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キャンプ初心者にとって料理は楽しみな反面、悩みどころの一つ。
初心者向けの、かんたんレシピは? - どんな
調理道具が必要? - キャンプ料理で
注意するポイントやコツは?
キャンプの料理(通称『キャンプ飯』)というと、豪華で写真映えするレシピをよく見掛けます。
でも初心者キャンパーが知りたいのは、凝った料理よりカンタンで失敗しない料理のレシピ。
この記事では、初心者でもカンタンに作れるレシピを厳選して紹介。またキャンプ料理の注意点や、最低限必要な調理器具も解説します。
僕はキャンプ歴10年。キャンプではシンプルな料理を作ることが多いです。
さらにベテランキャンパーにアンケートをとって、初心者にオススメのレシピを聞き取りました。
最初のキャンプはシンプル料理で十分!最低限のキャンプ料理のコツをおさえて、アウトドアクッキングを楽しみましょう!
キャンプ料理で初心者が注意するポイント
キャンプ初心者が知っておきたい、キャンプ料理のコツやテクニックは4つ。
これらポイントを押さえておけば、キャンプ料理で大きな失敗を起こす確率は激減します。
ポイント①:「シンプル」を心がける
キャンプ料理の失敗を避けるには、とにかくシンプルなメニューにすることが肝心。
キャンプ料理で初心者が失敗する一番の理由は『豪華さにつられて複雑なレシピを選んでしまうこと』。
凝ったキャンプ飯を作らずとも、野外で食べる食事はシンプルでも十分おいしく感じます。
- フライパンで肉やソーセージを焼くだけ
- お湯だけ沸かしてインスタントラーメン
これだけでも立派な「キャンプ飯」。
コレだけじゃ物足りない!って感じたら、「少しだけ凝った料理をサブで作る」程度で十分です。
ポイント②:事前に食材の下ごしらえを済ませる
キャンプ当日の調理時間を少しでも短縮するため、食材の下ごしらえは自宅の台所で前日に済ませておきましょう。
キャンプ場では慣れないテント設営で時間が足りなくなりがちです。
前日に済ませたい下ごしらえ
✅ 野菜カット。キッチン袋に入れておく。
✅ 肉もカット。調味料と一緒にキッチン袋に入れておくと味が染み込んで美味しさアップ。
肉に漬け込む調味料は【酒・みりん・砂糖・醤油】を同じ分量で1分くらい煮詰めるだけ。カンタンに作れるよ。
ポイント③:最初は「カセットコンロ+フライパン」
「キャンプやるなら、ぜったい炭火!」という強いこだわりがなければ、最初は『カセットコンロとフライパン』の組み合わせをオススメします。
よくある「炭火料理」の失敗事例
✅ なかなか炭に火が付かなくてアセる・・・
✅ 炭の火力が弱くて、いつまでたっても肉が焼けない・・・
カセットコンロは火起し作業がないので、瞬時に、そして確実に火を使えます。
カセットコンロもフライパンも家庭にある調理器具。あらためてキャンプ用に買う必要が無いのもメリットです。
炭の火起こしは「2回目以降のキャンプ」から挑戦しても遅くはありません。
僕が長年愛用しているキャンプ用カセットコンロはイワタニの「風まる」。
名前のとおり風に強いカセットコンロで、キャンプなど屋外で威力を発揮するカセットコンロです。
色々なカンタンメニューに対応できるので、初心者はコレ1つ持って行けば間違いないです。
ポイント④:キャンプ場の「食材提供サービス」を活用
「高規格」と呼ばれるキャンプ場では、キャンプ場が食材を提供してくれる場合もあります。キャンプに慣れていない初心者は、食材提供サービスを積極的に活用するのもひとつの手です。
提供される食材の例
✅ 高原キャンプ場なら、地元にある牧場のソーセージ
✅ 海辺キャンプ場なら、地元で採れる魚介類
「BBQセットプラン」みたいな形で宿泊サービスが提供されていることもあります。
- 料理よりも食べることを楽しみたい
- 肉の保管や衛生面が心配
- 安定して美味しいものを食べたい
こんな初心者キャンパーは積極的に活用していきたいサービスです。
食材提供サービスの有無や料金は、キャンプ場のホームページを見れば分かるよ。
初心者向けキャンプ飯14選
キャンプ初心者向けのシンプルなキャンプ飯を14つ、目的別に紹介します。
どんな料理を作りたい?
焼くだけカンタン料理(5つ)
面倒な手間を省いた「ほぼ焼くだけ」料理。これだけでも十分美味しく感じられるのがキャンプの醍醐味です。
誰でも出来る焼くだけカンタンレシピを5つ紹介します。
BBQ(焼き肉)
- BBQ(焼き肉)のレシピ
- 1 キャンプ前日、肉や野菜をカットして下ごしらえ
2 キャンプ当日は焼くのみ
「キャンプ飯」というと意気込みがちですが、キャンプ料理のメインは焼き肉がオススメ。複雑な料理なんて作らなくても、十分キャンプの料理を満喫できます。
肉の焼く方法はつぎの2パターンがメイン。
- カセットコンロとフライパンで手軽に
- 炭火と網で本格的に
キャンプに慣れていない初心者ならオススメは①。
さきほど解説したとおり、キャンプ初心者がいきなり炭火を使うのは失敗の王道パターンです。網についたコゲを落とすのも、かなりの手間に。キャンプに慣れてきてから炭火に挑戦してみましょう。
またキャンプ用の肉の調達方法は次の3つに分けられます。
- 近くのスーパー
- 精肉店(肉屋)
- 通販
「とにかく安く済ませたい」⇒ 近くのスーパー
「値段は高くても、品質と鮮度を重視」⇒ 精肉店(肉屋)
「高品質・入手の難しい肉をコスパ良く調達したい」⇒ 通販
こんなイメージになると思います。
最近はBBQ専用の良質な肉が通販で買えるので、初心者でも確実に美味しいBBQ料理が出来ます。スーパーや精肉店よりコスパ・品質が良いショップもあるので、興味のある方はこちらの記事もご覧ください。
ステーキ
- ステーキのレシピ
- 1 フライパンに牛ステーキを置く(お好みで、牛脂やバターを入れる)
2 両面焼く
3 お好みのスパイスをかける
「ステーキ」というと敷居が高く感じるかもしれませんが、じつはシンプルで美味しい料理の代表格。焼くだけで簡単に調理できて、スパイスを変えることで味のバリエーションも楽しめます。また、クレソンやルッコラなどの葉物野菜を添えるだけで、見た目も映える一品に。
僕のオススメは、スキレットで焼くステーキ。じっくり焼けて保温効果も高いので、フライパンより美味しく感じます。
焼き餃子
- 焼き餃子のレシピ
- 1 油をフライパンやスキレットに引く
2 市販の餃子を並べる
3 焼く
市販の既製品を焼くだけの「焼き餃子」も、キャンプでオススメの美味しいシンプル料理。
出来上がりに直接ポン酢をかけて豪快に食べるのも一興です。
ビールを片手に、ぜひ食してほしいカンタン料理です。
サーモンのホイル焼き
- サーモンのホイル焼きのレシピ
- 1 キノコ類・玉ねぎ・ブロッコリーなど、好みの野菜をカット
2 サーモン・カットした野菜・バターを入れる
3 フライパンで蒸す
4 塩コショウで味付け
工程2までは、自宅で事前に済ませておきます。包んだホイルごとキャンプ場に持っていき、キャンプ場では「焼く」だけの作業。
お好みでレモンやタルタルソース、コショウをかければ本格的な「サーモンのホイル焼き」の出来上がり。
おいしいのはもちろん、魚と野菜のヘルシーさで女性ウケが良い一品です。
カノジョさんや奥さんをキャンプに連れていくなら、かなりオススメのレシピだよ♪
焼きホットドッグ
- 焼きホットドックのレシピ
- 1 パンにウインナーや、お好みの具材をはさむ
2 アルミホイルで包む
3 火の近くに置く。(アルミホイルが少し茶色くなっていれば完成)
4 ケチャップやマスタードかける
「焼きホットドック」はファミリーキャンプにオススメのシンプル料理。炭火が必要ですが、簡単な工程で調理できて、包丁を使わず子供でも作れます。
焼きすぎに注意して、火加減を楽しみながら作りましょう。
お好みでチーズ、トマト、ベーコン、アボガドなどをトッピングするのもオススメです。
インスタント食品を使ったカンタン料理(3つ)
インスタント食品(レトルト食品)はキャンプと相性が良く、キャンプ初心者こそ活用してほしい食品です。
インスタント食品がオススメな理由
① 熱湯を注いだり、加熱するだけで完成。
② 軽量でキャンプ場への持ち運びがラク
③ 保存性に優れ、食中毒のリスクが低い
④ ラーメン・カレー・リゾットなど、バラエティが豊富
「せっかくのキャンプでインスタントなんて・・・」と思うかもしれませんが、キャンプ熟練者ではインスタント食品を使うのは常識。
僕も毎回、何かしらインスタント食品は使ってます。
インスタント食品を使ったカンタンレシピを3つ紹介します。
インスタントカレー
- インスタントカレーのレシピ
- 1 レトルトカレーとレトルト米飯をお湯で温める
2 ご飯とカレーをお皿に盛りつける
3 お好みでチーズや卵、レトルトのハンバーグ・ポテトをトッピング
ルーだけでなく、コメもお湯で温めるだけの超シンプルなインスタント料理。
「キャンプ場で食べる」というだけで十分美味しいインスタントカレー。
10分くらいの調理時間で出来るので、時間にゆとりを持ちたい初心者キャンパーにこそオススメのメニューです。
インスタントカレーをメイン料理にして、凝った料理にすこしだけ挑戦してみても良いですね。
凝った料理に失敗してもカレーだけは食べられるからね。
野菜マシマシサッポロ一番みそラーメン
- 野菜マシマシサッポロ一番みそラーメンのレシピ
- 1 カット野菜を炒める
2 鍋でサッポロ一番みそラーメンを作る
3 出来上がったラーメンに野菜を盛り付け
4 お好みでネギ、たまごをトッピング
面倒なら野菜炒めは無しにして、インスタントの袋ラーメンだけでもOK。時間や手間に併せて調整できるのもオススメなところです。
コッヘル(クッカー)で調理すれば、器に移さないでそのまま食べられるから便利だよ。
僕が使ってるコッヘルは、定番のモンベル(mont-bell)。品質も問題なく、5年以上愛用してます。
サンマ缶詰め炊き込みご飯
- サンマ缶詰め炊き込みご飯のレシピ
- 1 メスティンにお米1合と水180ccを入れる。
2 粉末だし少々と、サンマの缶詰を汁も全て入れる。
3 蓋をして炊飯する。(固形燃料なら20分くらい)
4 メスティンをタオルで包んで、10分くらい蒸らす。
5 よくかき混ぜて、お好みで生玉子を入れて完成。
インスタント食品の最後に紹介するのは、サンマの炊き込みご飯。「米を炊く」という点では少し手間ですが、「せっかくのキャンプだから米を炊いてみたい」という人にはオススメのレシピです。
シーチキンとか「炊き込みご飯のもと」を入れても美味しいよ。
最近のキャンプでの米炊きは、飯盒(はんごう)より「メスティン」の方が、手軽で扱いやすく主流です。
メスティン
チョットだけオシャレな料理(2つ)
ここまで紹介したシンプル料理では、「ちょっと物足りない・・」。そんな方はコチラに挑戦してみましょう。
餃子の皮ピザ
- 餃子の皮ピザのレシピ
- 1 餃子の皮に、トマトソース、サラミやチーズ、ミニトマトなどお好みの具を乗せる
2 フライパンで焼く(炭火で網焼きでもOK。カリッとした触感に)
「餃子の皮ピザ」は、「ミニピザ」といったイメージのキャンプ料理。オシャレで一見凝った料理に見えますが、具を乗せて焼くだけのシンプル料理。
見た目もオシャレで女性・子供ウケもバツグン!具材の組み合わせも自由自在なので、カップルキャンプやファミリーキャンプではぜひ試してみてほしいキャンプ飯です。
サクッとした感覚で、お酒のつまみにもなります。
オリーブオイルをかけると風味もアップ!ワインと一緒に食べてみて♪
ホットサンド
- ホットサンドのレシピ
- 1 ホットサンドクッカーに、パン・お好みの食材(チーズ・ハム・ウインナー・ピザソースなど)を挟む
2 両面を焼く
キャンプの朝食でオススメはホットサンド。「キャンプの朝食レシピ」に迷ったら、コレにしておくのが鉄板です。
僕のキャンプの朝食は毎回ホットサンド。
カンタンに作れて美味しく、キャンプの朝の雰囲気にもマッチ。
スープ・コーヒーと一緒に、朝の清々しいキャンプ場の雰囲気を感じながらの朝食は至福のひととき!
ホットサンドの作り方のコツ
具たっぷりにするため、薄めの食パンを使う(8枚切りがオススメ)
焦げやすいので、弱火で頻繁にひっくり返す
「ホットサンドクッカー」が必要ですが、自宅のコンロでも使えるので1個購入しておいても良いでしょう。
僕が8年間愛用してるホットサンドクッカーはコールマン製。斜めに切れ目が入るので、三角形のオシャレなホットサンドが作れます。
キャンプの定番!カレー
『キャンプで料理といえばカレー』というイメージの人も多いでしょう。
カレーはキャンプデビューからベテランまで、幅広い層で作られる超定番メニューです。
とはいえ作り方はキャンパーによって千差万別。
- レトルトでカンタンに済ませる
- カセットコンロと鍋で作る
- 炭火や焚火とダッチオーブンで本格的に作る
これからキャンプを始める人がイメージする「キャンプのカレー」というと、②か③ではないでしょうか?
でも最初のキャンプでは①のレトルトカレーにするのがオススメです。
レトルトカレーをすすめる理由は次の2つ。
キャンプ初心者は時間が足りなくなりがち
『料理自体を楽しみたいから、キャンプ場で皮むきから始める!』というのは、キャンプの時間配分の点から、あまりオススメしません。
慣れないテント設営に手間取って、夕食を作り始めたのは日没後。辺りは真っ暗。これは「キャンプ初心者あるある」です。
この状況から野菜の皮むきから始めるのは・・・言うまでもなく『楽しい料理』にはならないでしょう。
キャンプに慣れないうちは、テントやタープの設営だけで2時間以上かかることもあります。キャンプに慣れてから「カレー作り」に挑戦しても遅くありません。
料理で最も多い失敗事例は米炊き
キャンプ料理の失敗で一番多いのが『米炊き』。
- 芯が残って固かった
- ベチャベチャのおかゆ
- 焦げ付いて食べにくかった
- メスティンに米がこびり付いて、洗うのが大変
というのが、よくある失敗事例。
初心者のうちは出来るだけ安定して食事ができるように「レトルト米飯」や「アルファ米」を使いましょう。
アルファ米はキャンプ用品店や登山用品専門店、通販で売ってます。
意外とカンタン鍋料理
キャンプ場の料理としては難しそうに思える鍋料理。実は意外とカンタンに作れて、むしろオススメのキャンプ飯。初めてのキャンプにオススメしたい一品です。
標高が高く、夜になると夏でも冷え込むキャンプ場。キャンプ未経験者にとって、かなり寒く感じる事が多いはず。そんななか温かい鍋料理を食べるのは至福のひととき。
- 鍋料理レシピ
- 1 前日に事前に食材をカット
2 カットした野菜や肉をポリ袋に入れる
3 鍋に具材と「鍋の素」を入れる
入れる具材や鍋の素の種類は何でもOK。肉類・魚介類・練り物・野菜・キノコ類・などなど。
土鍋があればベストですが、通常の鍋でもOKです。
ウチは必ずシメ用に、炊いた米かメンを入れてリゾットかラーメンにするよ。
リゾットやラーメンに、お好みでキムチ・チーズ・たまごをトッピング。
鍋料理ポイントは、現地での作業工程をなるべく減らすこと。
キャンプ場で肉や野菜をカットすると、調理の時間や洗い物の量が増えてしまいます。
春先や秋のキャンプなら「おでん鍋」が最高!ぜひ試してほしいキャンプ料理です。
デザート・おつまみレシピ(2つ)
さいごは番外編。
メイン料理ではないけれど、「食後のデザート」や「お酒のおつまみ」になるメニューを2つ紹介します。
団子の肉巻き
- 団子の肉巻きレシピ
- 1 市販の「みたらし団子」に豚バラ肉を巻く
2 フライパンで焼く
3 お好みで塩コショウをかける
モチモチ触感と肉の歯ごたえが絶妙の一品。
みたらしタレの甘じょっぱさもマッチして、ビールのお供に最高のおつまみです。
肉巻き団子を作るときのポイント
・タレは少し除いてから肉を巻くと、ちょうど良い甘さに
・隙間があるとタレや団子が溶け出て食べにくいので、隙間なく巻く。
作り方はYouTubeチャンネル『兼業主夫のケン』さんの動画を参考にしています。
焼き板チョコバナナ
- 焼き板チョコバナナのレシピ
- 1 バナナの皮を片面(反ってる内側の方)剥く
2 板チョコを折って、バナナの上に乗せる
3 網で焼く
味は「チョコバナナ」のシンプルな味。カンタンに作れるので子供と一緒に作るのに最適なメニューです。
たのしくてオイシイ♪
炭火だけじゃなく、カセットコンロでも作れますよ。
初心者が持って行くべき調理器具
キャンプ料理に必要な調理器具はたくさんあります。ただし今回紹介したシンプルなレシピを作るなら、それほど多くは必要ありません。
ここでは、
- 必須
- メニューによっては必要
- 火を使った料理に必要
- 炭火料理に必要
この4つに分けて、必要な調理器具を紹介します。
絶対必要 | クーラーボックス | 調理小物 | 食器セット | ティッシュ | |||||
あれば便利 | 水タンク | キッチンペーパー | アルミホイル | ゴム手袋 | タッパー | ||||
火を使う料理に必要 | カセットコンロ | 鍋 フライパン | コッヘル | スキレット | |||||
炭火料理に必要 | グリル | 火起し器 | 炭 | 着火剤 | ライター | うちわ | 軍手 | 新聞紙 | マッチ |
これらの調理道具をいくつか解説していきます。
料理に限らず、キャンプで必要な物一式についてはコチラの記事をご覧ください。
絶対必須
クーラーボックス
クーラーボックスは必須アイテム。肉、野菜、チーズ、総菜、飲み物など使う機会は多く、基本持っていくアイテムです。
クーラーボックス容量の目安
✅ 1泊2日・3人家族のファミリーなら30~50ℓ(50ℓなら、かなり余裕)
✅ 1泊2日・ソロキャンプなら10~20ℓ(20ℓなら、かなり余裕)
※インスタント食品メインのレシピにするなら、下限の容量で十分
クーラーボックスにはハードタイプとソフトタイプがあります。
クラウドワークスでアンケートをとったところ、ハードタイプを持っていくキャンパーが大多数でした。ハードタイプを選ぶ理由は次のとおり。
- 気密性が高くて保冷機能がバツグン
- 頑丈でイスとしても使える
70人のキャンパーにアンケートをとったところ、ハードタイプではコールマンの「エクストリームクーラー」が初心者向けクーラーボックスとして断トツで人気でした。
エクストリームクーラーの口コミ(タップして開く)
冷却保持性能がたかいです。初心者が使用するうえで「取っ手」が付随しているので扱いやすい。誰でも問題なく使える商品です。
投稿者:キャンプ歴20年以上 58歳 男性
キャンプ歴3年ですが愛用してます。おススメポイントしては3つ。1つ目は保冷力です。長時間使用しても全然冷気を確保できます。2つ目は手入れが簡単です。拭き取るだけで良いので初心者にはありがたいです。3つ目は、頑丈なボディです。大人二人が座ってもびくともしません。屋外だと座るところに困ることがあるので、椅子がわりにもなるので便利です。
投稿者:キャンプ歴3年 43歳 男性
優秀な保冷力、大人が座れる頑丈な筐体、汚れが付いてもお手入れが簡単、夏場の買い物の際にも高い汎用性。
投稿者:キャンプ歴20年以上 54歳 男性
ファッション性がないデザインはデメリット。
投稿者:キャンプ歴20年以上 54歳 男性
調理小物
調理小物の例を挙げると、
- さいばし
- お玉
- フライ返し
- まな板
- ナイフ・包丁
- ザル・ボウル
- トング
- 缶切り
今回紹介したようなシンプルな料理なら、このあたりがあれば十分。持っていくレシピによって変えましょう。
キャンプ場によっては調理小物をレンタル出来る場合もあります。でも現地で借りる手間やレンタル料を考えると、自宅の台所で使っているものを持って行った方が良いでしょう。
食器セット
食事をするなら当然必要ですが、意外と忘れやすいのが食器セット。いざ食事をしようとしたら「はしと皿が無い!」というのは、ときどき聞くアクシデント。忘れずに持ち物リストに入れましょう。
キャンプで使うような食器セットは、
- フォーク
- ナイフ
- スプーン
- はし
- 皿・コップ
これらが揃っていれば十分。作るメニューによって、持っていくものを変えましょう。
最初はキャンプ用に購入しないで、自宅でいつも使っている物で十分です。
あれば便利
水タンク
ほとんどのキャンプ場では、テントを張る場所に水道は設置されていません。共同の水場があって、テントを張る場所から離れています。
料理で水を使う度に水道まで移動するのはかなり大変。水タンクから適宜使うのが一般的です。
キッチンペーパー
キッチンペーパーはキャンプでの使い勝手がよく、かなり重宝します。
キャンプでの使い方は以下のとおり。
- 調理で使う(肉を焼くとき余分な脂をふき取る、など)
- テーブルにこぼした汁をふき取る
- フライパンや食器を洗う前に、ある程度ふき取る
油汚れをキッチンペーパーでふき取ってから洗うと、洗い物がかなりラクになるよ♪
アルミホイル
アルミホイルは炭火料理に使う機会が多いです。
まずは炭火を使った料理。
アルミホイルを使ったレシピ
✅ アルミホイル焼き
✅ 焼き芋
✅ 焼きニンニク
ほかにも「玉ねぎの丸焼き」や「じゃがバター」など、アレンジで何でも出来ます。
他にも、グリルの底に敷くのに使います。
残った灰の処分がカンタン。グリルの底が汚れないので、炭火料理の片付けがかなりラクになります。
ゴム手袋
キャンプ料理で意外と便利なアイテムがゴム手袋。
真夏以外は、キャンプ場の水道は夜になるとかなり冷たくなります。イメージは「冬にお湯を使わず食器を洗う」レベル。
お湯が使える高規格キャンプ場なら良いんだけどね。
ゴム手袋があるとほとんど冷たさを感じず食器を洗えます。ある程度厚みのある(できれば裏起毛)ゴム手袋を持って行きましょう。
タッパー
タッパーの使い方は「あまった食材や料理を持ち帰る」。
キャンプの料理は、作りすぎる傾向があります。要領の分かっていない初心者ではなおさら。
食中毒には注意しながら、あまった料理や食材は持ち帰りましょう。
タッパーを持って行くときは、カットした肉や野菜を入れると荷物の容量が減るのでおすすめです。
火を使った料理に必要
カセットコンロ
カセットコンロは、キャンプ場で火を使うならぜひ持っていきたいアイテム。
「キャンプと言えば炭火」というイメージがあると思います。でも時間が足りなくなりがちな最初のキャンプはカセットコンロで十分。
自宅にカセットコンロがあれば、それを持って行けば十分です。
カセットコンロの注意点として、以下の5つを覚えておきましょう。
カセットコンロの注意点
✅ テント内では使わない(テント火災や一酸化炭素中毒のおそれ)
✅ ガス缶は予備を持っていく
✅ 気温が極端に低い(5℃以下)と火が点かないこともある
✅ 極端に大きな鍋・フライパンを使わない(ガス缶が温められて爆発事故になる)
✅ 高原や湖などの風が強いキャンプ場では、風で火が消えやすい
鍋・フライパン
カセットコンロと併せて持っていくのは、「自宅で使ってる」鍋やフライパン。
キャンプ用に購入する必要はありません。
作るメニューや人数に併せた大きさの鍋やフライパンを持っていきましょう。
コッヘル・スキレット
結論から言うと、コッヘルもスキレットも、鍋・フライパンがあれば不要。
オシャレさや雰囲気、料理へのこだわりが強ければ購入しても良いでしょう。
コッヘルは簡単に言うと「鍋の簡易版」。加熱調理したものを、そのまま食べる用に特化した、登山者が使うアイテムです。
スキレットは、フライパンの本格版。素材は鋳鉄(ちゅうてつ)が一般的で、保温性や熱の均一性に優れています。
- じっくり焼きたい
- 焼いたステーキやハンバーグを少しでも温かいまま食べたい
こんな要望に応えるアイテムです。
どちらも利便性や雰囲気を重視するソロキャンパーが使うことが多いですね。
炭火料理をしたいなら必要
この記事では初回キャンプに炭火料理はオススメしていませんが、炭火料理に必要な道具について解説した記事がコチラになります。
≫ 筆者が使ってるキャンプ道具一式(炭火料理に必要なアイテム9つ)
キャンプ場での食材の保蔵方法や衛生方法
冷蔵庫のない環境で食材を保管するキャンプ場。とくに気温の高い夏や日中は、食中毒のリスクが高まります。
ここでは食中毒を避けるための方法を6つ解説します。
- 飲み物や食材を凍らせてクーラーボックスに入れる。
- ジュースや肉類を凍らせてクーラーボックスに入れれば、他の食材の保冷も出来るので便利です。
- 肉類を入れるビニール袋は二重にする
- 肉類は時間が経つと汁が出てきます。この汁が他の食材を汚染してしまわないよう、肉を入れる袋は二重にするなど工夫しましょう。
- 食材を洗うのに川の水は使わない
- 川の水は、綺麗に見えても有害な菌がいる可能性も。
食材を洗うときはキャンプ場の水道水を使用し、川の水で洗ったものをそのまま食べないようにしましょう。 - 生野菜に注意
- 生野菜も傷みやすく、食中毒のリスクがあります。
野菜を食べる場合は、クーラーボックスで十分な保冷環境を作るように心がけましょう。 - 食材、特に鶏肉は十分加熱する
- 鶏肉はカンピロバクターという食中毒を引き起こす細菌がいます。
中心部が白くなるまで十分加熱するか、なるべくキャンプ料理では鶏肉を避けるのも予防法のひとつです。 - 食後は2時間以内を目安に食べきる
- 特に夏場は食べ物も傷みやすいです。生ものの放置はさらに注意。放置したまま席を外すと、野生動物が食べたりして感染症のリスクもあります。
先輩キャンパーの失敗事例
さいごに、実際に先輩キャンパーが料理でどんな失敗をしてきたのか紹介します。
5年
女性
時間配分を間違えました。初めてのキャンプで、買ったばかりのテントの組み立てに手間取り、作り始める頃には辺りは真っ暗に。持っていった明かりも少なく半泣きになりながらカレーを作りました。
行く前に事前にテントを組み立てる練習をしましょう。
初めてのキャンプはカップラーメンなど、簡単に食べれるものにするのがオススメですね。
10年
男性
焚き火を使って料理しようとしたが、火加減が難しくて料理が焦げてしまった。
「ワイルドに焚き火で料理」には憧れますが、最初はカセットコンロがオススメです。
1年
男性
飯盒(はんごう)で米を炊いた際に、火力が強すぎて焦げてしまった。
もっとも多い「キャンプ初心者あるある」です。
米炊きに失敗しても良いように、インスタント食品など予備を用意しておくと良いですね。
30年以上
男性
カップルキャンプで、ろくに釣りも出来ないのに、魚を釣って料理しようと考えた。
設営もそこそこに釣り竿を持って湖へ向かったが、一匹も釣れず。
お腹を空かせた彼女に、なんて詫びようかと、テントへ戻ったところ、彼女より「今、焼きそば出来たとこ。」。
釣果の事など何にも聞かない彼女の優しさに心を痛め、「キャンプで、釣りは2度とするまいと誓いました。
・・・
釣れなかったときの代替案は必要ですね。
初心者キャンプの料理はシンプルに
この記事では、初めてキャンプに行く人に向けて、料理のコツや注意点、オススメのレシピや最低限必要な道具を紹介しました。
初めてのキャンプで気分はウキウキ。「美味しい料理を作って最高のキャンプにする!」と意気込む気持ちも分かります。
でも最初から凝った料理を作ると、ほとんどの場合失敗に終わります。
屋外で食べる食事は、カップラーメンでも十分に美味しく感じます。
キャンプに慣れてから、少しずつ凝った料理に挑戦してみるのも、キャンプの楽しみのひとつ。
少しずつステップアップしていきましょう!
これからキャンプを始める人は最初はこちらの記事をご覧ください。キャンプを始めるためのノウハウを5つのステップでまとめてあります。
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