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キャンプ歴8年目、最近キャンプインストラクターと認定ブッシュクラフターの資格を取得したジュンです。
キャンプの基本を学び直してきました。
今回は11月下旬の晩秋ファミリーキャンプ。
この寒い時期のキャンプは何度かしていますが、3歳の娘を連れての晩秋キャンプは未経験です。
少し不安はあるものの、設備の整った高規格キャンプ場で電源付きのオートキャンプサイトなので比較的安全。
寒い時期のファミリーキャンプの事例として、参考にしていただければと思います。
そのほかにも、今回のキャンプ旅で試してみたいことが2つ。
- 最近学んだブッシュクラフトの技術で焚き火をする
- 最近購入した、「Jackery ポータブル電源 1500」でホットカーペットを使ってみる
いろいろ試してみようと思います。
PICA富士西湖とは?子連れに最適なオートキャンプ場
今回泊まったキャンプ場は、今年の8月にも利用した「PICA富士西湖」。
PICA富士西湖については、前回のキャンプ旅の記事をご覧ください。
設備が充実した高規格のオートキャンプ場なので、子連れキャンプには最適です。
キャンプ体験記
今回の、土日1泊キャンプの行程です。
1日目
11:30 自宅出発
いつもより、だいぶ遅い時間の出発。
午前中は娘のスイミング教室だったので、この時間の出発になりました。
車への荷物の積み込みは前日に終わらせてあります。
12:30 道中で昼食
道中の富士宮市で、昼食を済ませていきます。
14:00 キャンプ場到着・チェックイン
今回利用したPICA富士西湖はチェックインが13時から可能ですが、到着したのは14時。
途中でキャンプ道具の備品を購入したり外食したりで、結局遅くなってしまいました。
PICA富士西湖はテントサイトのほか、コテージやトレーラーハウスもあって、テントサイト以外のチェックインは14時から。
そちらの宿泊客の方々で受付棟が混みあってました。
チェックインでは、いつもとは違う注意事項の説明が。
富士山マラソンが西湖周辺で開催される影響で、明日11月28日(日)はチェックアウトが10時を過ぎると、交通規制でキャンプ場から出られなくなるとのこと!(規制解除は14時)
キャンプ場HPに記載されていたとのことでしたが、完全に見落としてました・・・
これで明日、10時までのチェックアウトが必須ミッションとなりました。
やっぱり事前にHPなどの確認しておくなど、下調べは重要ですね。
14:15 設営開始
今回泊まるのは「テントサイトTENBA・区画」。湖から離れたサイトです。
テントサイトTENBAのうち、半分は区画サイト、もう半分がフリーサイトです。今回泊まったのは区画サイト。
トイレまでの距離が少し遠く、片道3分くらい。
今回使用したテントは、お気に入りのワンポールテント「ピルツ15」。
石油ストーブ「フジカハイペット」と併用して、寒い時期のキャンプも快適に過ごせます。
寒い時期のキャンプには石油ストーブや薪ストーブはほぼ必須アイテム。ただし一酸化炭素中毒と火災には注意です。
- 石油ストーブ使用時の注意点
- ・テントは密閉しない
・一酸化炭素チェッカー設置
・寝るときは必ず消火
これらは絶対守ったうえで使用してます。
一酸化炭素中毒の事故は絶えないから、対策は万全にしておきたいね。
この時期は基本テント内でぬくぬくするので、うちはタープは立てません。
外には焚き火用にイスと焚き火台のみ設置。
そして今回のキャンプの本命、Jackery(ジャクリ)のポータブル電源を設置します。現時点で充電100%。どれくらいもつのか実験です!
16:00 ブッシュクラフト・まき割
設営が完了したところで、焚き火の準備を始めます。
先日、正式に講習を受けて資格をとった「認定ブッシュクラフター」としての技を試すとき!
講習でもらった(購入した)アイテムはこれら。
ブッシュクラフトを超ザックリ説明すると、「サバイバルの状態で生活するための手段」。ブッシュクラフトでは、ライターや着火剤は使わず、ナイフとファイヤースチール(火おこし器)だけで火起こしをします。本格的なキャンパーって感じで雰囲気が出ますね!
まずはバトニング(ナイフで薪を割る)。ナイフで薪(まき)割ります。
今回購入した薪がサクラ。広葉樹は硬くてバトニングが大変です。なかなかナイフが入っていかない(汗
予備で持参していた針葉樹の薪でバトニングをして、フェザースティックを作ります。
まだ初心者の域ですが、着火するには十分です。
着火の瞬間がこちら。
火つけのリハーサルが出来たので、あとは夜の焚き火に備えて、まき割とフェザースティックづくりに勤しみます。
16:30 風呂
いつもどおり、早めの風呂に入ります。というものの、僕は風呂に入らず、入ったのは妻と娘だけ。
冬キャンプはほとんど汗をかかないので、入らなくても大丈夫ですね。
妻と娘が風呂に入ってるあいだ、僕はフェザースティックづくりの練習。
楽しくてついつい作りすぎちゃうけど、火付け用には3~4本で十分です。
17:00 夕食支度
妻が戻る前に、夕食の支度をはじめます。
といっても今回は鍋を石油ストーブの上におくだけ。
ザックリ野菜を切って、鍋の素をいれるだけのお手軽料理です。
テント内が暗くなってきたので、ポータブル電源を使って60Wのクリップライトを使用します。
かなり明るい!
しばらく使っても残充電量は100%から減りません。なかなか心強い!
このポータブル電源の容量は約1500Wh。60Wの電気機器の場合、連続して20時間ほど使用できます。(細かい使用時間のシミュレーションは、公式HPで確認できます)
18:00 夕食
風呂から戻ってきた娘は料理を待ちきれず、予備で用意していたアルファ米を食べ始めました。
石油ストーブの熱だけで作るので、どうしても時間がかかっちゃいますね。
もう少し早めに作り始めれば良かったかな?と反省。
ひととおり食べ終わったところで、鍋に米・チーズ・溶き卵をいれて、トマトチーズリゾットに。
めっちゃウマい!食べる前から分かるヤツです。
4~5人前だけど、ウマさとテント設営の疲れから、大人2人と娘で余裕の完食。
そろそろキャンプ場の気温もグッと下がってきて、石油ストーブだけでは少し寒く感じます。
使用してるテントは8人収容可能で、かなり大型のテント。空間が広いぶん、持ってる石油ストーブではパワー不足って感じです。
ここでホットカーペットを使用開始。
ホットカーペットは3人分持ってきましたが、とりあえず様子見で2枚使用してみます。
使用し始めると、消費電力が200Wほどに!
「照明ライト+ホットカーペット2枚」では消費電力が激しいですね。
これがホットカーペット3枚使用、となると朝まで持ちそうにないかも、、、ということで、急遽、区画に用意されている屋外電源から電気を使いました。
電源付き区画にしておいて良かった・・・
とりあえず、ホットカーペットはめちゃ暖かいです!
ガチキャンパーからすれば邪道と言われるかもですが、この時期のファミリーキャンパーには必須アイテムですね。
19:00 たき火
食事も終わり、あたりが完全に暗くなったところで焚き火を始めます。
テントのなかで防寒対策を十分にして、焚き火を始めます。
薪の配置の仕方は「平行型」。大きい薪を両端において、その中に細く割った薪を置きます。
他にも薪の配置法として「井形」や「ティピー型」があります。
「平行型」の特徴は、両端の大きい薪の幅や角度を変えるだけで空気の通り道の調整がカンタン。火の強さも調整しやすく、火を長持ちさせやすいので初心者向けです。
娘は炎を見ながら「熱い!パパ触って!」。火の熱さや怖さを覚えさせるには最高の体験です。
と思いきや、わずか1~2分で飽きてテント周辺をウロウロし始めます。
飽きるの早いよ;;
20:00 星空散歩
空気の澄んだ晩秋のキャンプ場。夜空を見上げると、まさに「満天の星空」。都会では絶対見られない夜空です。
カメラの性能の問題で写真に残せないのが残念。
焚き火が終了し、寝る支度が完了したところで、寝る前に娘と星空を見ながらキャンプ場内を少し散策します。
他のキャンパーの方々の様子を見ていると、思ったよりテントの外で焚き火や食事をしている人が多いです。
みんなタフですねぇ。
焚き火が出来て、最高の星空もプレゼント。娘には最高の体験をさせられているのかな。
と思いきや、少しくらいところに行くと「怖い!テントに帰りたい!」と半べそ・・・
思ったとおりにはならないですね・・
21:00 就寝
散歩から戻ったところで、少し早めの就寝。
石油ストーブは消火。ポータブル電源を使って、暖房器具をホットカーペットのみに切り替えます。
テント内の室温は10度前後。かなり低いけど、ホットカーペットでかなり暖かいです。
この時期、特にテント内でストーブを使用していると、テントの外と内の気温差でテントがかなり結露します。
テントの幕に荷物が触れるとビショ濡れになるので注意ですね。
この時点でポータブル電源の残容量は80%。やっぱり3人分のホットカーペットを使うのは、朝までもつか不安です。試しに僕のホットカーペット1枚だけ、ポータブル電源を使ってみます。
妻と娘のホットカーペットは外部電源から供給。
2日目
6:00 起床
この時期は日の出がもっとも遅く、6時ではまだ薄暗いです。
テント内の気温は5.9℃。ホットカーペットのおかげで、むしろ少し暑いくらいです。
ちなみにホットカーペットの温度設定は「中」。最初は「強」にしてましたが、夜中の12時くらいに暑くて切り替えました。
そして肝心のポータブル電源の残容量は・・・58%!
つまり夜9時~朝6時までの9時間で、1人分のホットカーペットに使った電気は20%程度。
3人分使用しても、たぶん朝までもちましたね。
ということで、今回のポータブル電源の実験は終了。今後も色々と試してみます。
妻と娘はまだ睡眠中。静かにコーヒーと朝食の準備を始めます。
7:00 朝食
妻と娘が起きてきて、みんなで朝食を食べます。
朝食は定番のホットサンド。
妻が朝食の片付けをしているあいだ、僕は娘と2人で早朝のキャンプ場を散策します。
PICA富士西湖の早朝の湖畔は、いつみても絶景!毎回見に行ってます。
8:00 撤収作業
富士山マラソンによる交通規制のため、10時までのチェックアウトがミッション。
うちは撤収作業に1時間半くらいかかるので、少し急いで片づけます。
大量の露(つゆ)がテントに付いてます。
最初にタオルで露を拭き取って、他の道具の片付けをしながら乾燥させます。
3歳児がいると、妻が遊び相手をしながらなので、より撤収時間がかかります。
ほぼ僕一人で片づけている感覚・・・
9:45 チェックアウト
かなり急いで、何とか10時前のチェックアウトに成功。
周りを見てると、結構のんびりしてるキャンパーも多かったです。
交通規制が始まると14時まで出られないので、この人たちはレイトチェックアウト組ですね。
うちは周辺の遊び場を探して、交通規制が始まる前にキャンプ場から離れます。
10:00 西湖 野鳥の森公園
最初に寄ったところは、PICA富士西湖から車で5分程のところにある「野鳥の森公園」。
名前のとおり、バードウォッチなど野鳥と接することが出来る自然公園です。
クラフト体験が出来そうなので、娘に体験させるべく寄りました。
でもクラフト体験は基本予約制で、6人以上グループ限定でした。
唯一、バードコール作成体験が500円ですぐに出来るとのことで、早速申し込み。
スタッフの方が付き添いで、娘がバードコールを作ります。
バードコールの造りはカンタン。木の棒に穴をあけて、金属ネジを射し込むだけ。ネジがこすれる音で鳥の鳴き声と同じ音が出ます。
鳴らすだけで野鳥が寄ってくる、とのこと。かなり半信半疑のまま、娘が作ったバードコールと100円で購入したヒマワリの種を持って、森の中に入っていきます。
森を歩きながらバードコールを鳴らすこと、約10分。
ほんとに来た!
なにげに今回のキャンプ旅一番の感動!
撮った写真をスタッフに見てもらったところ、「ヤマガラ」という野鳥のようです。
良い体験が出来ました。
近隣にある富士〇〇ランドで過ごすと、掛かる費用は1万円以上。それと比較して、500円でこんな体験が出来るならコスパ最強です。
次は友人家族を誘ってクラフト体験してみたら面白そうですね。
12:30 忍野村で昼食
お昼は忍野村のうどん屋「手打ちうどん いなか」に決定。
この地域はうどんが有名。以前たまたま寄ったこのお店がとても美味しくて、また食べたくなり寄りました。
ほかのお客さんを見てると、地元の方が多い印象。
麺のコシが強くて歯ごたえ十分。
特に鍋焼きうどんがとても美味しい^^
初見の娘は、なんと、かけうどんの麺だけ(汁なし)で食べ続けてました!
忍野村・吉田町に来た時の定番になりそうです。
13:30 忍野八海
昼食が終わって、うどん屋から車で5分ほどの観光名所「忍野八海」に寄りました。
ここの池は富士山の伏流水で透明度が高く、とにかく美しい。
5年ほど前に寄ったときは中国人観光客が多く、というよりほとんど中国人で埋めつくしていたイメージでした。
今回はそれほど多くない印象。コロナの影響でしょうか。
僕は池を見たかった、というより団子が食べたくて寄りました。
本当は五平餅を食べたかったけど、焼きのタイミングが合わず、なくなく普通のお団子を食しました。
娘はお昼寝の時間で、眠くてかなり不機嫌。
妻がおんぶしながらの観光でした。
母子ともにお疲れ様です。
娘の機嫌を直すべく、お土産を買って帰りました。
旅の総評
今回の旅の目的、ブッシュクラフト経験とポータブル電源のお試しは無事終了。
ブッシュクラフトは、今回広葉樹の薪で硬すぎたので、今度は針葉樹で試したいですね。
ポータブル電源は、3人家族の1泊キャンプなら対応できそうなことがわかりました。
今後もいろいろな使い方を試して記事にしていこうと思います。
11月の晩秋キャンプは、3歳の子連れでも、電源付きサイトやポータブル電源を持っていけば対応できる印象。
でも、キャンプ初心者だったり、もう少し寒かったら厳しかったかな?
不測の事態も多いので、やっぱり難易度は高め。この時期のファミリーキャンプは準備や経験を十分に積んでからが良いですね。