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キャンプの夜ってちゃんと眠れるの?
どんな睡眠対策をしておけば良い?
キャンプの夜は寒さや騒音、虫といった快眠を妨げる要素が多いです。
しっかり対策しないと快眠できず、翌朝『一睡もできなかった・・・』なんてことにも。
本記事では、キャンプ歴10年の筆者の知識・経験と他キャンパーへのアンケート結果をもとに、キャンプで眠れない原因と解決策を解説します。

なるべく手軽でコスパよくできる睡眠対策を紹介します。
キャンプで快眠するのに重要なのは、「寝床づくり」と「キャンプ場選び」。
この記事を読んで対策しておけば、初キャンプでも朝までグッスリ。「最高のキャンプの朝」を迎えられるはずです。
キャンプの睡眠対策|眠れない原因6つと解決策
キャンプで眠れない原因はつぎの6つ。
それぞれの原因とその対策を詳しく解説していきます。
原因1:地面が硬くて寝心地が悪い
キャンプ場の地面は硬く、ゴツゴツしていることが多いです。
また小石や枝もあって、寝るときに背中に当たると痛くて眠れません。
寝心地対策1:芝やウッドチップのキャンプ場を選ぶ
キャンプ場の地面の種類は、芝・ウッドチップ・砂・土・砂利があります。
芝![]() | ウッドチップ![]() | 土![]() | 砂利![]() | 砂![]() | |
寝心地の良さ (柔らかさ) | |||||
メリット | 寝心地が良い ペグが刺さりやすい | 寝心地が良い 水はけが良い 汚れにくい | ペグが刺さりやすい (下に石があると刺さりにくい) | 汚れにくい 水はけが良い | 寝心地が良い |
デメリット | 朝露でテント底が濡れやすい 虫が多い | とくに無し | 汚れやすい 水はけが悪い | 寝心地が悪い ペグが刺さりにくい | 砂がつきやすい ペグが刺せない |
芝やウッドチップは柔らかいので、地面の硬さをあまり感じません。
睡眠対策を優先する場合は芝やウッドチップのキャンプ場を選びましょう。
芝やウッドチップのキャンプ場の探し方(タップしてひらく)
芝やウッドチップのキャンプ場は、キャンプ場検索サイト「なっぷ」で探すのがおすすめです。
芝のキャンプ場は、絞り込み検索で「サイトの地面」の『芝』にチェックを入れて検索します。
ウッドチップのキャンプ場は、文字検索で『ウッドチップ』と入力して検索します。

寝心地対策2:小石や枝を取り除く

テントを立てる前に、テント設営箇所に落ちている小石や枝は取り除いておきましょう。
とくにマットを敷く箇所は念入りに取り除いておきます。
テントを一度立ててしまうと、あとで取り除くのは困難です。
忘れがちですが、必ずテントを立てる前にやっておきましょう。
寝心地対策3:厚めのマットを敷く
マット無しでは「地面の硬さ」と「底冷え」で、まともに眠れません。
マットは必須ですが、薄いマットでも地面の硬さと冷たさを吸収しきれず快眠はできません。
厚さ5㎝以上、できれば8㎝以上のインフレーターマットを敷けば、地面の硬さと冷たさを感じることがなく快眠できます。
インフレーターマットとは・・・
バルブを開くと「空気入れ」不要で自動で膨らむ便利なマット。膨らんだらバルブを閉じるだけで完成。
けっこう分厚いものが多く、カンタン設置で快適なマット。


原因2:寒すぎる or 暑すぎる
キャンプ場は平地と比べて昼夜の気温差の激しく(10~15℃以上の温度差)、夜になると急激に冷え込みます。
夏以外のキャンプの夜は対策なしでは寒くてに眠れません。
いっぽう真夏は熱帯夜になると、冷房設備もないため暑くてまともに眠れません。
寒さ対策1:毛布や布団を持っていく

もっとも効果的でカンタンな寒さ対策は、自宅から毛布や布団を持って行くこと。
寝袋の上に布団や毛布をかければ、わざわざ高い値段の寝袋を買う必要がありません。

布団や毛布は圧縮袋に入れて持っていくのが衛生面・運搬の手軽さの点からおすすめです。
寒さ対策2:電源サイトで電気カーペットを使う

屋外AC電源が付いているキャンプ場を選んで、電気カーペットを使いましょう。
これが寝るときの最強の寒さ対策です。
寒い時期に一番辛いのが「地面からの冷気」。その冷気を電気カーペットが完全遮断してくれます。
電気なので火災のリスクも低く、寝ている間ずっと点けられるのもメリットです。
電源のあるキャンプ場は、キャンプ場検索サイト『なっぷ』で探せます。

僕は山善の電気カーペットを使ってます。滑止め加工でマットの上でもズレなくて、キャンプ向けの電気カーペットです。
暑さ対策1:標高の高いキャンプ場を選ぶ
一番かんたんな暑さ対策は、標高の高いキャンプ場を選ぶことです。
標高が1,000m高くなると気温は6℃下がります。
平地で最低気温が25℃の熱帯夜でも、標高1,000mのキャンプ場なら19℃程度。
ただしそのようなキャンプ場は人気が高いので、かなり前から予約する必要があります。(空いている平日に行くのもオススメ)
標高の高いキャンプ場の探し方(タップしてひらく)
キャンプ場の標高は、googlemapの『地形』レイヤーを選択すると等高線が表示されるのですぐ調べられます。

もしくは『なっぷ』のフリーワード検索で『標高』と入れると、標高の高いキャンプ場がヒットしやすいです。

暑さ対策2:扇風機を用意
小型の扇風機を準備して、自分に向けて風を直接当てるか、テントのベンチレーターに置いてテント内の換気を促しましょう。

モバイルバッテリー式やUSB充電式の扇風機なら電源サイト以外でも使用できるのでおすすめです。
少し値が張りますが、コールマンのタフスクリーン2ルームエアー(LDX+)は専用の扇風機を設置するポケットがあり、テント内の熱気を効率よく排出してくれます。


僕も夏キャンプで使用してます。遮光性が高い素材なので日中の暑さもかなり軽減してくれます。

原因3:うるさくて眠れない
キャンプ場では夜、となりで騒がれてうるさくて眠れない、ということも多いです。
また、「強風でテントがバタバタしてうるさい」、「川沿いキャンプ場で意外と川の音がうるさい」など、自然の音がうるさくて眠れないことも。
「道路近くでバイクやトラックの音がうるさい」、「キャンプメンバーのいびきがうるさい」というパターンもあります。
騒音対策1:耳栓を活用する
耳栓を持っていき、寝る前に枕元に置いておきましょう。
筆者も耳栓は常備していて、2回に1回は使っている印象です。
「耳栓が合わない」「装着感が嫌い」という人はイヤーマフがおすすめです。
騒音対策2:人が少ない時期にキャンプをする
人が少ない時期を狙ってキャンプに行きましょう。
例えば平日なら、かなり空いていて静かなことが多いです。
また大学生の夏休みシーズンは要注意。
グループキャンプが多く、宴会をしてうるさいこともあるので、夏休みシーズンを避けるのも手です。
騒音対策3:静かな場所にテントを設置
テントを立てる場所が決まっていないフリーサイトの場合、つぎのような場所にテントを立てましょう。
- 近くにグループキャンパーがいない
- 道路や川から離れている
大学生など若者のグループキャンプは宴会ムードで声が多くなりがち。
また複数ファミリー同士のキャンプも盛り上がりがちです。
なるべく静かに過ごしたいなら、そのようなキャンパーが近くに居ない場所にテントを立てましょう。
またキャンプ場によっては、キャンプサイトが道路に面している場合もあります。
夜中にバイクやトラックが近くを通るとかなり爆音です。
道路からなるべく離れた場所にテントを立てましょう。
原因4:防犯の心配
これからキャンプを始める人にとって、寝ている間の貴重品の管理方法や盗難のリスク心配かもしれません。
女性のソロキャンプは、不審者がテントに侵入するリスクを心配する声もあります。
防犯対策1:貴重品は枕元や車内に入れておく
財布や鍵などの貴重品は枕元か車内に入れておきましょう。
車の鍵も枕元か、不安なら寝袋の中に入れておいてもOKです。
ちなみにコインロッカーや貴重品預かりサービスのあるキャンプ場はほとんどありません。
キャンプ中の貴重品は自己管理が基本です。
防犯対策2:オートキャンプ場を利用

オートキャンプ場は車のとなりにテントを立てます。
貴重品を車の中に入れられ、車が近くにあるので車上荒らしのリスクも激減します。
非常時は車に逃げ込める、という安心感もあるので、防犯対策のためにオートキャンプ場を選ぶのも良いでしょう。
防犯対策3:テントにワイヤーロックをかける

テントの出入口はジッパーを開けるだけで簡単に侵入できてしまいます。
そこで、ジッパー部分にワイヤーロックをかければ、侵入リスクを大幅に減らせます。

女性のソロキャンプなら、かなりの安心感があるよ。
ただし完全に侵入を防げるわけではないため、他の防犯対策と併せて活用しましょう。
防犯対策4:防犯ブザーを枕元に置く
万が一不審者がテントに侵入してきたときのため、防犯ブザーを枕元に置いておきましょう。
もともと襲われるリスクは極めて低いですが、どちらかというと『何かあっても安心して眠れる』という意味合いが強いアイテムです。
原因5:野生動物が怖い
自然豊かなキャンプ場では、野生動物との遭遇リスクがゼロではありません。
クマやイノシシなどの危険生物に遭遇することは極めてまれですが、ニオイにつられてシカやサルが来た、という報告はよく耳にします。
対策1:自治体やキャンプ場のHPで危険生物出没情報がないか確認しておく
対策2:食材や生ゴミは密閉容器や車に入れておく
対策3:生ゴミはビニール袋に入れて密閉
対策4:そのビニール袋はクーラーボックスや密閉容器に入れておく
これらを徹底しておけば野生生物がやってくるリスクを減らせ、安眠できます。
もし食べ物や飲み物を野生動物に荒らされた形跡があるときは要注意。
エキノコックスのリスクがあるため、食材を食べないのはもちろんのこと、イスやテーブルなど、接触された可能性のあるキャンプ道具を十分に洗浄し、消毒しましょう。
原因6:虫が多くて眠れない
冬以外のキャンプでは、虫との闘いが避けられません。
テント内に蚊が入ってきたら最悪。テント内で蚊と格闘することになります。
虫対策1:蚊取り線香をテント入口に置く
蚊取り線香はキャンプの最強の蚊対策グッズです。
アンケートでもほとんどの人が虫よけ対策としても活用していました。
蚊取り線香の置く場所は、テントの入口。
テントの侵入口に蚊が寄ってこないよう、線香の煙の向きも考えましょう。

僕が使ってるのは「パワー森林香 虫よけ線香」。煙の量が多く、キャンプ向きです。厄介なアブやブヨにも効果があります。
虫対策2:ジッパーの開け閉めは最小限に
テントに出入りするとき、ジッパーの開け閉めは最小限にして、素早く出入りするように意識しましょう。
まわりが真っ暗ななか、テント内でランタンを灯せば当然虫も寄ってきます。
開け閉めのわずかな時間や隙間でも蚊や小さな虫が入りやすくなります。
「入口に蚊取り線香⇧」と併せて、シッパーの開け閉めも最小限にするよう心がけましょう。
虫対策3:2ルームテントを使う

2ルームテントとは、寝室部分とリビング部分が一つにまとまったテントのこと。
寝室部分が奥、リビング部分が手前になるので、寝室部分には虫が入りづらい構造になっています。
リビング部分も「入口に蚊取り線香⇧」と「ジッパーの開け閉めを最小限⇧」を徹底することで、より万全な寝るときの虫対策になります。
虫対策4:水場の多い場所にテントを立てない

テントを立てるときは、川や水たまりなど湿気の多い場所を避けましょう。
湿気が多い場所は蚊やアブ、ブヨなどの吸血昆虫が大量に発生します。
フリーサイトの場合は、チェックイン時に「虫が発生しやすい場所」を聞いてみましょう。
区画サイトで場所を指定できる場合は、予約時に「虫が発生しやすい場所」を確認しておくのも良策です。
キャンプ睡眠対策おすすめグッズ
これまでキャンパーへのアンケートで聞き取った快眠グッズのうち、筆者がもっともオススメできる、
これらをそれぞれ紹介します。

おすすめ寝袋
マルチレイヤースリーピングバッグ(コールマン)
この寝袋は別記事「初心者向けおすすめ寝袋9選」で紹介した、もっとも人気のあった寝袋です。
寝袋にはマミー型と封筒型がありますが、キャンプ初心者は封筒型がおすすめ。封筒型は布団の形と同じで、普段の感覚で眠れるためです。
形状は「封筒型」がおすすめ(タップして開く)
寝袋の形状は、「封筒型」と「マミー型」の2種類に分かれます。
封筒型
名前のとおり、長方形の封筒のような形状。普段の布団に近い感覚で眠れるので初心者向け。

マミー型
寝袋に入ってる様子がミイラ(マミー)に似ていることから付けられた形状名。コンパクトで保温性が高いが可動域が狭く、人によっては慣れるまで寝づらい。

保温性 | 携帯性 コンパクト | 圧迫感 | 温度調整 | 特徴 | どんな人向け? | |
封筒型 | 低め | 低め | 少ない | しやすい | ・ふだんの布団に近い感覚 ・暑ければ掛布団としても使える | ・暖かい時期のキャンプ ・初心者 |
マミー型 | 高い | 高い | あり | しにくい | ・肩まで覆えて気密性が高い ・密着感があって、温かい | ・寒い時期のキャンプ |
キャンプ初心者なら、普段に近い感覚で眠れる封筒型がおすすめです。
日常とまったく違う環境で、眠りにくいキャンプの夜。少しでも『いつもの寝るときの環境』に近づけてあげるのがベターです。

封筒型なら、暑ければ掛布団として使うなど、状況に応じて使い分けられるのも初心者おすすめ理由のひとつですね。
この「マルチレイヤースリーピングバッグ」も封筒型です。
この寝袋がおすすめな理由はつぎの3つ。
- かなり低い気温まで対応できる
- 保温性が高いわりに値段は安めでコスパよし
- 暑さ寒さに応じて、3つのレイヤーを自由に組み合わせ可能
このマルチレイヤースリーピングバッグは快適温度が-5℃と、かなり低い気温でも使えます。
快適温度が-5℃の寝袋の相場は4~5万円くらい。マルチレイヤースリーピングバッグは価格が1.5万円くらいでコスパがかなり良いです。
さらにこの寝袋、3つの層(レイヤー)に分かれていて、寒さによって組み合わせを変えて使うことも出来ます。
『暑い時期は薄い1層だけ掛けて寝る』『寒い時期はフルレイヤー(3層)を重ねて使う』など自由度が高くオススメです。
別記事ではこのマルチレイヤースリーピングバッグ含め、初心者向け寝袋を9つ紹介しています。
ほかの寝袋も調べてみたい方はあわせてご覧ください。
おすすめマット
インフレータブル式マット 8cm(WAO)
こちらは別記事「初心者向けおすすめマット7選」で紹介したマットで、人気の高かったマットです。
寝心地対策で解説⇧したとおり、快眠のためには厚さ8㎝以上のマットが理想です。
このマットは厚さ8㎝。
さらに「R値6.0」と、申し分ない断熱性能です。
R値とは…
マットの断熱性能を表す値。R値が高いほど断熱性能が高く、温かく眠ることができる。
R値が明記されているマットは少ない。
R値の目安として、、、
- 3.3以上なら冬でも使える
- 5.0以上なら厳冬期でも対応できるレベル
価格も約7,000円と、同じレベルのマットと比べてリーズナブル。
寝床の底冷えや地面の固さの心配をシャットアウトしたいならこのマットがおすすめです。
別記事ではこのインフレータブル式マット含め、初心者向けマットを7つ紹介しています。
ほかのマットも調べてみたい方はあわせてご覧ください。
おすすめ枕
こちらはアンケートでの回答はありませんでしたが、筆者がオススメするのはいつも使ってる枕を持っていくこと。
理由はつぎの2つ。
- いつもの寝心地で安心・快眠できる
- 初期費用を抑えられる
とくに初めてのキャンプや、今後もキャンプをするか分からないのにキャンプ用枕を買うのはもったいないです。

僕はキャンプ用の枕(ピロー)を用意してますが、寝心地を重視したいときは今でも自宅の枕を持っていきます。

番外編になりますが、「ヒツジのいらない枕」がおすすめ、というアンケート回答がありました。

キャンプ歴8年
本当に一瞬で眠れる!体の圧がちょうど良く分散されることによってどの向きで寝ても辛くないのでおすすめです。
この枕はキャンプ用ではありませんが、実際筆者のまわりでも日常の寝具としてかなり評価が高い印象です。
その他快眠グッズ
その他、キャンプの快眠を助ける便利グッズを3つ紹介します。
その他快眠グッズ1:耳栓
騒音対策⇧で解説したとおり、耳栓を枕元に置いておくのは非常におすすめです。
キャンプは「うるさくて眠れなかった」という失敗談は多いです。
自分に合う耳栓だったら100均のものでもOKです。
必ず常備しておきましょう。
その他快眠グッズ2:アイマスク
通常のテントは遮光性が低く、日の出とともに眩しくて目が覚めてしまいます。
日の出は想像より早く、例えばゴールデンウィークだと朝5時くらいにはテント内がかなり眩しくなります。
さきほど紹介したような遮光性の高いテント⇧でなければ、アイマスクも耳栓と同じく枕元に置いておきましょう。
眩しさで目が覚めず、ゆっくり眠ることができます。

すでに持っているアイマスクや、100均のアイマスクで十分です。
その他快眠グッズ3:電気カーペット

電気カーペットは寒さ対策⇧でも解説したとおり、最強の寒さ対策アイテムです。
底冷えの心配がなくなるうえ、厚みもあるので地面の硬さ(底付き)の心配も減らせます。
さきほど紹介した厚さ8㎝のマット⇧と組み合わせれば、冬キャンプでも耐えられるどころか心地よく眠れるレベルになります。
使うためには電源付きキャンプ場に行くか、ポータブル電源が必要になるので検討・準備をしておきましょう。
キャンプの睡眠対策ポイント3つ
これまで解説してきた内容を含め、キャンプで快眠するためのポイントをつぎの3つに分けて紹介します。
睡眠対策ポイント1:快眠できるキャンプ場
キャンプ場の種類によって睡眠環境は大きく変わります。
快眠できるキャンプ場の条件はつぎのとおりです。
快眠できるキャンプ場の条件
- 地面が芝かウッドチップ(地面が柔らかく寝心地が良い)
- オートキャンプ場(いざという時車に逃げられるので安心して睡眠できる)
- 電源付きキャンプ場(電気カーペットが使える。夏は扇風機が使える)
- 夏は標高の高いキャンプ場(涼しい)
- 寒い時期は標高の低いキャンプ場(温かい)
- 高規格キャンプ場(マナーが徹底されていて静かなことが多い)
- サイレントタイムが設定されているキャンプ場
- テントサイトが道路から離れているキャンプ場(騒音対策)
すべての条件を満たすキャンプ場を探すのは難しいので、なるべく多く当てはまるような場所にテントを立てましょう。
上記条件のキャンプ場の探し方(タップしてひらく)
芝・ウッドチップ・オート・電源付きキャンプ場は、キャンプ場検索サイト「なっぷ」を使うと探せます。

キャンプ場の標高は、googlemapの『地形』レイヤーを選択すると等高線が表示されるのですぐ調べられます。

高規格キャンプ場の探し方はこちらの記事をご覧ください。
サイレントタイムがあるかは、キャンプ場でHPを確認します。
テントサイトが道路から離れているかは、googlemapの航空写真で確認しましょう。
サイレントタイムとは(タップしてひらく)
サイレントタイムとは
夜間、他のキャンパーの睡眠を邪魔しないよう、声や音、明かりを最小限に抑えるよう決められた時間帯のこと。
夜9時以降に設定されていることが多い。

睡眠対策ポイント2:快眠できる「テントを張る場所」
同じキャンプ場内でも、テントの設置場所によって睡眠環境は大きく変わってきます。
睡眠に適した理想のテント設置場所は次のとおりです。
快眠できる「テントを張る場所」の条件
- 川近くや水たまりのある場所は避ける(虫対策)
- まわりにグループキャンパーが居ない(騒音対策)
- 水洗い場やトイレが極端に近いところは避ける(騒音・明るさ対策)
- 道路や川の近くは避ける(騒音対策)
- できるだけ平らな場所を選ぶ(少しでの傾斜でも眠りづらい)
すべての条件を満たすのは難しいので、なるべく多く当てはまるような場所にテントを立てましょう。
フリーサイトでは立てる位置は自由に決められますが、区画サイトでは場所が決まっています。
区画サイトでも予約時に区画の位置を選べる場合があります。区画サイトの場合は上記条件を参考に、区画の場所を選んでいきましょう。
≫フリーサイトと区画サイトの違い(初心者は区画サイトがおすすめ)
睡眠対策ポイント3:快眠するための寝る前の行動
キャンプでしっかり眠れるかは、寝る前の行動でも大きく変わります。
キャンプで就寝前に気を付けたいポイントは、
この2点をおさえておきましょう。
お酒を飲みすぎない
快眠のため、飲むお酒の量は普段より減らしておきましょう。
飲む量が増えると夜中トイレに行く回数が増えますが、キャンプではトイレに行くのも一苦労です。
寝袋から出て、テントのジッパーを開けて、靴を履いて、離れたトイレまで行く。さらにキャンプ場の夜は気温が下がり、寒い中での移動も大変です。
トイレに行くたびに目がさめてしまい、とても快眠できなくなってしまいます。
お酒の飲みすぎを抑えるため、『1人350mlビール缶を2本まで』など、持って行くお酒の量を意識的に減らしておきましょう。
寝酒は控えて、かわりに疲労回復と快眠効果のあるココアを1杯飲むのがおすすめです。
片付けを徹底
寝る前にひととおり片付けをしておきましょう。
精神的に安心できて、快眠に繋がります。
具体的には寝る前に次のことはしておきたいところ。
- 食材や生ゴミは密閉しておく(野生動物対策)
- 雨で濡れたら困るものはタープ下や車・テント内に移動(夜中雨が降っても良いように)
- 焚き火やグリルの完全消火(火災のリスクから守る)
- 貴重品を車やテント内に移動
筆者の場合、寝る前にはランタンやグリルなど、翌日使わない道具はすべて片づけてから寝ます。
出したままにすると夜露にぬれて、翌朝乾かしてからしまわなければならず、手間が増えてしまいます。
「明日やるべき片付けはほとんど終わってる」という状態にしておくと、気がラクになり快眠に繋がりますよ。
まとめ:キャンプの睡眠対策は寝床づくりとキャンプ場選びが重要

この記事では、キャンプで快眠できない原因6つとその対策に着目して、睡眠対策のポイントを解説しました。
屋外で寝るキャンプは対策なしではまともに眠れません。でもキャンプ場選びと寝床づくりを徹底すれば、自宅並みにぐっすりと眠れます。
キャンプで快眠するため、まずは睡眠対策キャンプ道具⇧を揃えるところから始めてみましょう。
同時に先ほど紹介した快眠するためのキャンプ場⇧が近くにあるか、なっぷで調べてみましょう。
初心者でもしっかり対策すれば、快適にキャンプの夜を過ごせます。
また、自分の行動が気づかないうちに、周りのキャンパーの快眠を妨げていることもあるので要注意です。
例えば、
- 盛り上がって思ったより大声で話していたら、隣のキャンパーが眠れなかった。
- 夜中の車のドアの開け閉めの音が思った以上に周りに響く
- いびきが大きくて周りのキャンパーが眠れない(←アルコールを控えたり、いびき対策グッズを使う)
など。
テントは薄い布なので、光や音は通過しやすい、ということは覚えておきましょう。
すこしの配慮があれば、まわりの人も自分も気持ちよく過ごせるキャンプになりますよ。
本サイト『なおきゃん』では、これからキャンプを始める人に向けて、
についての記事を作成しています。

この記事やサイトの情報が、キャンプを始めるときの参考になれば幸いです。
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