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- キャンプって何して過ごすの?
一般的なスケジュールを知りたい。 - キャンプの準備はいつから始める?
- いつ風呂に入る?
- 食事の時間は?
- サイレントタイムってなに?
キャンプ未経験者にとって、キャンプ場での流れやスケジュールはイメージしづらいです。
キャンプのやり方は自由とはいえ、効率よくキャンプを楽しむにはある程度決まった流れがあります。
この流れを把握しておかないと、いざキャンプをするときに、いつ何をやればよいか分からず、現場でパニックになってしまいます。
この記事では一般的なキャンプの流れを解説するほか、キャンプスケジュールを組む時に初心者が気を付けるべきポイントも解説していきます。
この記事を読んでおけば、まず現地で慌ててパニックになることはないでしょう。
キャンプのスケジュール表
一般的なキャンプの行程は1泊2日。
まずは1泊2日のスケジュール感を掴みましょう。
最初にキャンプのスケジュール表を示します。
準備から帰宅するまで、キャンプ全体の流れをザックリ示した表になります。
それぞれの細かい解説はこの後していきます。
スケジュール(準備)
まずは準備のスケジュール。
キャンプ場の予約やキャンプ道具の用意など、当日慌てないよう余裕をもって準備しましょう。
1ヵ月~1週間前
キャンプ場を予約
1ヵ月前~1週間前を目安にキャンプ場の予約をします。
初心者にオススメなのは設備が充実してる高規格キャンプ場ですが、高規格キャンプ場はとても人気。早くから予約が埋まってしまいます。
1ヵ月前でも予約が取れない場合も。
なるべく早く予約をしておきましょう。
高規格キャンプ場でも金曜宿泊なら結構空いてます。都合が付くならオススメ♪
初めてのキャンプでは、ネットじゃなくて電話で予約するのがオススメ。
不安に思ってることを予約するときに相談すると良いよ。
1週間前~3日前
1週間前~3日前にやっておきたいことは次の2つ。
- SNS・ホームページのチェック
- 天気予報のチェック
SNS・ホームページでキャンプ場の近況をチェック
ツイッターやホームページで、キャンプ場の近況を確認します。
- イベントが開催されて一部利用できない場所がある。
- 雨の影響で地面がぬかるんでいる。
- 近隣の工事の影響で、通れないルートがある。
こんな情報が載ってることもあります。
事前に確認しておいて、当日慌てないよう準備しましょう。
天気予報のチェック
天気予報は数日前から必ず確認しておきます。
悪天候の予報の場合、キャンセルする事も検討。
予報が小雨だったり微妙な天気予報で、キャンプを決行するか判断に迷う事はよくあります。
原則として「初めてのキャンプでは無理をしない」という考え方のもと判断していきましょう
初めてのキャンプが悪天候で辛いキャンプになってしまうくらいなら、キャンセル料を払っても中止にした方が良いと思います。
キャンプと天気は永遠の問題。熟練キャンパーでも悩みます。
2~3日前
2~3日前にやっておきたいことは次の2つ。
- キャンプ道具の確認
- キャンプ道具を車へ積込み
キャンプ道具の確認
キャンプに持って行く道具をチェックリストを見ながら整理・確認します。
買い忘れていた物が前日に見つかっても、既にお店が閉まって買えないケースもあります。
キャンプ前日は慌ただしい。
余裕を持って2~3日前には買い忘れが無いか確認しておきましょう。
初めてのキャンプに持って行くものリストはコチラの記事をご覧ください。
車への積込み
積込みはかなり体力を使います。慣れていない初心者ではなおさら。
車の都合がつくならば、2~3日前に積込みを完了していれば、かなり余裕を持ったキャンプ準備が出来ます。
テントやテーブルなど、重い道具を優先して、早めに積み込んでいきましょう。
仕事などの都合で車に載せられない場合でも、前日の夜には積込み完了したいところ。
キャンプ当日の朝に積込むのは、時間的にも体力的にもオススメしないよ。
キャンプ前日
キャンプ前日にやっておきたいことは食材の準備。
SNSや天気予報の最終確認もしておきましょう。
食材の準備
キャンプ当日は慌ただしく、時間が足りなくなりがち。
キャンプ場での手間を少しでも減らせられるよう、前日に食材の購入と下処理をしておきます。
野菜や肉は事前にカット。さらにカットした肉を調味料に漬け込んでおくと、味がしみ込んでBBQ肉が更においしくなります。
僕がやってる漬込み用タレのレシピは、酒・みりん・砂糖・醤油を同じ分量で煮詰めるだけ。
冷ましたタレに肉を漬け込んでタッパーに入れて持っていくと、運びやすくて便利♪
余裕を持って、早めに寝る
キャンプ前日の準備は、なるべく最小限に抑えて早めに寝たいところ。
一番良くないのは、準備が間に合わなくて睡眠時間が削られること。
早めに寝て、キャンプ当日の体力はなるべく温存しておきましょう。
スケジュール(キャンプ1日目)
キャンプ当日のスケジュール。まずは1日目。
午前中
自宅出発・途中で買出し
自宅出発。
初めてのキャンプでは出来るだけ近場のキャンプ場がオススメですが、自宅が都心の場合は高速道路を使う場合もあると思います。
渋滞に巻き込まれてキャンプ前に時間と体力を削られることがないよう、早めの出発を心がけましょう。
道中、買いそびれた食材をスーパーで買い足したり、キャンプ場周辺の現地特産品や新鮮食材を買い足すこともあります。
昼12時
昼食
キャンプ場に着く前に昼食をとります。
キャンプ場のチェックインは13時以降のことが多く、時間的にキャンプ場で昼食はとれません。
キャンプ場までの道中か、キャンプ場周辺の飲食店で昼食をとることが多いです。
午後1~2時
現地到着 チェックイン
多くのキャンプ場は、チェックインが午後1~2時くらい。
キャンプ場によっては午前中からチェックイン出来る場合もあります(アーリーチェックイン)。
アーリーチェックインを使えば、スケジュールにかなりゆとりが出来るよ。
チェックインでは、次のような説明を受けます。
- キャンプ場のルール
- ゴミの分別・捨て方
- 風呂、シャワーの使い方と使用可能時間
- サイレントタイムの時間
- チェックアウトの時間
サイレントタイムとは、夜間なるべく静かに過ごす時間帯のこと。後ほど詳しく解説します。
キャンプ場によっては売店やレンタルの設備が充実しています。
僕はチェックインのとき、焚き火用の薪(マキ)を購入します。
チェックインを済ませたら、テントを立てる場所へ移動します。
「オートキャンプ場」の場合は車でテントを立てる場所まで移動。
いっぽう普通のキャンプ場では、駐車場からテントを立てる場所まで、リアカーを使ってキャンプ道具を運びます。
オートキャンプ場は荷物を運ばなくていいから、本当にラク。
午後1~3時
テントなど設営
テントやタープの設営をしていきます。
- テントの設営
- タープの設営
- テーブルやイスの設置
- 寝袋や小物類の設置
- ランタンの点灯チェック
設営にかかる時間
目安は1時間くらい。設営に慣れていない初心者キャンパーは1時間半~2時間見積もるべき。
ランタンの点灯チェックは必ず行います。故障していた場合、夜のキャンプを過ごすのは実質不可能です。
この時点でランタンの故障が見つかれば、キャンプ場のスタッフに相談したりレンタルで対応することもできます。
真夏の設営は汗だくになりながら設営することになるよ。。
設営完了後
散歩・アクティビティ・休憩
設営が完了したら、夕食までフリータイム。
この時間帯に何をするかは、キャンパーによって違います。
- BBQをしながらお酒を飲み始める
- 子供とバトミントンや遊具で遊ぶ
- ハンモックで昼寝
- キャンプ場を散策
- 釣りやカヌー・ハイキングなどのアクティビティ
- コーヒーを飲みながら読書
大自然のなか、各自好きなことをして過ごす時間帯です。
夕方5時
夕食の支度
暗くなる前に夕食の準備を始めます。
料理の程度はキャンパーによって全く違います。
オシャレで凝ったキャンプ飯を作る人もいれば、カップラーメンだけで済ますキャンパーなど、千差万別。
初めてのキャンプであれば、なるべくシンプルな料理がオススメです。
例えばサトウのごはんとレトルトカレー。ボイルするだけなので、とてもカンタン。
また別パターンとして、夕食はキャンプ場周辺の外食店に車で出掛ける人もいます。
準備や片付けの手間もなくお手軽。
キャンプの目的次第では、この選択肢もアリです。
夕方5~8時
風呂・シャワー
キャンプで風呂をどうするかは、キャンパーごと様々。
またキャンプ場ごとに風呂の規模や程度は大きく異なります。
- 銭湯など、設備の整った入浴施設が併設
- プレハブの簡易シャワー室のみ
- シャワー室も無い
初めてのキャンプでは、なるべく入浴設備が整った高規格キャンプ場がオススメ。
特にメンバーに女性がいるなら、お風呂が綺麗かどうかは重要だよ。
キャンプ場の風呂やシャワーが一番混む時間帯は20時ころ。
僕は比較的空いている時間帯の夕方4~5時くらいに入ってしまいます。
サッパリして夕食を食べられて、後は寝るだけなので気楽でオススメ。
でも風呂に入ったあとに焚き火や炭火を使うと、服や体に炭のニオイが残るから一長一短ね。
また、キャンプ場に風呂やシャワーがない場合、近隣の入浴施設に出掛ける場合もあります。
キャンプ場の敷地外に車で出掛ける場合は門限に注意。
キャンプ場の門限
キャンプ場は門限が設定されている事も多く(だいたい夜8~10時くらい)、門限を過ぎると入口のゲートが閉められて車で入れなくなるので注意。
夜8時
焚火・花火
夕食を食べ終わって、ひと段落。
あたりも暗くなったタイミングで焚き火を開始します。
焚き火を見ながら晩酌するもよし、読書するもよし、眺めるだけもよし。
至福のひとときです。
焚き火は余裕があれば。
初めてのキャンプで時間や体力に厳しければ、無理してやる必要はありません。
また子供が居る場合は花火をすることも。
キャンプ場によっては花火が禁止のところもあるので、事前確認をしましょう。
夜9時
子供就寝・サイレントタイム
子供がいれば、疲れて寝る時間帯。
でもキャンプに興奮して寝つきが悪いことも多いです。
楽しくて寝られない!
このくらいの時間帯から多くのキャンプ場では「サイレントタイム」を設けている事が多いです。
サイレントタイムとは
夜間なるべく静かに過ごす時間帯のこと。
周囲のキャンパーの睡眠の邪魔にならないよう、音と明かりを最小限に抑えるよう決められている。
なるべく小さな話し声で、ランタンや焚き火の明るさも最小限に抑える。
僕はこの時間が一番好きです!
ボーっと焚き火を見つめながら、お酒とおつまみ。
天気が良ければ満天の星空。
周りも静かで焚き火の「パチパチ」音だけが聞こえます。
しっぽり大人の時間を過ごす、至福のひととき。
夜10~11時
就寝
歯をみがいて寝る準備を始めます。
同時に、翌日の撤収の手間を少しでも減らすために荷物をすこし片付けておきます。
明かりを消したランタンをしまったり、翌日使わない調理器具を片付け。
就寝時の注意点として、食材や貴重品をテントや車の外に出しっぱなしにはしないように。
食材のニオイに野生動物が寄ってきて荒らされるリスクも。また盗難のリスクもあります。
夜中に雨が降っても大丈夫なように、テントやタープから荷物がはみ出ないようしておきましょう。
また睡眠対策も重要です。
初回キャンプでは緊張していたり、寝床対策(地面の固さと底冷え)が不十分で寝付きが悪く、睡眠が不十分になりがち。
快眠のための対策として、以下の準備がオススメです。
- アイマスクと耳栓を用意
- パーソナルマットは「空気で膨らむタイプ」を使用
- 寒さ対策として電気カーペットや毛布、布団も用意
これら便利グッズを含め、初心者に必要なキャンプ道具の一覧表はコチラの記事をご覧ください。
スケジュール(キャンプ2日目)
朝5~7時
起床
小鳥のさえずりと、朝日のまぶしさで目を覚まします。
また真夏でないかぎり、キャンプ場の朝はけっこう冷え込みます。
テントから出たら、朝食の支度を始めたり、その前に早朝のキャンプ場周辺を散策することもあります。
川沿いキャンプ場の場合、僕は渓流釣りにいく事もあります。
天気予報を確認して雨が降りそうなら、朝食を早めにとり撤収作業を早々に開始することもあります。
朝7時
朝食
定番はホットサンド。
小鳥のさえずりを聞きながらのホットサンドとコーヒーの朝食は至福のひととき。
撤収の手間を考えて、朝食はなるべくカンタンな料理にした方が良いです。
最初のキャンプはレトルト食品をボイルするだけのカンタン朝食で十分だよ。
朝8時
散策・アクティビティ・休憩
朝食を済ませて歯を磨いたら、撤収の時間までフリータイム。
カヌーなどのアクティビティに参加したり、子供と遊んだり、二度寝したり。
キャンパーによっては朝食後、早々に撤収作業を開始する人もいます。
僕も目的の観光スポットがある場合は、早めに撤収します。
昼8~11時
撤収作業
撤収にかかる時間は1時間くらい。
慣れていない初回キャンプでは余裕をもって、チェックアウト最終時刻の2時間前くらいには撤収作業を始めたいところです。
夜に雨が降らなくても、テントやタープは露(つゆ)で濡れています。テント下のグランドシートは特に濡れています。
寝袋も寝汗で見た目以上に湿っていて、そのまましまうとカビが生えやすくなります。
これらグランドシートやタープ、寝袋を干して乾かしながら他のイスやテーブル、小物類を片付けていきます。
また、キャンプ前に積込んだ時の写真を撮っておいて、それを見ながら積込んでいくのがオススメ。
撤収はチェックアウトのタイムリミットがあるので、特に初心者キャンパーは心理的に焦りがち。
ヘンに積込んでキャンプ道具が全て載せられず、さらに焦る人もいます。
写真を見ながら積込めば、焦らず落ち着いて撤収できます。
また、撤収は「来た時より綺麗」を目標に頑張りましょう!
「一泊お世話になったサイトを次のキャンパーに託すイメージ」を僕は持ってます!
一番多い忘れ物は「ペグ」。刺さったまま気づかないこともあるので、片付け終わったら最後にサイトを見まわしてね。
10~12時
チェックアウト
チェックアウトの時間はキャンプ場によって違いますが、だいたい10~12時のところが多いです。
特にチェックアウトの手続きもなく、撤収作業のあとはそのまま車で帰るだけのキャンプ場も多いです。
また「レイトチェックアウト」で午後にチェックアウトできることもあります。その分、基本は追加料金もかかります。
チェックアウト後
昼食・寄り道
帰り道の途中で観光していくもよし。
早めに自宅へ帰るもよし。
これは時間と体力によってマチマチ。
初めてのキャンプでは疲労も相当のはず。
あまり寄り道しないで安全運転で帰りましょう!
自宅に付いたらキャンプ道具を降ろす作業が待ってるからね・・・
初めてのキャンプは、スケジュールを最小限に抑えよう。
今回紹介したキャンプのスケジュールは、あくまで1つの例です。
キャンプの過ごし方は人によって千差万別。
何度かキャンプに行きながら、自分のキャンプスタイルを確立していくことになります。
でも初めてのキャンプでは、スケジュールはなるべくシンプルにしておきましょう。
テント設営・カンタンな食事・就寝・朝食・撤収。最初はこれだけでキャンプを楽しめます。
初心者キャンパーは色々やろうとしすぎて失敗しがち
物足りなさを感じたら、次回からスケジュールを増やしていけば十分です。
一番やってほしくないことはスケジュールを詰め込みすぎて、時間に追われて焦ってしまうこと。
こうなると「つまらなかった」と感じてしまいます。
そうならないよう、最初はなるべく最小限のスケジュールを組むようにしましょう。