【初心者必見】知っておきたいキャンプの基礎知識を10つ紹介。

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【初心者必見】知っておきたいキャンプの基礎知識を10つ紹介。
  • キャンプに行く前に、基本的な知識を知りたい
  • 初キャンプで失敗しないために、覚えておくことはなに?

キャンプは大自然のなかで非日常を味わえる最高のアクティビティである半面、最低限の知識を身に付けておかないと効率も悪く、失敗しやすくなります
場合によっては危険も伴います

この記事では失敗を回避するためにキャンプ初心者が知っておくべきことや、知っておけば便利な事を解説していきます。

ジュン
ジュン

僕(ジュン)はキャンプ歴8年、キャンプインストラクターの資格を保有してます。これまでキャンプ未経験者へのアドバイスを何度も行ってきました。

キャンプに行く前に、最低限の知識を身に付けて失敗しない楽しいキャンプを目指しましょう。

キャンプって何が楽しいの?

キャンプの楽しみ方は人それぞれですが、一例を挙げると・・・

  • 仲間や家族と、焚き火を囲んでBBQ
  • カヌーや釣り、登山と絡めて楽しむ
  • 木にハンモックをぶら下げて、鳥のさえずりを聞きながら昼寝
  • 夜、テント内で息子(娘)とカードゲーム
  • ソロキャンプで、まったり1人の時間を楽しむ
  • キャンプ場の夜の幻想的風景(それぞれのサイトがライトアップ)

挙げればキリがなく、まだまだ沢山あります。

多くの熟練キャンパーに「キャンプの楽しみ方は?」と尋ねれば、それぞれ違う回答が返ってくると思います。

ジュン
ジュン

僕は焚き火を眺めながらの晩酌が最高に好きです!

妻

私はテントの中で昼寝するのが好き♪

最初は慣れないテント設営や料理などに手間取り、余裕がないかもしれません。
でもキャンプの回数を重ねていきながら、自分なりのキャンプの楽しみ方が見つかってくると思います。

キャンプってどんな種類があるの?

キャンプの種類

キャンプにはいろいろな種類があります。

  • 宿泊の有無で【キャンプ・デイキャンプ(日帰りキャンプ)】
  • 人数やメンバーによって【ソロ・カップル・ファミリー・グループ】
  • 泊まる場所やシーンによって【テント泊・コテージ泊・グランピング・ビバーク】

その他にも、

現地の枝や石でキャンプ道具を作って過ごす【ブッシュクラフトキャンプ】

バイクや自転車で行く【ツーリングキャンプ】

最近は、自宅の庭やベランダで手軽にキャンプをする【おうちキャンプ】も人気です。

キャンプ場の種類

キャンプ場もいろいろな種類があります。

  • 区画分けの有無で【区画サイトorフリーサイト】
  • ロケーションによって【林間・湖畔(みずうみ)・川沿い・高原・海辺】

そのほかにも、、、

  • テントの横に車を横付け出来る【オートキャンプ場】
  • 料金が高めだけど風呂やトイレなど施設が充実している【高規格キャンプ場】
  • サイトに屋外電源が設置されている【AC電源付きキャンプ場】

があります。

≫ 高規格キャンプ場とは?

また、

  • デイキャンプ(日帰りキャンプ)の可否
  • 直火(台を使わず地面に直接焚き火をすること)の可否
  • 花火の可否


など、キャンプ場によって多種多様です。

直火。自然保護の観点から直火禁止のキャンプ場が多い
焚き火台

管理人が不在であったり管理が行き届いていないキャンプ場もあれば、ホテル並みにスタッフが常駐している高規格キャンプ場など、キャンプ場によって雰囲気はずいぶん違います。

色々なキャンプ場があるなか、初心者にオススメなのは次のとおり。

初心者におすすめキャンプ場の条件

1 オートキャンプ場

2 自宅に近いところ

3 高規格

4 AC電源付き

5 キャンセル料がかからない

これら条件がより多く整っているキャンプ場です。
これら条件のうち上に記載した条件の方が優先順位が高いです。

ジュン
ジュン

初めて行くキャンプ場なら、【オートキャンプ場】、【高規格キャンプ場】は特にオススメ

キャンプを始めるのに最適な時期は、春か秋

キャンプに最適な時期は、春か秋です。
もう少し具体的に言うと、

  • ゴールデンウィークの後~梅雨になる前
  • 夏の暑さが和らぐ9月下旬

理由は次のとおり。

  • 暑くも寒くもなく、過ごしやすい
  • 雨の心配が比較的すくない
  • 虫が比較的すくない
  • 夏休み時期は子連れファミリーで予約が殺到。料金も高い

当然ですが、キャンプ場はエアコンなど空調設備はありません。
真夏は汗をダラダラ流しながらテントを立てることになります。
晩秋~冬は防寒対策をしてないと、少し風がふくだけで震えながら食事をすることになります。

また夏は虫も多く、虫よけ線香やスプレー、タープの種類(スクリーンタープにする)など、何かしら対策をしなければならない事も多いです。

ある程度熟練したキャンパーであれば、

  • 真夏のキャンプの快適な過ごし方
  • 冬キャンプの楽しみ方

それぞれの対処法もマスターしているので、過酷な環境でも楽しむ事が出来ますが、初心者キャンパーが実行するのは無謀です。

ジュン
ジュン

夏休みの時期は、キャンプ場で騒ぐ若者のグループキャンパーも多いです。

妻

楽しそうだけど、もう少し周りを気にしてもらえると助かるよね。

ほとんどの場合、最適な時期にキャンプを始められないと思います。
その場合の、それぞれの時期に始める場合の注意点や、暑さ・寒さの対処法をまとめた記事がコチラになります。

≫ 季節ごとのキャンプの楽しみ方、注意点とその対策を解説

キャンプにかかる費用

キャンプにかかる費用は、大きく分けて【道具購入にかかる初期費用】【毎回キャンプに行くのにかかる費用】の2つあります。

道具購入にかかる初期費用

キャンプの初期費用の目安

10~15万円

道具購入にかかる費用は、

  • 「購入しないでレンタルするか」
  • 「どの程度のグレードにするか」
  • 「キャンプの人数」

これらにより大きく異なるので一概には言えません。

3店舗のキャンプ用品店に、3~4人家族想定でいくら見積もるべきか確認しました(2022.8時点)。
だいたい、グレード低めで抑えていけば10万円前後、ある程度しっかり揃えようとすると15万円を見積もっておくべき、という回答でした。

キャンプ用品の予算内訳
テント・・・3~5万円
タープ・・・1~2万円
寝袋・・・1~2万円
マット・・・5千~2万円
イス・テーブル・・・5千~2万円
ランタン・・・1~2万円
調理器具(グリルやバーナー)・・・1万円
その他小物類・・・2,3万円
ジュン
ジュン

僕は当時、10万円くらいで一通り買いそろえました。ほとんどコールマン製。

初めてキャンプに行ったときの道具一式

「そこまで予算を取れない」という人であれば、お試しも兼ねてテントや寝袋をレンタルするのもアリです。

ほかにも、【家にあるもので代用する】【キャンプ経験のある知人がいれば貸してもらう】など、工夫次第で初期費用は下げられます。

≫ 【目安は10万】初心者キャンプの初期費用と節約方法9つを徹底解説

1回のキャンプにかかる費用

1回のキャンプにかかる費用の目安

ソロキャンプなら5,000~10,000円

ファミリーキャンプなら20,000円

1回のキャンプにかかる費用も

  • 「何泊か」
  • 「何人か」
  • 「キャンプ場のグレード」
  • 「食材の手配の方法」
  • 「途中に寄る観光スポット」

これらにより大きく変わります。

目安としてはソロキャンプなら5,000~10,000円、ファミリーキャンプなら20,000円くらい。(出典元:IT Mediaビジネス

毎回のキャンプにかかる費用の内容は、

  • キャンプ場のサイト使用料(1泊あたり3,000~10,000円)
  • 食材費
  • 交通費
  • ガスや炭・薪などの消耗品費

などがあります。

こちらも平均ですので、【食材は冷蔵庫の余り物を使う】【近場のキャンプ場で交通費を削減】など、工夫次第でコストを抑えられます。

ただし、初めていくキャンプ場であれば、多少値が張っても高規格のキャンプ場にいく事をオススメします。

ジュン
ジュン

キャンプに慣れてきたら、安めのキャンプ場でコストを抑えていきましょう。

≫ キャンプ1回にかかる費用と節約方法4つ徹底解説

キャンプの食事は?

初心者キャンパーにオススメするキャンプの食事のコツは「なるべく手間が掛からないようにすること」。
「キャンプ飯」というと、とてもオシャレで美味しそうな写真がインスタなどで投稿されています。

  • エビとトマトのアヒージョ
  • パエリア料理
  • 手作りピザ
  • ダッチオーブンでアクアパッツァ

初心者がイキナリこれら料理を作ろうとするのは無謀です。
理由は2つ。

  • 失敗することが多い
  • 調理に時間を取られすぎて、その後のスケジュールが狂う


料理がうまく行かず、自分やキャンプメンバーがイライラして雰囲気が悪くなる、というのはキャンプあるあるです。
初心者はなるべくシンプルに、手間を掛けない食事にしましょう。

初心者にオススメするキャンプの食事は、大きく分けて2つ

  1. キャンプ場や近所の精肉店にある「BBQ食材セット」を利用する
  2. 現地ですぐ食べられる食材だけ持って行く

このどちらか、もしくは両方を併用するのが良いです。
②の具体例としては

  • ボイルするだけのレトルトの米(サトウのごはん、など)
  • レトルトカレー
  • カップラーメン
  • 寄せ鍋(具材を自宅でカットして、現地では鍋に入れるだけ)
ジュン
ジュン

僕は今でも②のスタイルがメインです。安くてオイシイ!

妻

レトルトカレーもどんどん美味しく進化してるからね。

自然のなかで食べる料理は、カンタンな物でも本当に美味しいです。
最初はシンプルな食事にして、物足りなさを感じたら少しずつ凝った料理に挑戦すれば良いと思います。

キャンプの流れ

キャンプは多くの場合、1泊2日が主流です。
初心者もまずは1泊2日から始めるのが良いと思います。

妻

会社員で土日休み、という人が多いからね

1泊2日の場合のキャンプの流れは、次のとおり。

準備も含めた、もっと細かいキャンプのスケジュールや組む時のポイントについてはコチラの記事をご覧ください。

「アーリーチェックイン」があるキャンプ場ならば、少し早い時間から設営出来て自由時間を増やせる場合もあります。
まずはこのスケジュール感でキャンプをすれば、大きな失敗はないかと思います。

ジュン
ジュン

キャンプに慣れたら、少しずつ自分のキャンプスタイルを作っていきましょう。

実際の僕のキャンプ記録も残してますので、キャンプのスケジュールの参考にしてもらえればと思います。

キャンプに必要な道具

キャンプに必要な道具は、細かい物まで挙げるとかなりの数になります。
最初から全て揃えるのは難しいので、まずは最低限必要な物を紹介します。

最低限必要なキャンプ道具

・テント

・寝袋、枕

・マット

・イス

・テーブル

・ランタン

・調理器具

・風呂グッズ

・宿泊用セット



これら最低限必要なキャンプ道具のうち、僕がこれまで使用してきてオススメできるキャンプ用品はコチラになります。

≫8年目キャンパーがオススメするキャンプ用品一式

また僕が実際にキャンプに持って行くものを全てリスト化したものは、次のとおり。

ジュン
ジュン

初めてのキャンプで優先して持って行くべき道具を赤字で表記してあります。
これら82種類のキャンプ道具すべてをこちらの記事で解説してます。

かなりの数になるので、先ほど紹介した「最低限必要なキャンプ道具」から、すこしずつ買い足していきましょう。

キャンプ道具はレンタル出来る

上記キャンプ用品を、最初から購入するには抵抗のある人も多いと思います。

テントも5万円近くしたり、「最低限必要なキャンプ道具」を揃えるだけでも、けっこうな金額になります。(10万円前後くらい)

そこでオススメなのが、「キャンプ用品のレンタル」。
昨今のキャンプブームでキャンプのサービスも盛んになり、「キャンプ用品のレンタル」をしている便利なサイトもあります。

またそれ以外にも、初心者に優しい高規格キャンプ場では、キャンプ場内で貸出レンタルしている事も多いです。

PICA富士西湖のレンタル

キャンプ用品をレンタルしている大手サイトとして「hinataレンタル」があります。

≫ キャンプ用品レンタルサービス『hinataレンタル』レビュー。利用の流れと注意点を解説。

≫ レンタルサービス7社を徹底比較

例えばこのサイトでレンタルした場合、キャンプ道具の郵送先を自宅ではなく、キャンプ場に設定することもできます。
キャンプ場で受取り、返却もキャンプ場
車への積込み準備の手間も無く、少しでも手間を減らしたい初心者にはオススメです。

いきなり購入するのが心配、まずは試してみたい、というキャンパーにとっては選択肢のひとつになると思います。

ただし、レンタルの場合のデメリットとして、次に挙げる「デイキャンプで試してみる」が出来ません
その場合、「アーリーチェックイン」を活用するなど、時間に余裕を持たせるよう工夫しましょう。

キャンプ、いきなり始めるのはハードル高くない?


キャンプ未経験者がいきなり1泊2日のキャンプにいくのは、少し無謀です。
そこでオススメしたいのがデイキャンプ。

デイキャンプとは

日帰りのキャンプのこと。主にBBQがメイン

東屋(あずまや)でBBQをしたり、自分でタープを立ててBBQをしたりします。

東屋でのデイキャンプ

ハードルが低く、キャンプの模擬体験が出来るので、まずはデイキャンプをしてみましょう。

通常のデイキャンプであれば、テントは設営しません(泊まらないので)。
でも、本番キャンプに向けた練習のデイキャンプであれば、テントの設営も試してみましょう

テント設営のほかにも、火起こし、料理、寝袋で寝転がってみるなど、色々試してみましょう。
デイキャンプをすると、次の事に気付くと思います。

  • キャンプ用品の車への積込みの大変さ
  • テントの設営に予想以上に時間がかかる(そして疲れる)
  • ガスコンロがないところでの火起こしや料理の難しさ
  • 寝袋で寝てみたときの、地面の固さ

ほかにもやってみて気付く事は多いです。
色々気付けば、本番のキャンプでは修正・応用できるはず。

ジュン
ジュン

テント設営などは、何度かやれば慣れてくるので、本番キャンプでも設営時間が短縮されるのもメリット。

気付いたところを本番のキャンプに活かして、より楽しく快適な「はじめてキャンプ」を目指しましょう。

基礎知識を身に付けたら、行動してみよう

今回、キャンプの基礎知識について紹介しました。

安全に、そして快適にキャンプをするうえで最低限の基礎知識は必須です。

基礎知識を学んだところで、次は道具を購入(もしくはレンタル)してキャンプの計画を立てるなど、実際に行動してみましょう。

キャンプ道具の選び方キャンプの計画の立て方のコツといったキャンプの具体的なハウツーについては、こちらの記事を参考に行動してみてください。

鉄は熱いうちに打て!

キャンプ熱が冷めてしまう前に、行動に移していきましょう!