば朝日が出る時間には目が覚めて、睡眠時間も十分確保出来ます。
できれば9時過ぎには寝たいところ。
ファミリーキャンプの注意点6つ
小さい子(小学生以下の未就学児)がいるファミリーキャンプは、普通のキャンプに比べて難易度は数段上がります。
ウチも3歳の娘ちゃんがいるけど、ずっと見てなくちゃならない。何をしだすか分からなくて、すごく大変だよ。
特に初めてのキャンプで子どもを連れて行くのは、かなりハードルが高いと思った方がよいです。
子どもを連れて行くファミリーキャンプの注意点を6つ紹介します。
また、ハードルの高いファミリーキャンプのアドバイスについても3つ紹介します。
- ファミリーキャンプのアドバイス
- 子どもは自由気ままに行動すると心得よう
キャンプ場の選び方を慎重に
まずはデイキャンプを試そう
車との接触事故
子どもと車の接触事故に気を付けましょう。
車を横付けできる「オートキャンプ場」は初心者にオススメですが、オートキャンプ場はテントの真横を車が通ります。
はしゃいだ子供がテントから飛び出す、なんて光景は日常茶飯事。
車と子どもの接触事故の防止方法
車が近づいてきたときには、子どもの動きに注意しましょう。
とくにテントをどこでも自由に立てられる「フリーサイト」では、テントと車が混在してます。できれば車とテントの位置を決められている「区画サイト」を選びたいところ。
子どものヤケドに注意
子どもがいる場合はヤケドのリスクが高まります。
焚き火などの「火」そのものよりも、熱したフライパンや鍋、ダッチオーブンの方が危険です。これらは見た目では熱いかどうか分かりません。
子どものヤケドの予防方法
- 火の近くに必ず大人を一人配置
- 焚き火をしたりグリルで炭火料理をする場合、必ず火の近くに大人が一人は居るようにします。何かあっても、即座に対応できるようにしておきましょう。
- 熱いものは子どもの手が届かないところに置く
- 子どもが熱したフライパンを触ってしまわないよう、手の届かない場所に置くなど配慮しましょう。
- 囲炉裏テーブルを使用
- テーブルを囲炉裏テーブルにすれば、火元に子どもが近づくことが出来ないので安全性が増します。
崖や段差などの危険個所を確認
キャンプ場に段差や崖(がけ)がある場合は注意しましょう。
崖はとうぜん危険個所ですが、少しの段差や登れる場所も、意外と危険です。登って転落したり、転んでしまうリスクがあるためです。
崖や段差に限らず、最初に「危険個所」を確認して、子どもに伝えておきましょう。
テントを張った時のロープも、つまづいて転びやすいよ。
ひと時も目を離さない
子どもがどこで何をしているか分かるように、ひと時も目を離さないようにしましょう。親がテント設営に夢中になっていると、子どものことがおろそかになりがちです。
子どもは一瞬でも目を離したスキに、姿が見えなくなることがあります。森が隣接しているキャンプ場では、一歩間違えれば遭難のリスクも。
ほかにも、焚き火に触ろうとしたり、熱したフライパンを触ろうとしたり、包丁やナイフを握ろうとしたり、よく分からないキノコに触ろうとしたり・・・
一瞬で悪事を働きます。
オートキャンプ場だと車もたくさん走ってるから、ほんと危ないよ。
大人が2人いる場合は、1人がテント設営や料理をメイン、もう1人が子どもの世話をメイン、という役割分担が基本です。
子どもは体調を崩しやすい
子どもは大人より体調を崩しやすいです。普段と環境の違うキャンプ場ではなおさら。
キャンプ場で子どもの体調が悪くなり、救急で診療を受ける可能性もあります。
子どもの体調不良に備えた準備
- 事前に当日受けられる病院や診療所を確認しておく
- キャンプ当日は土日・祝日が多いと思います。休日でも受診出来る病院を予め調べておけば、安心してキャンプを楽しめます。
- 保険証を持参
- キャンプ場近くの診療所や病院を受診できるよう、保険証を持参しておきましょう。
- 絆創膏や常備薬を持参
- 簡単な処置ができるように、家にある絆創膏やよく使う薬は持参するようにしましょう。
子どもは切り傷・すり傷が多いので、絆創膏やテーピングを多めに持っていくと安心です。
悪天候のキャンプは絶対に避ける
子連れキャンプであれば、悪天候でのキャンプは絶対に中止しましょう。
これまで説明したとおり、子連れのキャンプはとても難易度が高いです。これが初めてのキャンプで悪天候、なんて場合にはさらに難易度が跳ね上がります。
最初のキャンプが最悪で、妻や子どもに「もう二度と行きたくない・・・」なんて言われたら最後。次のキャンプはありません。
そもそも、悪天候のキャンプはかなり危険。増水や雷、土砂崩れなど、危険度が増します。
子どもを危険な目に遭わせないよう、天気予報が雨なら中止を、キャンプ中に雨が降りそうなら撤退を常に検討しましょう。
1泊キャンプの場合、夜とか次の日が雨予報なら「日帰りに変更する」ことも検討しようね。
ファミリーキャンプのアドバイス|子どもは自由気ままに行動すると心得よう
子どもは自由気ままに行動してしまいます。たとえキャンプ場での約束事を決めたとしても。
むしろキャンプ場で子供に「じっと大人しくしていなさい!」なんて無理な話です。
約束事を決めるのは大事ですが、キャンプではなかなか思うようにいきません。
「キャンプ場では子どもは自由きままに動き回るんだ」と考えておいた方が、心のゆとりも生まれます。
お母さんが子どもに「なんで言うこと聞けないんだ!?」と怒鳴ってる光景は、キャンプ場でよく見かけるよ。
キャンプは約束事の大事さを教えつつも、広い心で子どもの行動を見守りましょう。
「楽しむ子供を見て楽しむ」というキャンプの楽しみ方もあります。
ファミリーキャンプのアドバイス|キャンプ場の選び方を慎重に
子連れキャンプは難易度が上がるため、キャンプ場選びも慎重にするべきです。
次のようなキャンプ場を優先的に選びましょう。
子連れキャンプのキャンプ場の選ぶポイント
- ファミリーやソロのキャンパーを優先している
- キャンプ場によっては、ファミリーやソロのみ受け付けているところもあります。
このようなキャンプ場であれば同じ目的のキャンパーが集まるので、キャンパー同士のトラブルも減ります。
- 消灯時間やサイレントタイムが設定されてる
- 消灯時間やサイレントタイムが設定されてるキャンプ場であれば、子どもが寝る時間は静かで安心です。
キャンプ場によっては、夜中0時を過ぎても宴会や騒ぎ声が聞こえる場合もあります。
- 区画サイトがある
- 「フリーサイト」よりも、テントや車の停める場所が決められている「区画サイト」のキャンプ場を選びましょう。
テントの真横を車が走る「フリーサイト」に比べて、子どもと車の接触事故リスクが下がります。
- 設備やレンタルが充実してる高規格キャンプ場
- トイレや風呂の設備やレンタルが充実している「高規格キャンプ場」はオススメ。
子どもの世話をするだけでも大変なファミリーキャンプ。少しでも環境が整ったキャンプ場にしたいところです。
高規格キャンプ場ではカヌーやトレッキングなどのイベントも充実していることも多く、子どもの満足度も上がります。
BBQ食材セットの提供サービスまであるキャンプ場も。初心者子連れキャンパーにとって助かるサービスも多いです。
ファミリーキャンプのアドバイス|まずはデイキャンプを試そう
これまで説明したとおり、子連れキャンプは注意点も多く、特に初めてのキャンプとなれば難易度は高いです。
できれば最初はデイキャンプ(日帰りキャンプ)を試してみることをオススメします。
テントの組立てや火起こし、ランタンの点灯など、ひととおり試してみましょう。
アンケート「これまでのキャンプで一番危険に感じたこと」
熟練キャンパーに、「これまでのキャンプ経験のなかで、最も危険に感じたことはなんですか?」というアンケートをとりました。
なかには命の危険を感じるようなエピソードもありました。
アンケート結果のいくつかをピックアップします。これらを参考にキャンプの準備をしましょう。
2年
男性
山でキャンプしていた際に、雨が降ってきたので日帰りにしようとなりました。帰り道はなかなか険しい山道だったのですが、その道が土砂で通れなくなってしまいました。そのあたりに詳しい方が別グループにいたので、迂回ルートを教えてもらえたので良かったですが流石に怖かったです。
10年以上
男性
キャンプを立てていざ就寝と思ったら大雨が降ってきて、さすがに車に避難したことがあります。
8年
女性
高地でテントを張った晩に天候が悪化し、一晩雨と強風の中過ごした時はテントごと飛ばされないか心配で眠れませんでした。
4年
女性
小さい子供がいるので、ほんの少し目を離した隙に姿が見えなくなった。キャンプサイトは大型のテントやタープ、自動車があり死角になりやすいので注意が必要だと思いました。
6年
男性
テントの中にスズメバチが入ってきたときは困りました。
追い出すために中に入らなくてはならないのですが、追い出すために帽子をかぶり、タオルを顔に巻き付け、厚手のシャツを着てうちわでなんとか追い出した覚えがあります。
6年
女性
夜中になり、眠れないほどに雨風が強くなったため、真っ暗な夜中、風に煽られながらタープをしまい、テントのペグを打ち直したこと。周りでは、テント自体が壊れた人もいました。
2年
女性
急に体調が悪くなってしまい、病院を事前に調べていなかったので、病院がどこにあるのかわからなくて調べるのに時間がかかり焦りました。
2年
女性
小川で遊んでいるときにすぐそばに子供がヘビを見つけました。後で調べれば「ヤマカガシ」という強毒のヘビだったのですが、当時は毒があることを知らず、パパが捕まえそうになりました。
10年以上
男性
10代の時、リバーサイドでキャンプをおこなったときに鉄砲的に増水したときにテント一式ながされてしまったこと。
10年以上
男性
車などがけっこう通る幹線道路沿いのキャンプ場に泊まったとき、すぐ近くまで暴走族が来たときがあった。
6年
女性
薪割りをしていて手の指を怪我したこと。夜だったので病院も行けず、ドラッグストアも近くにないので、ありったけの絆創膏で対応した。
2年
女性
山の夜の気温をあまり調べずに、軽装で行ってしまい、とても寒く凍死するかと思った。
カンペキは不可能。注意点を意識しながら、キャンプの準備をしよう。
今回挙げたように、キャンプで注意すべきことは、天候・動植物・準備時・設営時・料理や火の取り扱い・子どもなど、注意点はものすごくたくさんあります。
でも、すべてをカンペキに準備するのは不可能。
僕自身も今回挙げた注意点を毎回すべては意識出来ていません。
今回挙げた注意点のうち、気になるところや重要だと感じたところを重点的に意識して、キャンプの準備をしていきましょう。
効率よく、キャンプのリスクやトラブルを回避できるはずです。
具体的なキャンプの準備の流れやスケジュールはこちらの記事を参考にしてください。
準備するうえで、キャンプに持っていくものリストについてはこちらの記事を参考にしてください。
この記事について、ご質問やご意見がございましたら、下記フォームよりお問い合わせください。