【どっちが得?】キャンプ用品の購入とレンタルの費用・メリット・デメリットを徹底比較

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【どっちが得?】キャンプ用品の購入とレンタルの費用・メリット・デメリットを徹底比較
キャンプ初心者
キャンプ初心者

キャンプデビューするけど、道具はレンタル?それとも購入?

キャンプ用品を購入するかレンタルするか?

あまり考えずに購入かレンタルかを決めてしまうと、のちのち無駄な費用を払いかねません。

そこでこの記事では、

  • キャンパー30人へのアンケート
  • キャンプ歴10年の筆者の考え

これらをもとに、「レンタル」と「購入」の費用・メリット・デメリットを比較します。

キャンプ用品は購入とレンタルどちらか一択ではなく、バランスよく組み合わせることが重要です。

この記事をひととおり読めば、あなたがキャンプ用品を購入すべきかレンタルすべきか、正しく判断できるようになりますよ。

この記事を書いている人

ジュン

  • キャンプ歴10年目(2015年~)
  • キャンプに100万円近く使ってきた
  • キャンプインストラクター保有
  • 認定ブッシュクラフター保有
  • 自然体験活動指導者

「購入」と「レンタル」の費用比較

キャンプ用品 購入 レンタル 比較

キャンプ用品の「購入」と「レンタル」、どちらの方が費用的に得なのか?

この3つを確認しながら、「購入」と「レンタル」を費用面で比較していきましょう。

購入費用の目安

キャンプ用品一式の購入費用の目安はつぎのとおり。

  • ソロキャンプなら、5~7万円
  • ファミリーキャンプなら、10~15万円

購入費用は、次の条件によって変わります。

  • キャンプの人数
  • どの程度のグレード(品質)にするか

上記の目安金額は、品質が安定しているキャンプメーカー(コールマンなど)で揃えた場合の金額です。

購入費用について詳しく解説した記事はこちらになります。
≫【目安は10万円】キャンプ初期費用

レンタル費用の目安

キャンプ用品一式をネットレンタルしたときにかかる費用の目安はつぎのとおり。

  • ソロキャンプなら、1~2万円
  • ファミリーキャンプなら、2.5~3万円

レンタルサービス会社ごとのレンタル料はつぎの表のとおりです。

キャンプ用品
レンタル会社
hinataレンタルTENTAL
そらのした

CAMP DAYS

Newleaves
GOGO CAMPレンタルショップ
ジャストタイム
モデル価格
※送料・補償料込
3人家族
1泊2日
26,000円26,000円24,000円34,000円26,000円32,000円31,000円
2024.6時点

4回以上行くと購入費用の元がとれる

上記⇧のとおり、ファミリーキャンプで比較すると、

  • 購入なら10~15万円
  • レンタルなら1回あたり2.5~3万円

つまり4回以上キャンプに行けば購入費用の元がとれるため、購入した方が金銭的には得になります。

ただしこれは費用だけを比較した場合です。

実際には他にも考慮すべきことがあります。

購入かレンタルか?

これを総合的に判断するため、それぞれのメリット・デメリットも確認していきましょう。

キャンプ用品【購入】のメリット・デメリット

キャンプ用品を購入する場合のメリット3つとデメリット3つを挙げます。

キャンプ用品 購入 メリット デメリット

購入のメリット

キャンプ用品購入のメリットはつぎの3つです。

購入メリット1:4回以上キャンプに行けば金銭的には得

キャンプに行く回数が多い人なら、購入した方が金銭的にはトクです。

ファミリーキャンプの場合、キャンプ道具を一式購入したら10~15万円ほどかかります。

いっぽうレンタルの目安は1回あたり2.5~3万円。

つまり金額だけ見ると、購入したら『キャンプに4回以上行けば元が取れる』ということになります。

購入メリット2:いつでも使えて自由度が高い

購入すれば、好きなタイミングでキャンプ道具を使うことができます。

『週末に突然キャンプに行きたくなった』

こんな場合でも、道具があればすぐに出発できます。

いっぽうレンタルの場合は、

  • 予約
  • 受取り
  • 返却

この3つの手間があって、自由度が下がります。

繁忙期や人気アイテムレンタルの在庫も切れがち。

自由度の高さは、購入した場合の大きなメリットです。

購入メリット3:モチベーションが上がる

購入すると道具への愛着が湧き、キャンプへのモチベーションが上がります。

  • お気に入りのランタンセット
  • 自分好みのメーカー品

使い込むうちに道具が自分に馴染んでいく(アジが出てくる)感覚は、レンタルでは得られません。

ランタン お気に入り
ジュン
ジュン

自分だけのキャンプギアを持つ。これはアウトドアの醍醐味の1つですね。

購入のデメリット

キャンプ用品を購入する場合のデメリットはつぎの3つです。

購入デメリット1:初期費用が高い

キャンプ用品を一式揃えるには、かなりの初期費用が必要です。

例えば基本的なセット(テント、シュラフ、マット、クッキングセット、ランタンなど)を揃えると、ファミリーキャンプなら10~15万円程度は必要です。

初期費用の内訳
テント・・・3~5万円
タープ・・・1~2万円
寝袋・・・1~2万円
マット・・・5千~2万円
イス・テーブル・・・5千~2万円
ランタン・・・1~2万円
調理器具(グリルやバーナー)・・・1万円
その他小物類・・・2~3万円
ジュン
ジュン

初期費用がネックでキャンプを始められない、という人も一定数いますね。

購入デメリット2:保管場所が必要

キャンプ用品 棚 置き場所 スペース

キャンプ用品の保管は、初心者が考えるよりも場所を取ります。

テント、タープ、イス、テーブル、寝袋、ランタン、小物類・・・

これらを自宅に置くには、まとまったスペース(目安は洗濯機2台分ほどのスペース)が必要です。

年に数回しか行かないキャンプのために、日常の生活スペースが削られることも覚えておきましょう。

購入デメリット3:メンテナンスと経年劣化

購入したキャンプ用品はメンテナンスが必要です。

使った後は正しいメンテナンスや保管をしないと、キャンプ用品の寿命は短くなります

たとえばテントを乾燥させずに気温が高いところに放置すると、つぎのようなリスクがあります。

  • カビが繁殖
  • フレーム(ポール)が変形
  • 生地表面のコーティング剤が溶けてベトベト
ユミ
ユミ

炎天下のプレハブ倉庫にテントを保管するのは危険だよ。

たとえどんなに適切なメンテナンスをしても、年数が経てば少しずつ劣化してしまうことも覚えておきましょう。

キャンプ用品【レンタル】のメリット・デメリット

キャンプ用品をレンタルする場合のメリット3つとデメリット3つを挙げます。

キャンプ用品 レンタル メリット デメリット

レンタルのメリット

キャンプ用品を購入する場合のメリットはつぎの3つです。

レンタルメリット1:気軽にキャンプを試せる

レンタルなら気軽にキャンプを試すことができます。

キャンプ用品一式を買うと10万円以上かかります。

今後も行くか分からないキャンプのために、いきなり10万円以上使うのはリスクが大きすぎますよね。

いっぽうレンタルなら1~3万円で一式借りられます。

初めてでキャンプを試したいならレンタルがうってつけです。

レンタルメリット2:いろんなキャンプ用品を試せる

キャンプ 道具 アイテム 試す

いろんな種類のキャンプ用品を試して比較できるのも、レンタルの良いところです。

hinataレンタルソトリストなどのネットレンタルサービスでは、テントだけで30~60種類も用意されています。

いっぽう購入すると同じものを長く使うので、いろいろなキャンプ用品を試すことができません。

ジュン
ジュン

レンタルでいろんなキャンプ用品を試してみる。気に入ったら購入する。これがコスパ最強ですね。

レンタルメリット3:収納スペースやメンテナンスが不要

キャンプ用品をレンタルすれば、メンテナンスや収納スペースの確保が不要です。

レンタルなら使用後に返却するだけ。

濡れたり汚れたりしたテントのメンテナンスはレンタル会社がするのでラクちんです。

自宅に保管する必要もなく、収納スペース(目安は洗濯機2台分くらいのスペース)で生活空間が圧迫されることもありません。

レンタルのデメリット

キャンプ用品を購入する場合のデメリットはつぎの3つです。

レンタルデメリット1:何度もキャンプに行くと金銭的には損

何度もキャンプに行く場合、レンタルは購入するよりも金銭的に高くつきます。

ファミリーキャンプの場合、キャンプ道具を一式購入したら10~15万円ほどかかります。

いっぽうレンタルの目安は1回あたり2.5~3万円。

つまり金額面では、『キャンプに4回以上いくとレンタルの方が損』ということになります。

レンタルデメリット2:予約、受取り、返却の手間がかかる

キャンプ用品 予約 受取り

レンタルは予約・受取り・返却の手間がかかります。

キャンプ用品の受取や返却は、時間や場所が指定されていることがほとんど。

そのぶんキャンプ当日のスケジュールが制限されて、自由度が低くなりがちです。

ジュン
ジュン

hinataレンタルなら「キャンプ場現地で受取り・返却」ができて、手間はかなり減らせます。

また繁忙期人気商品は、レンタル品の在庫切れでレンタルできないこともあります。

レンタルデメリット3:送料がかかる(ネットレンタルの場合)

ネットでキャンプ用品をレンタルする場合は送料がかかります。

送料の相場はキャンプセット一式で3~5千円ほど。

ただしソトリストなど一部のネットレンタル会社では店舗受取りも可能で、この場合なら送料はかかりません。

購入がおすすめの人

これまで見てきた購入とレンタルのメリット・デメリットをもとに、購入した方が良い人の条件を3つ挙げます。

ジュン
ジュン

これら3つの条件をすべて満たせないなら、レンタルの方が無難です。

予算に余裕がある

キャンプ用品を購入するにはそれなりの初期費用がかかります。

キャンプ用品一式の目安は、

  • ファミリーキャンプなら10~15万円
  • ソロキャンプなら5~10万円

このくらいの予算を確保できるなら、購入を検討しても良いですね。

頻繁にキャンプに行く

目安として年に4~5回以上キャンプに行くなら、購入を検討しましょう。

いっぽう年に1~2回しか行かないなら、毎年キャンプに行くとしてもレンタルの方がおすすめです。

金銭面だけでなく、収納スペースの問題やキャンプ用品の経年劣化も考慮しましょう。

収納スペースに余裕がある

キャンプ用品を置く場所が確保できるなら、購入を検討しても良いですね。

収納スペースの条件はつぎの3つ。

  • 目安は冷蔵庫2~3台分
  • 夏場でも温度が上がりすぎない(経年劣化を防ぐ)
  • 直射日光があたらず風通しが良い(カビ・錆びを防ぐ)

これらをクリアできるなら、購入を検討しても良いでしょう。

ユミ
ユミ

「年に数回しか使用しないキャンプ用品のために、生活空間の一部がずっと削られる」ことをリアルに想像した方が良いよ。

レンタルがおすすめの人

これまで見てきた購入とレンタルのメリット・デメリットをもとに、レンタルした方が良い人の条件を3つ挙げます。

初めてキャンプをする

いままでキャンプをしたことが無いなら、レンタルがおすすめです。

「キャンプに行ってみたけど、どうも自分には合わない」という人もいます。

購入してしまうと、そのままキャンプ用品を放置するのも邪魔、無理にキャンプに行くのも苦痛。

まずはレンタルでキャンプを試してみるのが得策です。

ジュン
ジュン

今回とったアンケート⇩でも、「最初はレンタルがおすすめ」という声が多かったですね。

レンタルで試してみて、またキャンプに行きたいと思えたら購入を検討しましょう。

年に1~2回しかキャンプに行かない

年に1~2回しかキャンプに行かない予定の人もレンタルがおすすめです。

金銭的には「通算3~4回以上キャンプに行けば購入した方が得」ですが、保管スペースの確保やキャンプ用品の経年劣化まで考える必要があります。

この保管スペースと経年劣化の問題、年に何度もキャンプに行く人なら軽視できますが、あまりキャンプに行かない人にとっては無視できません。

総合的に考えると、年に1~2回しかキャンプに行かないならレンタルの方がおすすめです。

収納スペースに余裕がない

キャンプ用品 収納スペース

キャンプ用品の保管スペースを確保できない人も、レンタルがおすすめです。

収納スペースの条件はつぎのとおり。

収納スペースの条件

  • 目安は冷蔵庫2~3台分
  • 夏場でも温度が上がりすぎない(経年劣化を防ぐ)
  • 直射日光があたらず風通しが良い(カビ・錆びを防ぐ)

都市部や賃貸住宅に住んでいて、この収納スペースの条件を満たせないなら、無理にキャンプ用品を購入するよりレンタルしたほうが無難ですね。

キャンプ用品のレンタルについて詳しく知りたい人は、こちらの記事をあわせてご覧ください。
≫ キャンプ用品レンタル徹底解説。レンタルの流れやおすすめレンタル会社一覧

おすすめは【購入とレンタルの組み合わせ】

ここまで購入とレンタルを比較してきて、

  • 「俺は購入かな」
  • 「私はレンタル」

のように、自分はどちら派なのかを考えたと思います。

でも重要なのは、どちらか一方に全振りする必要はないこと。

それぞれのメリットを生かして、状況に応じて購入とレンタルを組み合わせましょう。

組合せ例1:最初はレンタルでキャンプを試しながら、少しずつ必要な道具を購入していく

組合せ例2:イスやランタン(ライト)は普段の生活や防災グッズとしても使えそうだから購入。他はレンタル

組合せ例3:アパートで置く場所がないから、大きいテントやテーブルは今後もレンタル。他の小物は購入

このように自分の状況に応じて購入とレンタルを組み合わせることで、コスパは上がるし無理なくキャンプを続けることができます。

ジュン
ジュン

僕の場合、キャンプセットはすべて持っているけど「他のテントを試したい」という理由でレンタルを活用してます。

hinataレンタル ツールームテント
hinataレンタルで借りたツールームテント

単品レンタルも可能

  • レンタルって「テントだけ」とか単品で借りられるの?
  • どんなものがレンタルできる?

こんな疑問を持たれた方は、大手レンタルサイトhinataレンタルが参考になります。

大手だけあってレンタルの種類も豊富。

セットレンタル以外にも「テントだけ」「寝袋とランタンだけ」など、単品レンタルもできます。

ネットアンケートの結果

キャンパー30人に、クラウドワークスのアンケートにてキャンプ用品の購入とレンタルについてのアドバイスを聞き取りました。

クラウドワークスのアンケート結果

アンケート結果を、つぎの4つに分けて紹介します。

購入派とレンタル派の割合

「キャンプ道具を持っていない人がキャンプに行こうとしたとき、購入かレンタルのどちらを勧めますか?」と尋ねた結果がこちら。

キャンプ用品 購入 レンタル 割合 アンケート グラフ

レンタルの方が圧倒的に多かったです。

「購入」をすすめる理由

購入をすすめた人の理由の一部を紹介します。

自分のものでキャンプした方が、お気に入りの物を使う事ができ、テンションが上がるから。

投稿者:42歳女性 キャンプ歴3年 キャンプに行く回数:5回/年

レンタルでも良いが、お店で見たり購入する楽しみもある為

投稿者:46歳男性 キャンプ歴28年 キャンプに行く回数:2回/年

購入することでモチベーションアップに繋がる。 また、道具に愛着をもって扱うことかできる。

投稿者:38歳男性 キャンプ歴3年 キャンプに行く回数:2回/年

ジュン
ジュン

モチベーションやテンションが上がるから、という意見が目立ちました。

「レンタル」をすすめる理由

レンタルをすすめた人の理由の一部を紹介します。

続くかわからないのに購入するのは勿体無いし、あうか試した方が良いから。

投稿者:35歳女性 キャンプ歴5年 キャンプに行く回数:2回/年

購入してしまうと、キャンプ道具の置き場も必要になるし、飽きた時の処分が大変だから。

投稿者:40歳男性 キャンプ歴10年 キャンプに行く回数:2回/年

あまり使わないとなると場所もとるし手入れをするのも大変なのでレンタルの方がいいと思います。

投稿者:33歳男性 キャンプ歴5年 キャンプに行く回数:12回/年

ジュン
ジュン

「お試しなのに買うのは勿体ない」「場所の確保や手入れが大変」という意見が多かったですね。

一番多い意見は「最初はレンタル。徐々に購入」

今回のアンケートで一番多かった意見は「最初はレンタル。キャンプを試してまた行きたくなったら、行った経験をもとに、少しずつ購入していく」でした。

メジャーな道具が揃っているので先ずはレンタルし、キャンプを続けていく気なら色々調べてから購入すれば良い

投稿者:53歳男性 キャンプ歴23年 キャンプに行く回数:4~5回/年

初めてのキャンプは手軽に利用できるレンタルが良いと思います。キャンプが気に入ってまた何度も行くだろうと思ったら購入をオススメします。

投稿者:45歳女性 キャンプ歴20年 キャンプに行く回数:6~7回/年

ジュン
ジュン

おすすめは【購入とレンタルの組み合わせ】⇧』で解説した内容と同じですね。

まとめ:購入とレンタルを組み合わせてキャンプ道具の揃えよう

この記事では、キャンプ用品の購入とレンタルのメリット・デメリットについて詳しく解説しました。

キャンプ用品の購入とレンタルにはそれぞれメリット・デメリットがありますが、どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。

自分の状況に合わせて、自分に合った「購入」と「レンタル」のバランスを見つけることが重要です。

またレンタルするときには、返却期限最低限自分で用意するものがあるので注意が必要です。

レンタルの利用方法や「自分で用意するもの一覧表」など、レンタルするにあたり必要な情報をこちらの記事にまとめました。


「なにから手を付けて良いか分からない・・・」という超初心者の方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。


本サイト『なおきゃん』では、これからキャンプを始める方に向けて、

についての記事を作成しています。

ジュン
ジュン

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