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安くてあったかい寝袋が欲しい
いくらの寝袋を買えばいいのかな?
多くのメーカーが出していて、値段も保温性能もピンキリな寝袋。
自分の条件に合わない寝袋を買ってしまうと、
- 寒くてとても眠れなかった…
- ここまで高性能なものじゃなくて良かった…
- かさばって荷物が車に入らない!
なんてことも。
キャンプ初心者は安すぎず高性能すぎず、程よい価格と性能の寝袋を選ぶのがコツ。
そこで本記事では、クラウドワークスで70人のキャンパーに、「初心者がはじめて寝袋を買うならどれ?」とアンケートを取りました。
アンケートの結果、評価の高かった寝袋を9つ、口コミ付きランキング形式で厳選紹介します。
封筒型とマミー型に分けて紹介していきます。
寝袋とシュラフの違い
寝袋とシュラフは同じ意味です。両方とも持ち運べる寝具のこと。呼び方が違うだけで、機能や使い方に違いはありません。
「シュラフ」はドイツ語で「寝る(schlafen)」。
ドイツ語で表すキャンプ・登山用品は「コッヘル」「カラビナ」などけっこうあります。
初心者向け寝袋・シュラフの選び方
初めての寝袋を選ぶときは、つぎの4つのポイントをおさえましょう。
初心者向け寝袋・シュラフの選び方
今回紹介する寝袋も、これらポイントに当てはまっている物が多かったです。
価格帯は5,000~15,000円が目安
初めて寝袋を購入するなら、価格は5,000~15,000円を目安に選びましょう。
基本的に価格と保温性能は比例します。価格が高いほど保温性が高く、安いほど保温性も低くなります。
次のように寝袋を探しましょう。
- 夏しか行かない予定 → 5,000円前後でOK
- 春や秋の、少し寒い時期にも行く想定 → 10,000円以上の寝袋がほしい。
形状は「封筒型」がおすすめ
寝袋の形状は、「封筒型」と「マミー型」の2種類に分かれます。
封筒型
名前のとおり、長方形の封筒のような形状。普段の布団に近い感覚で眠れるので初心者向け。
マミー型
寝袋に入ってる様子がミイラ(マミー)に似ていることから付けられた形状名。コンパクトで保温性が高いが可動域が狭く、人によっては慣れるまで寝づらい。
保温性 | 携帯性 コンパクト | 圧迫感 | 温度調整 | 特徴 | どんな人向け? | |
封筒型 | 低め | 低め | 少ない | しやすい | ・ふだんの布団に近い感覚 ・暑ければ掛布団としても使える | ・暖かい時期のキャンプ ・初心者 |
マミー型 | 高い | 高い | あり | しにくい | ・肩まで覆えて気密性が高い ・密着感があって、温かい | ・寒い時期のキャンプ |
キャンプ初心者なら、普段に近い感覚で眠れる封筒型がおすすめです。
日常とまったく違う環境で、眠りにくいキャンプの夜。少しでも『いつもの寝るときの環境』に近づけてあげるのがベターです。
封筒型なら、暑ければ掛布団として使うなど、状況に応じて使い分けられるのも初心者おすすめ理由のひとつですね。
素材は「化学繊維」がおすすめ
寝袋の素材には「化学繊維」と「ダウン」があります。
化学繊維
石油から作られる人工繊維。寝袋で使われるのは主にポリエステル。ダウンに比べて安価・水に強いといった特徴があり、初心者向け。
ダウン
アヒルなど水鳥の羽を使った天然素材。化学繊維より保温性が高く、圧縮率も高くて携帯性に優れる。そのぶん高額。
保温性 | 携帯性 コンパクト | 価格 | 耐水性 | |
化学繊維 | 普通 | 普通 | 安め | 水に強い |
ダウン | 高い | 高い | 高い | 水に弱い |
化学繊維とダウンの詳しい違いは、BURTON(スノーボードメーカー)の記事が分かりやすいです。
初心者やファミリーなら、お手頃価格で洗濯もカンタンな化学繊維(ポリエチレン)がオススメです。
「快適温度」を確認
寝袋に記載されている、性能を示す温度は、大きく分けて「快適温度」「限界温度」の2つがあります。
- 快適温度・・・寒さを感じることなく快適に眠れる下限温度
- 限界温度・・・寒さは感じるが、なんとか過ごすことが出来る下限温度
メーカーによっては、性能を示す温度の表記方法が少し違います。
『快適温度 10℃、下限温度 5℃』の寝袋なら…
気温が10℃以上 → 寒いと感じずに快眠できる
気温が5~10℃ → 寒さは感じて眠りづらい
気温が5℃未満 → 寒くて眠れない(低体温症のリスク)
寝袋を選ぶときは、キャンプ場の最低気温より5℃低い快適温度の寝袋を選びたいところ。
例えば、最低気温が10℃のキャンプ場に行くなら『快適温度が5℃以下の性能の寝袋』を持って行けば安心です。
予算がないなら、いつも使ってる毛布を寝袋と併用するのもオススメだよ。
初心者向け寝袋・シュラフの比較表
数ある寝袋の中から、多くのキャンパーが選んだ寝袋9つを比較します。(封筒型6つ、マミー型3つ)
どの寝袋も「先輩キャンパーが初心者にオススメする」という点でお墨付きですが、それぞれ価格や特徴が異なります。自分の条件に合う寝袋を探してみましょう。
封筒型寝袋 比較表
寝袋名 | メーカー | メーカー価格 | 快適温度 | サイズ | 収納時サイズ | 重量 | 中綿の素材 | 洗濯 | 特徴 | |
マルチレイヤースリーピングバッグ | コールマン | 15,950円 | -5℃ | 90 × 200 cm | 52 × 29 × 38cm | 4.9㎏ | ポリエステル | 丸洗い可 | 高い保温性 コスパよし | 楽天で探す ≫ |
コージーⅡ/C5 | コールマン | 7,480円 | 5℃ | 84 × 190 cm | φ26cm × 42cm (φ … 直径) | 2㎏ | ポリエステル | 丸洗い可 | 価格・収納サイズ・快適温度 どれも標準的 | 楽天で探す ≫ |
パフォーマーⅢ/C10 | コールマン | 4,950円 | 10℃ | 80 × 190 cm | φ20cm × 40cm | 1.1kg | ポリエステル | 丸洗い可 | リーズナブル 保温性は低め | 楽天で探す ≫ |
ファミリー2 in1/C5 | コールマン | 13,801円 | 5℃ | 168 × 190 cm | φ35cm × 42cm | 3.7kg | ポリエステル | 丸洗い可 | 横幅が広い 複数人で使える | 楽天で探す ≫ |
セパレートオフトンワイド 1400 | スノーピーク | 71,500円 | -2℃ | 105 × 210 cm | φ28cm × 50cm | 3.1kg | ダウン | 可 (ダウン専用洗剤) | 高い保温性 裏表を取外して使える | 楽天で探す ≫ |
丸洗いスランバーシュラフ・-2 | ロゴス | 8,980円 | -2℃ (使用可能温度) | 80 × 190 cm | φ30cm × 40.5cm | 2.3kg | ダイナチューブ ファイバー | 丸洗い可 | 価格・収納サイズ・快適温度 どれも標準的 | 楽天で探す ≫ |
マミー型寝袋 比較表
寝袋名 | メーカー | メーカー価格 | 快適温度 | サイズ | 収納時サイズ | 重量 | 中綿の素材 | 洗濯 | 特徴 | |
シームレス バロウバッグ #3 | モンベル | 16,500円 | 5℃ | 身長183cmまで | φ17cm × 34cm (φ … 直径) | 933g | エクセロフト (化学繊維) | 可 (手洗い) | 軽量化・携帯性に優れる | 公式で購入 ≫ ※楽天・Amazonより安値 |
ダウンハガー650 #3 | モンベル | 26,400円 | 3℃ | 身長183cmまで | φ15cm × 30cm | 720g | ダウン | 可 (ダウン専用洗剤) | 軽量化・携帯性にさらに優れる | 公式で購入 ≫ ※楽天・Amazonより安値 |
タスマンキャンピングマミー/L-15 | コールマン | 17,380円 | -15℃ (限界温度) | 83 × 203 cm | φ31cm × 49cm | 3.4kg | ポリエステル | 丸洗い可 | かなりの低温まで対応可能 | 楽天で探す ≫ |
封筒型寝袋 初心者向けおすすめランキング6選
さきほど比較⇧した6つの封筒型寝袋を紹介していきます。
№1 マルチレイヤースリーピングバッグ
初心者おすすめ圧倒的№1!保温性・機能性・コスパ良しの安眠寝袋。
もっとも多くのキャンパーがオススメしていた寝袋が、コールマンの「マルチレイヤースリーピングバッグ」。
この寝袋の特徴はつぎの3点です。
- かなり低い気温まで対応できる
- 保温性が高いわりに値段は安めでコスパよし
- 暑さ寒さに応じて、3つのレイヤーを自由に組み合わせ可能
このマルチレイヤースリーピングバッグ、快適温度が脅威の-5℃と、かなり低い気温でも使えます。
選び方⇧で説明したとおり、余裕を持って+5℃で考えても0℃付近になるキャンプ場まで対応できます。
快適温度が-5℃の寝袋の相場は4~5万円くらい。15,950円のマルチレイヤースリーピングバッグはコスパがかなり良い寝袋ですね。
さらにこの寝袋、3つの層(レイヤー)に分かれていて、寒さによって組み合わせを変えて使うことも出来ます。
広げて掛布団としても使えるよ。このあと紹介する「ファミリー2 in1/C5」みたいに家族みんなで一緒の布団に入れるね。
実際の使用動画は「コールマン公式」のYouTube動画が参考になります。
唯一の欠点は、圧縮率の高いマミー型に比べてかさばること。
でも比較的暖かい時期なら1~2層だけ持って行くなど、荷物の量を減らすこともできます。
価格 | 15,950円(税込) |
メーカー | コールマン |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | -5℃ |
サイズ | 90 × 200 cm |
中綿の素材 | ポリエステル |
おすすめポイント | ・高い保温性 ・コスパよし |
注意点 | ・収納サイズが大きくかさばる |
マルチレイヤースリーピングバッグの良い口コミはこちら。
キャンプ歴2年
44歳男性
厳寒期を除けば、オールシーズン可能です。コンパクトにたためて持ち運びも便利です。リーズナブルな値段もオススメです。
キャンプ歴5年
35歳女性
軽くて、とにかく温かく寝心地も良い。
マルチレイヤースリーピングバッグの悪い口コミはこちら。
キャンプ歴10年
61歳男性
大きいので邪魔になります。
キャンプ歴2年
44歳男性
寒さが気になる場合は、念のため毛布や厚手のパジャマがあると良いです。
夏だけでなく春や秋のキャンプを想定してるなら、この寝袋を買っておけば、かなり心強い寝袋です。
№2 コージーⅡ/C5
価格・保温性よし。バランスの良い初心者おすすめ寝袋!
参考価格 7,480円
初心者向け寝袋として2番目に人気のあったのが、コールマンの「コージーⅡ/C5」。
この寝袋の特徴をひとことで言うなら「バランスの良さ」。快適温度が5℃と、あるていど寒い時期のキャンプ場にも対応できます。
それでいてメーカー価格も7,480円と、リーズナブルな価格帯となっています。
収納サイズもそれほど大きいわけではなく、「標準的な寝袋」といった印象。
デメリットを挙げるなら、寒い時期(秋の深まってきた時期~冬)の使用は難しいですね。
キャンプ歴8年
寒い時期に使うなら毛布を持って行けば安心です。でも初心者がそんな時期に行くのはオススメしません。
価格 | 7,480円(税込) |
メーカー | コールマン |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | 5℃ |
サイズ | 84 × 190 cm |
中綿の素材 | ポリエステル |
おすすめポイント | ・価格、収納サイズ、保温性の点でバランスがとれてる |
注意点 | ・寒い時期の使用は難しい |
コージーⅡ/C5の良い口コミはこちら。
キャンプ歴2年
42歳女性
コールマンで安心感があるのに値段が安くて手が出しやすいところです。畳みやすいのもポイントです。
キャンプ歴7年
29歳女性
値段が手頃な上に、オールシーズンを通して使用できます。私は冬は毛布を重ねて、夏は敷布団として、使用しています。ファスナーで複数枚繋ぐことができるので重宝しています。
コージーⅡ/C5の悪い口コミはこちら。
キャンプ歴15年
53歳男性
通常の寝袋と比較すると、かさばります。
寒い時期(目安として気温が10℃以下)にキャンプをしないなら、値段・保温性の面から最適な寝袋です。
№3 パフォーマーⅢ/C10
お手頃価格でクオリティも問題なし!入門用に最適な寝袋。
参考価格 4,950円
さきほどの「コージーⅡ/C5」と同率2位で人気のあったのが「パフォーマーⅢ/C10」。
この寝袋の最大の特徴は、リーズナブルで収納サイズも小さい点。
メーカー価格は5,000円を切り、今回紹介する寝袋のなかで最もリーズナブルな価格になっています。
収納サイズも直径20㎝×40㎝と最小(他の寝袋は直径30㎝前後)。
低価格なうえ丸洗いできるので、気兼ねなく多少乱雑に扱える、という印象の寝袋です。
デメリットは、あまり低い気温には対応できないこと。夏のキャンプなら十分対応できますが、春や秋のキャンプでは心もとないです。
僕もこのパフォーマーシリーズを愛用してますが、使うのは夏限定ですね。
価格 | 4,950円(税込) |
メーカー | コールマン |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | 10℃ |
サイズ | 80 × 190 cm |
中綿の素材 | ポリエステル |
おすすめポイント | ・リーズナブルな価格 |
注意点 | ・寒い時期の使用は難しい |
パフォーマーⅢ/C10の良い口コミはこちら。
キャンプ歴21年
41歳男性
大手ブランドの安心感と、入門者向けにちょうどいい手頃な価格とクオリティー
キャンプ歴10年
35歳女性
お布団みたいにゆったり入って寝られていい。
パフォーマーⅢ/C10の悪い口コミはこちら。
キャンプ歴21年
41歳男性
デザインが地味なのと、冬の気温には適さないのでそのときにはまた新たに買い足さないといけないこと。
キャンプ歴3年
51歳男性
マミー型と違って頭部を覆うことができないことに注意。
夏キャンプのみ使用、または春秋キャンプでも毛布を併用するなら、リーズナブルという点で、初心者が初めて購入するには最適な寝袋です。
№4 ファミリー2 in1/C5
家族そろってコレ1つでOK!ファミリーキャンプの最適解!
参考価格 13,801円
同じく同率2位で初心者にオススメな寝袋として人気のあったのが「ファミリー2 in1/C5」。
この寝袋、名前のとおりファミリー向けです。
幅が168㎝(他の寝袋は80㎝前後)と、パパママの間にお子さんを入れて、みんなで寝ることができます。
メーカー価格も13,801円。3~4人分の寝袋をこの値段で揃えられるのは最高コスパ。
寝袋をわざわざ人数分購入する必要もないので安上がりですね。
子供用寝袋は成長とともにサイズが変わるので、買い直す必要がないのも良いですね。
価格 | 13,801円(税込) |
メーカー | コールマン |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | 5℃ |
サイズ | 168 × 190 cm |
中綿の素材 | ポリエステル |
おすすめポイント | ・これ1つで家族で寝られる |
注意点 | ・かさばる(収納サイズが大きい) |
ファミリー2 in1/C5の良い口コミはこちら。
キャンプ歴15年
43歳女性
うちは、家族3人(うち子供1人)で使用しています。家族用ではあるが、分割して1人づつ使うこともできるので、状況に応じて使い方をカスタマイズすることができます。
キャンプ歴5年
38歳女性
未就学児くらいまでなら大人と二人で寝ても狭すぎずに使えます。
肌当たりも柔らかく、通常の掛け布団のようです。我が家は、初夏は掛け布団のようにして使い、10月のキャンプではマットの上に電気毛布を敷いて使っています。
ファミリー2 in1/C5の悪い口コミはこちら。
キャンプ歴5年
36歳女性
ファスナーで連結するのですが、最初はどう組み合わせればよいのかわかりませんでした。キャンプに行く前に動画を見て確認した方が良いと思います。
キャンプ歴5年
38歳女性
布団のような寝袋のためたたむときにしっかり丸めないとカバーに入らない大きさになってしまうというところがデメリットです。
ファミリーキャンプ、もしくはカップルでのキャンプなら最有力候補の寝袋ですね。
№5 セパレートオフトンワイド 1400
高い保温性と機能性を求めるならコレ!
参考価格 71,500円
この「セパレートオフトンワイド 1400」、ひとことで言うと、「高い保温性能」と「高機能」の寝袋です。
まずは保温性能。中綿には今回紹介する封筒型寝袋のなかでは唯一、ダウン素材を使用しています。快適温度は-2℃で、冬でも対応できるレベルの寝袋です。
つづいて機能性。この寝袋、気温によって形状を細かく変えることができます。
- 暑いときは、半分にして掛布団として
- すこし寒いときは、足元ファスナーをあけてトンネル状に
- かなり寒いときは、ファスナーをすべて閉めて気密性MAXに
春夏秋冬、どの時期でも対応できる寝袋です。
難点は、値段がかなり高いこと。さきほど紹介した初心者おすすめの価格帯⇧を、はるかに上回ってます。
初心者がイキナリ購入するにはハードルが高いですね。
価格 | 71,500円(税込) |
メーカー | スノーピーク |
形状 | 封筒型 |
快適温度 | -2℃ |
サイズ | 105 × 210 cm |
中綿の素材 | ダウン(ダックダウン80%・フェザー20%) |
おすすめポイント | ・高い保温性能 ・形状を細かく変えられる高機能 |
注意点 | ・高額 |
セパレートオフトンワイド 1400の良い口コミはこちら。
キャンプ歴13年
40歳男性
保温性が高くて通気性も良いのでシーズン問わず使えますし、サイズが広めなので初心者の方にもオススメです。
キャンプ歴2年
36歳女性
広々と使えて、かるくて、持ち運びも簡単。初心者でも疲れを取るのに最適な寝袋です。
セパレートオフトンワイド 1400の悪い口コミは、今回のアンケートでは特にありませんでした。
「予算に余裕があって高機能の寝袋がほしい!」こんな方なら最有力候補の寝袋です。
№6 丸洗いスランバーシュラフ・-2
中空繊維「ダイナチューブファイバー」採用!バランスのとれた封筒型寝袋
参考価格 8,980円
最後に紹介するのは、ロゴスの「丸洗いスランバーシュラフ・-2」。
特徴は中綿に「ダイナチューブファイバー」という特殊な素材を使っている点です。
ダイナチューブファイバー
ポリエステル繊維をマカロニのような中空形状にして、保温性と軽量化を実現した中空繊維。
適正温度(使用可能温度)が-2℃と、ある程度寒い時期に対応できます。ただ1ケタ台になるキャンプ場では毛布も持参したいところ。
またこの「丸洗いスランバーシュラフ・-2」、2つ購入して連結させることも出来ます。
さきほど紹介したファミリー2 in1/C5のように、家族みんなで使うことも出来ますね。
価格も手ごろで、バランスのとれた封筒型寝袋。先に紹介した「コージーⅡ」と特徴がかなり似ている印象です。
実際の使用動画は「LOGOS 公式YouTube チャンネル」のYouTube動画が参考になります。(収納の様子は7:04から)
価格 | 8,980円(税込) |
メーカー | ロゴス |
形状 | 封筒型 |
使用可能温度 | -2℃ |
サイズ | 80 × 190 cm |
中綿の素材 | ダイナチューブファイバー |
おすすめポイント | ・価格、収納サイズ、保温性の点でバランスがとれてる |
注意点 | ・寒い時期の使用は難しい |
丸洗いスランバーシュラフ・-2の良い口コミはこちら。
キャンプ歴5年
33歳女性
封筒型で畳みやすい。洗えるため、衛生的。2つ繋げることができるため、子どもと一緒に使うのにも良いです。
キャンプ歴3年
25歳女性
汚れても丸洗いできるし値段もお手ごろ
丸洗いスランバーシュラフ・-2の悪い口コミはこちら。
キャンプ歴5年
33歳女性
封筒型のため、寒い時期のキャンプには向かない。畳みやすいがかさ張るため、車での移動じゃないと厳しい。
キャンプ歴3年
25歳女性
かなりの低気温には向いていないので、初心者さんはある程度の気温のところで使用するのが良いと思います。
「コージーⅡ」と同様、寒い時期(目安として気温が10℃以下)にキャンプをしないなら、値段・保温性の面から最適な寝袋です。
コージーⅡとどちらを選ぶかは、メーカー・色柄の好みで決めると良いでしょう。
マミー型寝袋 初心者向けおすすめランキング3選
さきほど比較⇧した3つのマミー型寝袋を紹介していきます。
№1 シームレス バロウバッグ #3
マミー型寝袋の代表格!価格と保温性能を考慮した寝袋。
参考価格 16,500円
マミー型で一番オススメされていたのが、モンベルの「バロウバッグ」シリーズ。
モンベルの寝袋の保温性能
モンベルの寝袋は「#」の数字によって、使用可能温度と値段が分かれる。
「#」が低いほど、保温性が高く、価格も高い。
バロウバックは「#0」~「#7」
今回紹介するのは「#3」。初心者が購入するなら、「#3」くらいから始めるのがベストだと思います。
モンベルの寝袋は登山用に作られているだけあって、「携帯性」「軽量性」がバツグンに高いです。
さきほど紹介した同レベルの保温性の「コージーⅡ/C5」と比べて、収納時の体積は半分以下。
保温性と携帯性が高いぶん、値段は16,500円とすこし高め。とはいえ高額になりやすいマミー型としては初心者でも手の届く価格帯です。
価格・保温性・携帯性でみると、トータルバランスのとれたマミー型寝袋という印象です。
価格 | 16,500円(税込) |
メーカー | モンベル |
形状 | マミー型 |
快適温度 | 5℃ |
サイズ | 身長183cmまで対応可 |
中綿の素材 | エクセロフト (化学繊維) |
おすすめポイント | ・値段、携帯性、保温性ともにバランスのとれたマミー型寝袋 |
注意点 | ・気温1ケタになるキャンプ場での使用は心もとない |
シームレス バロウバッグ #3の良い口コミはこちら。
キャンプ歴8年
41歳男性
伸縮性があり、窮屈感をあまり感じず、冬でも雪山にでも行かない限り問題なく使用できる。また、値段もそこそこ手頃。
キャンプ歴16年
48歳性
封筒型で扱いやすく、価格も比較的安価です。春から秋にかけてのキャンプなら、十分な保温性能があります。 また収納サイズがコンパクトなので、バイクでのキャンプにもおすすめです。
シームレス バロウバッグ #3の悪い口コミは、今回のアンケートでは特にありませんでした。
自転車やバイクのツーリングキャンプ、もしくは小さめの車で、積載容量に制限がある場合、第一候補になる寝袋です。
≫ 「シームレス バロウバッグ #3」をモンベル公式HPで購入
「シームレス バロウバッグ #3」は公式サイトで購入した方が、Amazonや楽天より安くておトクです。
№2 ダウンハガー650 #3
保温性と携帯性バツグン!最初からしっかりした寝袋を求めるならコレ。
参考価格 26,400円
先ほどの「バロウバッグ」と同率で初心者にオススメされていたのが、同じくモンベルの「ダウンハガー」シリーズ。
「ダウンハガー」と「バロウバッグ」の主な違いは、中綿の素材。
予算に余裕があって、荷物の量を少しでも減らしたいなら「ダウンハガー」がオススメですね。
ダウンハガーもバロウバッグと同様、「#」の数字によって対応温度と値段によって細かく分かれています。(「#0)~「#5」。低いほど保温性が高く、価格も上がる)
初めての寝袋としてダウンハガーを選ぶなら、「#3」あたりがオススメ。
十分な保温性を持ちながら、ダウン素材のマミー型としてはお手頃価格です。とはいえ、「バロウバック」や封筒型に比べて値段は高いですね。
価格 | 26,400円(税込) |
メーカー | モンベル |
形状 | マミー型 |
快適温度 | 3℃ |
サイズ | 身長183cmまで対応可 |
中綿の素材 | ダウン |
おすすめポイント | ・保温性と携帯性に優れる |
注意点 | ・値段は高め |
ダウンハガー650 #3の良い口コミはこちら。
キャンプ歴5年
47歳女性
モンベルの寝袋はとにかく軽くて暖かいのが良いです。
キャンプ歴30年
57歳男性
保温性と伸縮性が私にはいい。後、軽い。
ダウンハガー650 #3の悪い口コミはこちら。
キャンプ歴5年
47歳女性
デメリットは、値段が少し高いことです。
キャンプ歴4年
37歳男性
デメリットとしては、防水ではないので雨天時の漏水や結露による濡れには注意。防水モデルのドライシームレスダウンハガーもあるが、そちらは高価なので、用途に応じて選ぶ必要がある。防水スプレーやシュラフカバーを併用すれば十分使える。
今後キャンプに何度も行く予定で、最初からしっかりしたアイテムを揃えたい、という場合ならオススメできる寝袋です。
「ダウンハガー650 #3」は公式サイトで購入した方が、Amazonや楽天より安くておトクです。
№3 タスマンキャンピングマミー/L-15
脅威の保温性と低価格を実現!寒い時期のキャンプならコレ!
参考価格 17,380円
つづいて3番目に初心者向け寝袋としてオススメされていたのが、コールマンの「タスマンキャンピングマミー/L-15」。
この寝袋の最大の特徴は、保温性と価格を比べたときのコスパの良さ」。
使用可能温度(≒限界温度)が-15℃と、かなり低い気温にまで対応可能。
それでいて価格は17,380円と、同レベルの保温性能の寝袋と比べて圧倒的にリーズナブル(このクラスなら、4~5万円はします)。
デメリットは、マミー型にしては極端に重くてかさばる点。
どちらかというと秋・冬の寒い時期に特化した寝袋です。
価格 | 17,380円(税込) |
メーカー | コールマン |
形状 | マミー型 |
限界温度 | -15℃ ※快適温度ではないので注意 |
サイズ | 83×203cm |
中綿の素材 | ポリエステル |
おすすめポイント | ・かなり低い気温まで対応できる ・保温性能が高いのに値段はリーズナブル |
注意点 | ・マミー型なのにかさばる |
タスマンキャンピングマミー/L-15の良い口コミはこちら。
キャンプ歴6年
49歳男性
特に冬場に快適睡眠できるサイズと素材が魅力です。
キャンプ歴6年
32歳男性
保温力がある上、軽くて便利
タスマンキャンピングマミー/L-15の悪い口コミはこちら。
キャンプ歴6年
49歳男性
冬場用は重さがある分メンテの際は面倒に感じていて
春夏に比べると大変です。
車の移動で積載容量に余裕がある人、夏より秋冬の寒い時期のキャンプを想定している人には最適な寝袋ですね。
迷ったら「コージーⅡ/C5」
ここまで読んだけど、「けっきょく、どの寝袋が良いか決められない・・・」。そんな方におすすめするなら、コールマンの「コージーⅡ/C5」。
理由はなんといっても「バランスの良さ」。
初心者が買うには丁度良いお手頃価格で、保温性も十分。収納サイズも問題なく標準。
丸洗いできるので、バタバタしがちなキャンプ中でも気兼ねなく使用できます。
この「コージーⅡ/C5」は他の寝袋と比べて飛びぬけた特徴はありません。とくにこだわりがなくて普通でコスパ良い寝袋が欲しい、という場合には、これが最適な寝袋だと思います。
寝袋・シュラフQ&A
よくある寝袋の疑問について解説します。選ぶときの参考にしてください。
選ぶ寝袋のサイズの基準は?
身長+20~30㎝くらいあれば余裕です。
また寝袋によっては「身長〇〇㎝まで」と記載されいているものもあるので、それを目安にしましょう。
寝袋は洗濯する必要ある?
年1~2回しか行かないなら、ほぼ不要と考えてよいです。
目安として、30~50回に1回洗濯と言われています。そこまでのヘビーユーザーでなければあまり洗濯のことを気にする必要はありません。
汗や皮脂を洗濯で除いた方が保温性を保つうえでベターですが、洗濯による素材へのダメージもあります。少なくとも頻繁に洗濯する必要はありません。
気をつけるべきは使ったあとに必ず干すこと。これをしないで湿気のある場所に保管しておくと、ヘタするとカビが発生します。
僕もキャンプ場で、撤収作業をしている間に寝袋を干します。晴れていれば基本コレで十分です。
寝袋の洗濯方法は?
洗濯方法は、寝袋の中綿の素材によって異なります。
ポリエステルなどの化学繊維なら、だいたい洗濯機で丸洗いできます。
ダウンやフェザーなどの天然繊維なら手洗いが基本。「ダウンは洗濯できない」と思いがちですが、洗濯マークの指示に従えば洗う事もできます。
夏でも寝袋は必要?
基本必要です。
標高の高いキャンプ場の夜や明け方は、想像以上に冷え込みます。夏であっても油断せずに持って行きましょう。
真夏で寝苦しいレベルの夜なら、薄いインナーシュラフや毛布でも十分だけどね。
寝袋の他に必要なものは?
枕・マットは必須。
快眠を求めるならアイマスク・耳栓・電気カーペットがあると安心です。
- マット
- マットがないと、地面の固さと底冷えでまともに眠れない
- 枕
- 初心者おすすめは、いつもの枕を持って行くこと
- アイマスク
- カーテンが無いキャンプの朝はまぶしい。5月初旬なら、5時くらいにはまぶしくて目が覚める。
- 耳栓
- 他の人のイビキや、周りのキャンパーの話声で眠れないことは、よくある話。
- 電気カーペット
- 最強の寒さ対策グッズ。電源付きサイト、もしくはポータブル電源持参で使用可能。
快適睡眠のための、参考記事はこちら。
春夏秋冬、どのシーズン用寝袋を選べば良い?
最初は春夏秋の3シーズン対応の寝袋を選びましょう。
予算や車の積載容量に余裕があるならオールシーズンの寝袋を選んでも良いですが、最初は3シーズンから始めるのがベストです。
キャンプ場の夜や冷えるから、寒さ対策の予備として、毛布を1枚持って行けば安心です。
自分に合った初心者向け寝袋を選ぼう!
今回は70人のキャンパーアンケート結果をもとに、初心者向けの寝袋を封筒型・マミー型に分けて紹介しました。
どれも価格・保温性能の点で初心者が購入するのに適した寝袋です。このなかでもさらに、次のような感じで選べば、より自分の希望・状況に適した寝袋選びが出来ると思います。
コスパ・保温性能重視
→マルチレイヤースリーピングバッグ
価格と保温性能のバランス重視
→コージーⅡ/C5 もしくは 丸洗いスランバーシュラフ・-2
低価格を最重視
→パフォーマーⅢ/C10
ファミリー・カップル
→ファミリー2 in1/C5
高保温性能・高機能
→セパレートオフトンワイド 1400
軽量・携帯性重視
→シームレス バロウバッグ #3
寒い時期しか使わない
→タスマンキャンピングマミー/L-15
キャンプでの睡眠は初心者が考えるより、とっても重要。自分にとって最適な寝袋を選んで、素晴らしいキャンプライフを送りましょう♪
なおきゃんではテントやランタンなど、寝袋以外にも初心者オススメのキャンプグッズを紹介しています。
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