【安くて軽い】EBLポータブル電源のレビュー&口コミ徹底解説|P1000Plus

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【安くて軽い】EBLポータブル電源のレビュー&口コミ徹底解説|P1000Plus

EBLのポータブル電源ってどう?

他より安いけど、品質とか大丈夫かな?

EBLのポータブル電源はほかの製品と比べてリーズナブルで、女性でも持てる軽さ。

今までポータブル電源の購入をためらっていた人こそ、手が出しやすいポータブル電源です。

とはいえ、安さのウラには何かがある?

そんな疑問を解消すべく、この記事では

この2つの視点をもとに、EBLのポータブル電源の良い点や気になった点を徹底解説します。

EBLのポータブル電源は安いだけでなく、軽くて容量もバッチリ。

ただし注意ポイント⇩もありました。

この記事をひととおり読めば、EBLのポータブル電源があなたにとって「買い」なのか判断できます。

今回はメーカー様よりサンプル品(P1000Plus)のご提供・レビュー記事作成のご依頼をいただきました。実際に使用した率直な感想やデメリットも忖度なく解説していきます。

P1000Plusは「1000Wモデル」の最新バージョン(2024.8時点)となる商品。容量の異なる商品に「500Wモデル」があります。

ジュン
ジュン

今回の記事では1000Wモデル「P1000Plus」のレビューをしていきます。

「500Wモデル」と「1000Wモデル」のスペック等の違いはのちほど⇩解説します。

EBLってどんなメーカー?

今回のポータブル電源を提供している「EBL」は、1998年に中国で創業したメーカー。

主に充電式電池、バッテリー充電器、ポータブル電源、ソーラーパネルなどを製造しています。

EBLは”Everyday Better Life(日々の生活をより良くする)”の略。

日本での知名度はまだ高くありませんが、欧米を中心に世界各国で高い評価を得ていて、とくにAmazonでは充電池製品が高い人気を誇っています。

公式サイト(英語)『https://www.eblofficial.com/』のブログを見ると分かるのですが、電池やバッテリーに関する記事を大量にアップしていて、信頼度の高さを感じます。

引用:EBL公式サイト(英語)
ジュン
ジュン

あまり聞きなれないメーカーかもしれませんが、「電池」について真剣に向き合っているメーカーという印象です。

EBLポータブル電源1000Wモデル「P1000Plus」の概要

まずはザックリ、P1000Plusの特徴を紹介します。

さきにP1000Plusのレビュー⇩や、EBLポータブル電源の口コミ⇩を確認したい方はコチラ。

電力932.4Wh
重量8.8kg
本体サイズ
(㎝)
34.9×23.0×23.3
充電入力電圧12~26V
充電入力電力150W
AC出力110V±10%
定格電力1000W
最大出力1050±40W
出力波形純正弦波
P1000Plus スペック
純正弦波とは?(タップして開く)

純正弦波とは、滑らかな波形。一般的な電気機器に加え、精密機器にも使用できる。

いっぽう修正正弦波は角ばった波形。コストは下がるが、精密機器には使えないうえ電気の利用効率が悪く、電力の消費量も大きい。機器にも負担がかかり、長期的に使用すると機器の寿命が短くなる。

P1000Plus」の外観はこんな感じです。

EBLポータブル電源 P1000Plus 外観
EBLポータブル電源 P1000Plus 大きさ
2ℓペットボトルと比較
EBLポータブル電源 P1000Plus 軽い
成人男性なら片手でも軽々。

僕がふだん使っている別メーカーの1500Wのポータブル電源より、ひと回り小さくて軽いですね。

EBLポータブル電源 Jackery 比較
左がEBLの1000W、右がJackeryの1500W

背面にはライトも付いているので、非常時はランタンがなくても照明代わりに使えます。

EBLポータブル電源 P1000Plus 照明 ライト 明るい

排気口は左右側面にあるので、壁に付けて使用できるのも良いですね。

EBLポータブル電源 P1000Plus 壁付け

ポートの数も十分。

USBポートはtype-Aが2口、type-Cが2口。どちらも急速充電に対応してます。

EBL P1000Plus ポータブル電源 ポート

AC電源は右側面から。

EBLポータブル電源 P1000Plus コンセント AC電源
3ピンプラグ対応のコンセントが2つ

説明書は日本語もあるので問題ありませんでした。

EBLポータブル電源 P1000Plus 説明書 ユーザーマニュアル
ユーザーマニュアルの一部

1000Wモデル「P1000Plus」レビュー【家電類】

EBLポータブル電源 P1000Plus 接続 スマホ ニンテンドースイッチ 炊飯器

いろいろな機器に繋いで、P1000Plusの使用感をレビューしていきます。

まずは家庭でよく使う家電類。

接続してみたのは、以下6つです。

キャンプ道具のレビューはこのあと解説⇩

ジュン
ジュン

一部を除いて問題なく使用・充電できました。

さきに結果を載せると、つぎのとおりです。

使用中の消費電力推定使用可能
時間・回数
炊飯器
(3合の場合)
635W5回
扇風機
(弱モード)
35W25時間
電気ケトル
(1000W)
使用できず
ドライヤー弱モードで使用可
750W
ノートPC30~70W20時間
スマホ14W50回以上
デスクトップPC50~80W
(起動直後は150W)
14時間

炊飯器

EBLポータブル電源 P1000Plus 接続 炊飯器

まずはお米を3合炊いてみます。

今回使用した炊飯器に記載されている定格消費電力は635W。

炊飯器 定格消費電力

立ち上げ直後の消費電力は728W。

EBLポータブル電源 消費電力 モニター

消費電力は一定ではなく、0W~700Wの間を変化しながら50分ほどで炊きあがり。

EBLポータブル電源 炊飯器 米 炊ける
EBLポータブル電源 P1000Plus モニター

バッテリー残量は100%→81%。つまり19%消費しました。
計算上、5回ほど炊けますね。

扇風機

EBLポータブル電源 P1000Plus 扇風機

つづいて置き型の扇風機。 「弱」モードで3時間ほど運転してみました。

EBLポータブル電源 P1000Plus 消費電力 モニター

消費電力は35W。

EBLポータブル電源 P1000Plus 消費電力 モニター

3時間運転し続けた結果、バッテリー残量は77%→65%。
つまり12%を消費しました。

計算上、約25時間使用できますね。

電気ケトル

EBLポータブル電源 P1000Plus 電気ケトル

電気ケトルは、結論から言うと使用できませんでした

ポータブル電源と繋いでケトルのスイッチを入れたところ、1,150W付近まで一気に上昇し、安全装置が働いて通電がストップしました。

EBLポータブル電源 P1000Plus 電気ケトル 使えない

ケトルに記載されている定格消費電力は1000Wなのですが、やはり立ち上げ時はそれ以上になるので使用不可のようです。

※説明書には「最大出力は1050±40W」と記載されていました。

ドライヤー

EBLポータブル電源 P1000Plus ドライヤー 使える

ドライヤーは、弱モードなら使用できました。

EBLポータブル電源 P1000Plus ドライヤー 使える
「弱モード」での消費電力は約750W

いっぽう通常モード以上では通電がストップして使用できませんでした。

今回使用したドライヤーに記載されている定格消費電力は1200W。

一般的なドライヤーなら、通常モードでは使えないけど弱モードなら使える、という感じですね。

スマホ

EBLポータブル電源 P1000Plus スマートフォン

スマホを充電してみました。

繋いだスマホ(AQUOS sense7)のバッテリー容量は4,570mAhです。

充電中の消費電力は14W。

0%からフル充電したところ、バッテリー残量は68%→66%。
つまり2%を消費しました。

EBLポータブル電源 P1000Plus スマートフォン 消費電力

計算上、約50回充電できますね。

ノートPC

EBLポータブル電源 P1000Plus ノートPC

ノートPCは問題なく使用できました。

使用中の消費電力は、30~70Wの範囲を変化していました。(基本は30~35Wをウロウロ)

使っているPCのスペックはこちら(タップして開く)

Lenovo IdeaPad Slim 370

15.6型

プロセッサー AMD Ryzen™7 5825U

メインメモリ 8GB

SSD 512GB

2時間ほど事務作業で使用した結果、バッテリー残量は98%→88%。

つまり10%を消費しました。

計算上、約20時間使用できますね。

ちなみにポータブル電源のUSBインターフェースからの使用は出来ませんでした。

ノートPCを使用するときは、右側面のAC電源からの使用になります。

デスクトップPC

デスクトップPCも問題なく使用できました。

EBLポータブル電源 P1000Plus デスクトップPC

起動直後の消費電力は150Wくらい。使用中の消費電力は、50~80Wの範囲をウロウロ。

使っているPCのスペックはこちら(タップして開く)

マウスコンピューター

Core i7 2.5GHz

メモリ 16GB

EBLポータブル電源 P1000Plus デスクトップPC 消費電力

2時間ほど使用した結果、バッテリー残量は85%→71%。

つまり14%を消費しました。

計算上、約14時間使用できますね。

1000Wモデル「P1000Plus」レビュー【キャンプ道具】

次はキャンプで良く使う電気機器をP1000Plusに接続してみました。

接続したのは、つぎの2つ。

結果を先に載せると、つぎのとおりです。

消費電力使用可能
時間・回数
LEDランタン
(明るさ1,650㏐)
15W125時間
ホットカーペット
(電気マット)
100W(弱モード)
120W(中モード)
173W(強モード)
37.5時間(弱モード)
13時間(中モード)
4時間(強モード)

キャンプ用LEDランタン

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ LEDランタン 

使用したのはWAQの「LED Lantern2」。

小型のLEDランタンですが光量は1,650㏐と、1つあればサイト全体を明るくできるレベルのハイパワーランタンです。

接続したところ、消費電力は15W。 試しに5時間接続してみました。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ LEDランタン

バッテリー残量は81%→77%。

つまり4%の消費量です。

もしこのランタンをずっと使用するなら125時間点灯し続けられることになりますね。


またこのLEDランタンは充電式なので、充電ゼロの状態からフル充電してみました。(バッテリー容量は13,400mAh)

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ LEDランタン

バッテリー残量は65%→63%。つまり2%の消費です。

単純計算ですが、50回充電できる計算です。

ホットカーペット(電気マット)

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット

使用したのは山善のホットカーペット(80×180㎝の1人用サイズ)。これを同時に2つ接続しました。

弱・中・強モードがあるので、全てのモードで検証しました。

まずは「弱」モードで3時間。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット 弱モード

消費電力はずっと一定ではなく、0~100Wを往復していました。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット 弱モード 消費電力

バッテリー残量は3時間で61%→53%。

つまり8%の消費量です。

単純計算で、37.5時間使えることになりますね。


つづいて「中」モードで3時間。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット 中モード 消費電力

消費電力は0~120Wを往復していました。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット 中モード 消費電力

バッテリー残量は3時間で53%→30%。

つまり23%の消費量です。

13時間連続して使えることになりますね。


さいごに「強」モードで1時間。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット 強モード 消費電力

これだけは1時間での検証です(ほかは3時間)。

消費電力は0~173Wを往復していました。

EBLポータブル電源 P1000Plus キャンプ ホットカーペット 電気カーペット 強モード 消費電力

バッテリー残量は1時間で30%→5%。

つまり25%の消費量です。

4時間連続して使えることになりますね。

2つのホットカーペットを「強」モードで使用すると、ひと晩は持たなさそうです。

1000Wモデル「P1000Plus」レビュー【充電に必要な時間】

1000Wモデル「P1000Plus」ポータブル電源への充電にかかる時間の検証をしてみました。

充電方法は自宅の家庭用ACコンセント。

EBLポータブル電源 P1000Plus 充電 ACコンセント

充電電力は152W。

結論、0%→100%にするまで6時間かかりました。

EBLポータブル電源 P1000Plus 充電 ACコンセント 充電時間

説明書には「約5~7時間」との記載だったので、そのとおりでした。

充電中はファンが回ることも無かったので、寝ている間に充電しても問題なさそうですね。

ちなみに説明書によると、充電方法別の充電時間は

  • 200Wソーラーパネルによる充電の場合は6~9時間(天候による)
  • 12Vの車載シガーソケットによる充電の場合は8~12時間

とのことです。

検証出来ていませんが、家庭用コンセントの結果を見る限り、おおむね合っていそうですね。

1000Wモデル「P1000Plus」レビュー【静音性】

つづいて1000Wモデル「P1000Plus」の静音性(ファンが回っているときの音量)を検証しました。

ファンが回っているときの音量を、1.5mほど離れた場所からスマホの騒音計アプリで計測しました。

結果、約58デシベル(静かな図書館くらい)

EBLポータブル電源 P1000Plus 静音性 騒音 デシベル
使用したのは「騒音計」というスマホアプリ
ジュン
ジュン

体感的には、「静かな図書館よりはうるさいかな?」という印象です。

騒音値の基準と目安(外部サイト「日本騒音調査 ソーチョー」)

キャンプで電気毛布や電気カーペットを利用して寝るときは、ファンが回ると敏感な人だと気になるかな、という感じでした。

EBLポータブル電源の口コミ

つづいてEBLのポータブル電源を実際に利用したユーザーの評判・口コミを、独自アンケートをもとに紹介していきます。

ジュン
ジュン

忖度なく、良い口コミからイマイチな口コミまで紹介していきます。

独自アンケートの取り方(タップして開く)

独自アンケートはクラウドワークスで行いました。

アンケートは、EBL以外使用したことがある人(EBLを他の製品と比較できる人)限定で採りました。

またこのアンケート対象者は1000Wモデル「P1000Plus」に限らず、EBLのポータブル電源の使用者です。

アンケートでは、次の項目を聞き取りました。

  • どの製品を使った?
  • 他にはどのポータブル電源を使ったことがある?
  • 他と比べてEBLの良かったところ
  • 他と比べてEBLの悪かったところ

良い評判

EBLのポータブル電源を使用した人の、良い口コミを紹介します。

充電スピードが非常に速いですし、大容量にも関わらず値段が比較的リーズナブルなのはとてもメリットでした。

40歳男性 他に使ったことのあるポータブル電源:Anker

コンパクトで持ち運びがしやすく、電源部分が分かりやすいので、差し込みなどがしやすいのが良かった。

40歳女性 他に使ったことのあるポータブル電源:Evopow

良かった点としてはクイックチャージポートが多く充電速度が速く、信頼電池メーカーで大容量なのに価格が安いこと。
また入出力ポートの値が個別の数字で表示されて分かりやすいことです。

42歳女性 他に使ったことのあるポータブル電源:Jackery、ビクター

高速充電に対応しているので、スマートフォンやタブレットの充電が速い。
重量が他のポータブルに比べて軽い
LEDライトがかなり明るいので、暗くても作業がしやすい。

51歳男性 他に使ったことのあるポータブル電源:Anker

価格についてはかなり優れているとみてよくケンウッドのポータブル電源と比べ、半分以下の価格で安いです。

40歳男性 他に使ったことのあるポータブル電源:JVCケンウッド

良い口コミで一番多かったのが、『安くて軽いのに大容量』という声でした。

ジュン
ジュン

これは僕も同意見。同じ容量で他のメーカーのものと比べると、確かに安くて軽いんですよね(さらに小型)。

メーカーの信頼度も高いので、価格を抑えてポータブル電源を求めるなら、EBLにしておけば失敗はしないです。

悪い評判

EBLのポータブル電源を使用した人の、悪い口コミを紹介します。

起動時に電力がかなり必要なもの(掃除機や高圧洗浄機等)を使えなかった。(500Wモデルを使用)

51歳男性 他に使ったことのあるポータブル電源:Anker

長時間の使用や大きな電力を消費する電化製品の稼働には向いていない点が不便でした。(500Wモデルを使用)

42歳女性 他に使ったことのあるポータブル電源:Jackery、ビクター

充電時の熱量が高すぎてアダプターがものすごく熱い点です。
ケンウッドはこんなに発熱しないです。
また、バッテリーが満タンになる時間もばらつきが出始めたのが気になりました。

40歳男性 他に使ったことのあるポータブル電源:JVCケンウッド

熱さに弱いので、特に夏場などのキャンプで利用していると電池の劣化がとても早くて不便でした。

40歳男性 他に使ったことのあるポータブル電源:Anker

悪い口コミとしては、つぎの2点の意見が多かったです。

  • ポータブル電源への充電に時間がかかる
  • 大きな電力が必要な電化製品には不向き

「熱さに弱い」という意見もありましたが、一般的にポータブル電源に使用するリチウムイオンは高温に弱いので、どこのメーカーでも同じです。

ジュン
ジュン

ネット検索でも、とくにこのEBLが夏場に弱い、という情報は無かったですね。

「500Wモデル」と「1000Wモデル」の違い

今回紹介しているEBLのポータブル電源は「500Wモデル」と「1000Wモデル」の2種類。

この2つのうちどちらが自分にとって最適か?

スペックを比較するので参考にしてください。

500Wモデル1000Wモデル
電力444Wh932.4Wh
重量4.5kg8.8kg
本体サイズ
(㎝)
29.2×20.2×19.434.9×23.0×23.3
定格電力500W1000W
出力波形純正弦波純正弦波
※500Wモデルのスペックは旧バージョンの可能性があります。最新版は数値が若干異なる可能性があります。

容量・出力・重量すべて、1000Wモデルは500Wモデルのほぼ2倍。

サイズは体積換算すると、1000Wモデルは500Wモデルの約2.2倍。

ちなみにどちらも純正弦波出力を採用していて、質の良い電力を安定して供給できます。

純正弦波とは?(タップして開く)

純正弦波とは、滑らかな波形。一般的な電気機器に加え、精密機器にも使用できる。

いっぽう修正正弦波は角ばった波形。コストは下がるが、精密機器には使えないうえ電気の利用効率が悪く、電力の消費量も大きい。機器にも負担がかかり、長期的に使用すると機器の寿命が短くなる。

EBLポータブル電源のメリットと注意点

ここまでのレビューや口コミをもとに、EBLのポータブル電源のメリットと注意点をまとめます。

強み

強みはつぎの2つ

リーズナブルな価格

EBLポータブル電源は、同等スペックの他社製品と比べて非常に価格が抑えられています。

1000Wモデルを他の同容量の製品と比べると圧倒的に安いです。

容量Amazon価格
(2024.8.22時点)
EBL
P1000Plus
1000Wh69,800円詳細を見る
Jackery1070Wh139,800円詳細を見る
ANKER
555 Portable Power Station
1024Wh149,900円詳細を見る

初めてのポータブル電源購入や、コストを抑えたい方にとっては手の届きやすい製品です。

軽量コンパクト

EBLポータブル電源は、同等スペックの他社製品と比べて軽くてサイズも小さめ。

1000Wモデルを他の同容量の製品と比べると、サイズは同じくらいですが、軽さは断トツです。

サイズ重さ
EBL
P1000Plus
1000Wh34.9×23.0×23.38.8kg詳細を見る
Jackery1070Wh32.7×22.4×24.710.8kg詳細を見る
ANKER
555 Portable Power Station
1024Wh35 x 18.8 x 29.513.1kg詳細を見る

ポータブル電源というとかなり重いイメージ。それを払しょくする軽さです。

女性でも軽々と持ち運べるため、アウトドアや車中泊などでの使用に適しています。

弱み

弱みはつぎの2つ

高出力の家電が使えない

今回紹介しているEBLのポータブル電源は「500Wモデル」と「1000Wモデル」の2種類ですが、容量・出力の大きい「1000Wモデル」でも定格出力は1000Wです。

そのため、電気ケトルやドライヤーなど、一部の高出力を必要とする電化製品は使用できない場合があります(レビュー⇧参照)。

また多くの家電を同時に使用したい場合も、出力の制限を考慮する必要があります。

より高出力のEBLポータブル電源をリーズナブルな価格で求めるならこちらを検討しても良いかもしれません。

検証は出来ていませんが、同じEBLのポータブル電源で高出力かつ低価格となっています。

充電時間

今回検証した1000Wモデル「P1000Plus」の場合、0%からフル充電まで約6〜7時間かかります。

他の競合製品と比較すると長めの充電時間であるため、急速にポータブル電源へ充電したい場合は少し不便に感じるかもしれません。

ジュン
ジュン

「ポータブル電源への充電時間が長い」という口コミも多かったですね。

よくある質問

よくあるEBLポータブル電源の疑問について解説します。

選ぶ時の参考にしてください。

EBLってどんなメーカー

EBLは1998年に中国で創業した、バッテリー関連製品を専門とする電子機器メーカーです。

主に充電式電池、バッテリー充電器、ポータブル電源、ソーラーパネルなどを製造しています。

EBLは”Everyday Better Life(日々の生活をより良くする)”の略。

日本での知名度はまだ高くありませんが、欧米を中心に世界各国で高い評価を得ていて、とくにAmazonでは充電池製品が高い人気を誇っています。

引用:EBL公式サイト(英語)

最大出力は?

EBLポータブル電源の最大出力は、モデルによって異なります。

500Wモデルでは定格出力500W、1000Wモデルでは定格出力1000Wとなっています。

定格出力を超える家電を使うと、安全装置が働いて通電がストップします。

参考に電気機器の必要電量の目安をのせます。

LEDランタンスマホポータブル扇風機ポータブル電気クーラーボックス電気毛布テレビ照明冷蔵庫洗濯機ケトルドライヤー電子レンジ
1~5W10W15~20W50W50W100W100W200W500W1000W800~1200W1400W
参考:家電機器消費電力の目安

容量は?

EBLポータブル電源の容量は、500Wモデルは519Wh(約140,000mAh相当)、1000Wモデルは999Wh(270,000mAh相当)です。

キャンプで使える?

キャンプでも使えます。

EBLポータブル電源はもともと災害時やキャンプでの使用を想定しています。

軽量コンパクトな設計で持ち運びやすく、様々な電気製品を充電・稼働させることができます。

LEDライトも搭載されているため、ランタンの補助にもなります。

ソーラーパネルと併用できる?

併用できます。

EBLポータブル電源はソーラーパネルと併用できます。

EBL製の100Wソーラーパネルを使用すると、晴れた日であれば7~9時間程度で500Wモデルを満充電できます。

ポータブル電源への充電方法は?

主につぎの3種類の充電方法です。

  • AC電源
  • 車のシガーソケット
  • ソーラーパネル

充電方法別の必要充電時間はつぎのとおり。

  • AC電源 ⇒ 5~7時間
  • 12Vの車載シガーソケット ⇒ 8~12時間
  • 200Wソーラーパネル ⇒ 6~9時間(天候による)

USBポートの種類と数は?

type-Aが2つ、type-Cが2つ。

EBL P1000Plus ポータブル電源 ポート

スマホの急速充電はできる?

できます。

EBLポータブル電源はスマホの急速充電に対応しています。

使用上の注意や、リスク・危険は?

主な注意点は一般的なポータブル電源と同じで、以下の通りです。

  • 高温・多湿な場所での使用・保管を避ける
  • 水濡れに注意する
  • 分解・改造しない
  • 出力能力を超える機器を接続しない
  • 長期間使用しない場合は定期的に充電する

寒いところでも使える?使用可能な温度は?

極端に寒いところでは使えません。

作動・充電・保存のそれぞれで適正な温度が違います。

P1000Plusの説明書によると、使用可能温度は以下のとおり。

充電温度0℃~40℃
作動温度-10℃~40℃
保存温度-20℃~45℃

寿命は?

EBLポータブル電源の寿命は明確に示されてはいませんが、リチウムイオンバッテリーの一般的な寿命は500〜1000回の充放電サイクルとされています。

使用頻度や保管状態によって異なりますが、適切に使用・管理すれば5年以上は使用できます。

寿命を延ばす方法は?

寿命を延ばすためには、つぎの3点を意識しましょう。

  • 極端な温度環境を避ける(保管に適正な温度は-20℃~45℃)
  • 日常利用する場合は20%〜80%の範囲内で充電を維持する。(100%は過充電になりバッテリーに悪影響)
  • 長期保管する場合は3か月ごとに再充電する。(低い充電率が続くのはバッテリーに悪影響)

保証期間は?故障した時はどうすれば良い?

保証期間は1年間です。

故障時は、購入した販売店かお問合せ窓口(購入時の説明書に記載あり)に申し込みます。

防水機能はある?

EBLポータブル電源に防水機能はありません。

屋外で使用する際は、雨や水しぶきから保護するよう注意が必要です。

まとめ

この記事では、EBLポータブル電源のレビューと口コミ調査の結果をまとめて解説しました。

今回はP1000Plusを検証しましたが、他のポータブル電源と比べて圧倒的に安いうえに軽く、USBポートの口数も十分。機能としても申し分ないポータブル電源です。

いっぽう定格出力が1000Wで、高出力を必要とする家電(ドライヤーや電子レンジ)には不向きな場合もあります。

ポータブル電源への充電時間も比較的長いですが、それを補うコスパの良さと軽量さが備わっていた、という印象の製品でした。

初めてのポータブル電源の購入を考えている人や、コストを抑えつつもある程度のバッテリー容量を確保したい人なら最適なポータブル電源になります。


なおきゃん」では、今回のようなポータブル電源のほかにも、テント・寝袋・ランタン・マットなど初心者向けキャンプ用品を別記事で紹介しています。

どれも

  • キャンパーアンケート
  • キャンプ歴10年目の筆者の視点

これらをもとに、「初心者向け」という視点のもと忖度なく厳選して紹介していますので、併せてご覧ください。

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また、「いきなり購入するのはハードルが高い!」という人は、キャンプ場で道具直接レンタル・返却できる「hinataレンタル」というレンタルサービスがあります。

レンタルでのキャンプにも興味がありましたら、併せてご覧ください。

この記事について、ご質問やご意見がございましたら、下記フォームよりお問い合わせください。

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